最初にご紹介するのは、東伊豆町熱川にある「熱川ほっとぱぁ〜く」です。ここは、伊豆急「伊豆熱川駅」から徒歩で約10分の場所にある足湯の公園。熱川温泉が有名な場所で、江戸城を築いたことで知られる室町時代の武将「大田道灌」が、ケガを癒す猿の湯浴みを見て熱川温泉が発見されたとされる歴史ある温泉地。公園の近くに、その功績を讃えて、太田道灌像が建てられていて、温泉発祥の地で本場の温泉に入ることができます。
驚くことに、公園の中央に大きな温泉櫓が立っていて、櫓のたもとから湧き出たばかりの温泉がドバドバと勢い良く流れ出ていて、まるで川のよう。名前に「流れる温泉」と付くだけあって、とめどなく温泉が流れ、櫓を取り囲むように足湯場が設けられていて、一度に多くの人が足湯できる大きさ。湧き立てで、しかも源泉掛け流しの温泉に入れるなんて贅沢だな〜なんて、感心してしまうほど。
公園は海沿いにあって、海に浮かぶ伊豆七島など絶景を愛でながら入れるのも魅力。足湯の料金は、もちろん無料。こんな足湯に入れるなんて、はっきり言ってお得です!
続いてご紹介するのは、東伊豆町北川にある「北川築城石公園」です。ここは、伊豆急「伊豆北川駅」から徒歩で約10分の場所にある史跡公園。「築城石」と呼ばれる希少な石が見られ、重さ4トンもの大きな石も展示しています。築城石は、江戸城の築城の際や改修工事などに使われる、各地の大名から徳川家康に送られた献上石のこと。
石を目の当たりにすると、歴史の息遣いがリアルに体感することができますよ。展示されている石は、この地方で産出されたもの。町内には、あまりの大きさに村人が泣くほど辛苦して石曳きをしたと言われる「ぼなき石」。長さ3m・高さ1.2mの大角石の「畳石(たたみいし)」と言われるものもあるので、興味のある人は、石巡りをしてみても面白いですね。
変わってこちらは、伊豆急「伊豆大川駅」から車で約5分の場所にある「大川竹ヶ沢公園」です。ここは、自然豊かな山間の向井田川沿いにあり、元県議会議員を務めていた木村家の庭園を、昭和56年に公園として整備した公園。「静岡県みずべ100選」に認定され、山からそのまま水を引き込んだ大きな池が特徴的で、自然風景と一体化した美しい庭園が見られます。
公園と一口で言っても、ここには子供が遊べる遊具などがあるわけではなく庭園。落ち着いた雰囲気・新緑・紅葉・四季の変化といった、環境はばっちり整っていて、庭園の本来の楽しみ方を教えてくれるかのようなところです。とても静かな場所で東伊豆の自然と向き合えるので、じっくりと自然と対話してみては如何でしょうか?
公園までの道は、対向車とすれ違えないくらい道幅が狭いので、車で行く際は十分注意が必要です。毎年6月上旬には、公園で幻想的な蛍の様子が見られる「ほたる観賞の夕べ」のイベントも開催しているので、初夏は特にお勧めの季節です。
こちらは、伊豆急「片瀬白田駅」のすぐ目の前にある「白田川親水公園」です。町を流れる白田川のせせらぎを利用して作られた庭園で、まるで鏡のように水面に映し出された空や雲など美しい景色が見られます。池の周りを歩いて鑑賞する本格的な廻遊(かいゆう)式庭園なので、見る場所によって違った景色が楽しめるのも魅力です。池には、鯉やアヒルがいるので、小さなお子様と一緒に散策されてみても良いですね。
美しい庭園と共に、白田川のせせらぎが聞こえてリラックス効果もあるので、是非愛でてみては如何でしょうか? また、あまり知られていませんが、川沿いには、毎年2月中旬頃の早春から咲く「早咲きの桜」が植えられていて、一足早く春を感じるスポットでもありますよ。
如何でしたか。東伊豆町は温泉地として栄えているので、温泉と併せて訪れると楽しさ倍増です。伊豆急「伊豆稲取駅」前には、日本初!となる築城石の石曳き体験ができる「江戸城築城石ふるさと広場」があるなど、ご紹介した以外にまだまだ、目が離せない面白い公園が盛り沢山あります。
個性豊かな公園巡りで、是非東伊豆を満喫してください。
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(2024/4/26更新)
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