上海の夜景スポットといえば、フランス租界(外灘・バンド)から眺める近未来的な浦東の風景ではないでしょうか?フランス租界とは1849年当時清国内にあった外国人居住地のこと。西洋のモダンな建物が立ち並ぶ外灘の風景は、中国にいることを忘れさせるような、異国情緒溢れるロマンティックな街並みです。
写真は外灘の陳毅広場から黄浦江を挟んで眺めた上海発展の象徴、浦東・陸家嘴(プードン・ルージァーズイ)の夜景です。浦東のタワーのシンボル、丸い球体が印象的な「東方明珠(テレビ塔」や世界第二位の高さを誇る「上海中心大厦(上海タワー)」、88階建ての「金茂大厦」、101階建ての「上海環球金融中心(森ビル)」など林立する超高層ビル群の夜景に圧倒されること間違いなしです!
対岸の“飛ぶ鳥を落とす勢い”の浦東の夜景とは対照的に、今立っている外灘の建物に視線を移すと、また別の違った上海の夜景が目に飛び込んできます。
写真は黄浦江沿いの遊歩道から眺めた、今なお時を刻み続ける時計台が美しい1927年築の「旧江海税関大楼」。この風光明媚な外灘は映画やドラマのロケ地に度々登場する上海でも有数の撮影スポットでもあります。
19世紀末から20世紀初頭に建てられた歴史的建築物が立ち並ぶ旧フランス租界地区は、夜になるとたいへん美しくライトアップされ、古き良き時代の上海を彷彿とさせる郷愁漂う夜景スポットとなっています。
外灘から浦東の近未来的な夜景を堪能した後はもう一つの夜景スポット、黄浦江の対岸の浦東地区から上海の旧の部分、外灘の景色を眺めてみましょう。
黄浦江を渡る手段には地下鉄や渡し船もありますが、歩く距離が少なくほぼDoor to Doorで移動できる観光隧道(トンネル)がお薦めです。観光隧道の利用料金は大人50元(650円)と決して安いものではありませんが、外灘と浦東を一瞬で結び一晩で新旧の夜景を手軽に楽しめるのであれば、移動手段として価値あるものかと思われます。
全自動システムで動くゴンドラの車両はフランス製。近未来的なイルミネーションを眺めながらわずか4分で対岸へ到着してしまいます。
観光隧道のゴンドラを下車したら、次は浦東側から外灘の夜景を眺めてみましょう。浦東側から外難の夜景を眺める方法としては陸家嘴に立ち並ぶビル群の展望台から望むのが一つの方法です。地上300メートルを超えるビルの展望台から見える外灘の夜景は溜息が出るほど美しいでしょう。
また展望台に登らずとも、観光隧道の出口から徒歩ですぐの濱江大道まで歩けば、目の前に浦東の夜景とは明らかに違う落ち着いた雰囲気の外灘の夜景が目に飛び込んできます。浦東の夜景が高層ビル群のエネルギッシュで更に進化し続ける勢いなのに対し、外灘の夜景は建物の高さが低く、どことなく落ち着いたノスタルジックで温かい雰囲気を放っています。
濱江大道から上海の近未来地区、陸家嘴へ足を踏み入れると、辺りは高層ビルに囲まれ、目の前にそびえ立つテレビ塔の「東方明珠」が圧倒的な存在感を示しています。
超高級ホテルや金融関連会社が入る陸家嘴エリアの高層ビル群の進化はまだまだ止まらないようです。
いかがでしたか?「上海の夜景」と言えば外灘から眺める浦東の高層ビル群が有名ですが、黄浦江を渡った対岸から眺める旧フランス租界の夜景も“上海の昔”を彷彿とさせ一見の価値有りです!
黄浦江の両側の夜景は新旧で全く違います。その違いを見るにはそれぞれの岸辺に立って対岸を眺めるのがいちばん。両岸で全然違う今と昔が交差する上海の夜景をぜひ見比べてみませんか?
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(2024/4/23更新)
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