妻沼聖天山だけじゃない!埼玉「熊谷駅周辺」の街歩きスポット5選

妻沼聖天山だけじゃない!埼玉「熊谷駅周辺」の街歩きスポット5選

更新日:2016/12/17 21:08

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
日本有数の暑い街として知られる、埼玉県熊谷市。その熊谷には、国宝指定の「歓喜院聖天堂(妻沼聖天山)」があります。縁結びのパワースポットとして人気の観光地ですが、熊谷駅から10キロほど離れた場所にあり、バスか車でないと行けないんですよね。
今回は、「熊谷駅周辺には観光スポットはないの?」という方のために、駅から徒歩圏内で楽しめる“街歩きスポット”を5つご紹介します。

熊谷うちわ祭りで有名な「愛宕八坂神社」

熊谷うちわ祭りで有名な「愛宕八坂神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

1つ目の街歩きスポットは、“熊谷うちわ祭り”で有名な「愛宕八坂神社」です。熊谷うちわ祭りとは、愛宕八坂神社で毎年7月にとり行われる例大祭のこと。関東一の祇園祭りと称されているうちわ祭りが、こちらの神社で行われているわけですね。

そんな愛宕八坂神社の創建は文禄年間(1592〜1596年)。京都の「八坂神社」を勧請し、当地にもともと鎮座していた「愛宕神社」に合祀されたことが始まりとされています。

熊谷うちわ祭りで有名な「愛宕八坂神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

ご祭神は八坂神社のご祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)、愛宕神社のご祭神・火之迦具土神(かぐつちのかみ)の2柱となり、そのご利益は縁結び、家内安全、厄除け、除災招福、防火・防災などです。

熊谷うちわ祭りで有名な「愛宕八坂神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

決して大きなお社とは言えませんが、境内には熊谷鳶組合の纏(まとい/江戸時代に町火消の各組が用いた旗印の一種のこと)が刻まれた石碑、熊谷祇園会の石碑などがあり、実に興味深い神社です。

JR高崎線・秩父鉄道「熊谷駅」から徒歩14分、秩父鉄道「上熊谷駅」からほど近い場所にあります。熊谷駅から神社までは平坦な道のりですので、それほど苦にならず歩けるでしょう。

初代の埼玉県議会議長の別邸だった!名勝「星渓園」

初代の埼玉県議会議長の別邸だった!名勝「星渓園」

写真:大宮 つる

地図を見る

2つ目の街歩きスポットは、熊谷市指定文化財の名勝「星渓園(せいけいえん)」。こちらの庭園は初代の埼玉県議会議長であり、熊谷県(現在の埼玉県の大半、群馬県のほぼ全域)誕生に尽力した、竹井澹如(たけいたんじょ)翁の元別邸となります。

初代の埼玉県議会議長の別邸だった!名勝「星渓園」

写真:大宮 つる

地図を見る

数寄屋風の趣きのある建物が3棟のほか、池亭(ちてい/池のほとりに建ててある小屋風の建物)と回遊式庭園があります。庭園にある池は“玉の池”といい、市街地の中央を流れる“星川”の源となった池です。
昭憲皇太后や秩父宮、大隈重信、徳富蘇峰などの著名人が数多く訪れた場所ですので、そんな歴史に思いを馳せながら、散策してみては?

初代の埼玉県議会議長の別邸だった!名勝「星渓園」

写真:大宮 つる

地図を見る

「愛宕八坂神社」から「星渓園」までは、徒歩2分の距離です。夏季に「あついぞ!熊谷」の温度計設置で有名なデパート「八木橋百貨店」も近いので、立ち寄ってみるのもいいですね。

礼拝堂と門が国指定の登録有形文化財!「熊谷聖パウロ教会」

礼拝堂と門が国指定の登録有形文化財!「熊谷聖パウロ教会」

写真:大宮 つる

地図を見る

3つ目の街歩きスポットは、「星渓園」から徒歩6分の距離にある「熊谷聖パウロ教会」です。英国(イングランド)国教会を母体として広められた日本聖公会の教会ですが、こちらの建物はなんと、礼拝堂と門が国指定の登録有形文化財!

礼拝堂は1919(大正8)年にアメリカ人のW.ウィルソン設計監督によって建設されたもの。総レンガ造りで、鐘楼があること、鐘楼の下が玄関ポーチになっていることが特徴です。門については、礼拝堂の玄関ポーチに対応した位置にあり、門柱もレンガ造りとなっています。礼拝堂と合わせたレンガの積み方になっているのが特徴とか。

1923年の関東大震災、1945年の熊谷空襲の戦禍を免れ、当時のまま現存している貴重な文化遺産です。じっくり眺めてみましょう。

日本一長いおみくじがある!「高城神社」

日本一長いおみくじがある!「高城神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

4つ目の街歩きスポットは「熊谷聖パウロ教会」から徒歩5分で行ける、熊谷総鎮守「高城(たかぎ)神社」。創建は奈良時代以前と伝えられており、1300年以上の歴史を有する古社です。

現在の拝殿・ご本殿・手水舎は江戸時代(1671年)に再建されたものとなり、上記の「熊谷聖パウロ教会」同様、1945年の熊谷空襲の戦禍を免れたそうです。再建当時の姿を眺め見られるのは嬉しいですね。

お祀りされている神様は、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)です。あまり聞き慣れない神様の名前かと思いますが、一説では、天照大神とともに天上界を主導する尊い神様とされています。そのご利益は、縁結び、家庭円満、諸願成就、開運招福、厄除け、商売繁盛など。

日本一長いおみくじがある!「高城神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

高城神社には“日本一長いおみくじ”があります。

日本一長いおみくじがある!「高城神社」

写真:大宮 つる

地図を見る

願いを結ぶ“むすび玉”といったものもあります。より篤くご利益を頂きたい方は、祈願してみてはいかがでしょうか。

熊谷のソウルフードが食べられる!「小山食堂」

熊谷のソウルフードが食べられる!「小山食堂」

写真:大宮 つる

地図を見る

5つ目の街歩きスポットは、「高城神社」から徒歩5分の距離、星川沿いにある飲食店「小山食堂」です。

地元に根付く昔ながらのお店ですが、こちらでのオススメは何と言っても、熊谷のソウルフード“ふらい焼き”! ふらい焼きとは、お好み焼きのようでありながら、チヂミのようなモチモチ感を兼ね備えているハイブリッドな食べ物です。二つ折りにされた間には、キャベツや豚肉などの具材が入っています。

写真は「ふらい焼き(並)」。400円(2016年9月現在)といったリーズナブルな価格で頂けるのも嬉しいポイントです。ふらい焼きのほか、ニラ玉ふらい、キムチふらい、海老入りふらい、おかかマヨふらい、ふらい焼きそばなどといった変わり種もあります。

熊谷のソウルフードが食べられる!「小山食堂」

写真:大宮 つる

地図を見る

なお、夏季には熊谷の名物・かき氷“雪くま”の提供もあります。

熊谷の街を歩いて、パワーチャージ!

以上、熊谷駅周辺の街歩きスポットを5つご紹介しました。熊谷の歴史が感じられるスポットや、運気UPに効果的なパワースポットが徒歩圏内に集約されているため、大変散策しやすい街となっています。熊谷の街を歩いて、パワーチャージしてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/10 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -