アンダルシアの国際リゾート都市、マラガで食い倒れ!!

アンダルシアの国際リゾート都市、マラガで食い倒れ!!

更新日:2016/09/13 15:26

スペイン南部アンダルシア地方。南側を地中海の長い海岸が続き、沢山のビーチや小さな白い村がいっぱいあることで有名です。海岸線はそれぞれの県によって名前が違い、最も有名なのがマラガ県の「コスタ・デル・ソル」。日本ではあまり知られていませんが、マラガはアンダルシアナンバーワンの国際都市。その年中穏やかな気候風土に魅かれ、ヨーロッパから多くの人が訪れます。今回はマラガおススメのグルメスポットを紹介します。

メルカド・アタラサナス市場の新鮮な魚介を食す!

メルカド・アタラサナス市場の新鮮な魚介を食す!
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メルカド・アタラサナスはマラガで最も大きな市場。
片一方の入り口がステンドガラス張り、もう一方の入り口はアラブ時代の門になっているこの市場では、新鮮な魚介類をはじめ、野菜やフルーツ、肉類などの食品を扱うお店がひしめき合っています。
この市場ではさらに、多くのバルが入り口付近に有り、市場の新鮮な商品を使ったお料理が楽しめるのが嬉しいポイントです。

キッチン付のホテルに泊まっているなら、何かを少し買ってホテルで食べるのもいいでしょう。市場は基本量り売りなので、少量でも購入できます。
買い物は無理だな、ということでしたら、ぜひバルで1杯やりながらマラガならではの新鮮な魚介やイカや魚の丸焼きなどを試してみてくださいね。
小さなイカや蛸のから揚げもおすすめです。
貝類などは1個いくら、と値段は安くはありませんが、その新鮮さに納得できるはず。

バルでの飲み物は基本的にはビールやレフレスコと呼ばれる炭酸飲料全般のほかにセルベサ・コン・リモンというビールのレモン炭酸飲料割りやティント・デ・ベラノという赤ワインを炭酸飲料で割ったものなどもあり、アルコールがあまり強くない人におススメです。炭酸飲料の量は言えば調節してくれますので、気軽に頼みましょう。
「ムーチョ=たっぷり」、「ポコ=少し」という言葉はバルなどでは便利なので、覚えておくと役に立つかも。
あと、マラガならではの甘〜いビノ・マラガ(マラガ・ワイン)なんかもいいですね。

バルは立ち食いの店が多いですが、立ち食いが嫌ならゆっくり食べられるテラス席のあるバルもありますよ(アラブ時代の門のある側)。

市場は通常スペインでは午前中にあたる14時まで。バルも15時から16時の間には閉まりますのでご注意を。

旅のお供、ナッツ類やドライフルーツを購入!

旅のお供、ナッツ類やドライフルーツを購入!
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メルカド・アタラサナスまで来たら、ほんの少し足を伸ばしてスパイスやお茶、ハーブ、ナッツ類などの専門店に足を伸ばしてみましょう。お店の名前は「ラ・ティエンダ・デ・ラス・エスペシアス ラ・ブティック・デル・テ」。

このお店は基本量り売り。店はそんなに大きくないのですが、所狭しとスパイスやハーブ、ナッツ類、ドライフルーツ、そして奥にはお茶の缶がズラリと並んでいます。

旅のお供にピスタチオやスペイン名物ヒマワリの種(ピパス)いかがでしょうか?
スペイン人は本当にピパスが好き。ちょっと休憩するときに、ベンチに腰掛けてスペイン人のようにピパスをポリポリかじってみるのも、スペインぽくていいですね。
現地ならではの楽しみ方です。

また、私たち日本人は本当にお茶が好きですよね。
日本では手に入りにくいお茶をご自身やお茶好きの方へのお土産にいかがでしょうか。
日本ではあまり馴染みのない、テテリアでよく飲まれるモロッコ風ミントティー(テ・モルノとかトゥアレグ・モルノとか言います)や、パキスタニというチャイに似たお茶、日本では高い白茶の香りつきなど、専門店だからおいしいのに安いのでおススメですよ。

「ラ・テテリア」でおやつタイム

「ラ・テテリア」でおやつタイム
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スペインの食事時間は日本よりも遅め。昼ご飯が通常14時から16時くらいなので、おやつタイムも必然的に18時くらいになってしまいます。

マラガのカテドラルとピカソ・ミュージアムの中間辺りに位置する喫茶店「ラ・テテリア」。細いサン・アグスティン通りをはさんで路面に小さなテーブルがいっぱい並べられています。かなり街の中心部にあたりますので、観光に少し疲れたときに一休みするのにもピッタリです。

いつも大勢の人で賑わっているこのラ・テテリア、店内に入ればショーケースに並べられた多数のケーキ類や、アラビック・スイーツ、そしてその後ろに並んだ沢山のお茶の缶やぶらさがったポット類に目が釘付けになるでしょう。お茶のメニューも豊富です。

通常テテリアと言えばアラビックティーハウスを指しますが、ここではスタイルにはとらわれずに、思いのまま好きなお茶とお菓子を楽しみましょう。
紅茶なら普通のポット、アラブ風のミントティーなどだとアラブ風の銀色のポットでお茶がでてきます。ケーキ類はかなり大きめですが、アラブスイーツはお決まりの小粒なサイズです。
ここで飲んだお茶が気に入れば、購入することもできますよ。

2016年8月末からは、朝ごはんも始めています。
ピカソミュージアムに行く前の腹ごしらえにもいいですね。

ビーチで鰯の串焼きを!

ビーチで鰯の串焼きを!
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スペインの晩ご飯はかなり遅め。夕日が沈む頃からみんな晩ご飯に出てきます。

マラガ中心部から港の東側(市中心と反対側)に進むとマラゲタ・ビーチに出ます。ビーチ周辺には、海辺のレストランがいっぱい。

海岸沿いを散歩しながら晩ご飯を食べる場所を探すと、多くのレストランのすぐ横にボートが空中に浮かんでるのに気付くはず。中には灰がいっぱい詰まっていて、そのボートの中で専任のおじさんが鰯の串焼きを大量に焼いています。

「エスペト」というのがその串焼きの呼び名ですが、エスペトを注文するとウェイターが大声で鰯を焼いているおじさんに注文を出すのに気付くでしょう。

マラガでは魚介が本当におススメですが、中でもシンプルに焼いただけの鰯は最高です。焼きたて熱々のエスペトにレモン汁をさっとかけて熱い内にいただきましょう。

世界のビールを楽しむ!

世界のビールを楽しむ!
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晩ご飯を食べた後にちょっとビールが飲みたいなと思えば、ピカソの生家があるメルセ広場の前の世界のビールが楽しめる「セルベセリア・アルテ&サナ・クラフト・ビール・カフェ」がおススメ。

店内に所狭しと置かれた瓶入りビールの他に、10種類くらいのバリルという樽から入れるタイプもあります。見事なまでにそれぞれの味が違いますので、ビール好きなら飲み比べが楽しいでしょう。

またアルコールが苦手な人には、さくらんぼや森のフルーツの果汁が20%ほど入ったアルコール度数のかなり少ないものもありますよ。ジュースとまではいきませんが、とてもおいしいのでアルコールがちょっと苦手な人もよければぜひ試してくださいね。

世界のいろんなビールの瓶のラベルデザインを見るのも楽しいですよ。

その他のグルメスポット

マラガは海のすぐそばの大きな港町ですので、今回紹介した場所の他に港に行ってみる、というのも手です。

2015年にオープンしたばかりの、カラフルな透明ルービックキューブのようなポンピドゥー・センター・マラガから階段を下りたところに、「ムエジェ・ウノ」というおしゃれなお店や飲食店が港の反対側までずらっと並ぶ界隈があります。市に近い側はショッピングを楽しめるお店、奥側には飲食店がズラッと並んでいます。

ムエジェ・ウノのすぐ前の港にはヨットやボートがずらっと停泊し、夕日が沈む時間はとてもロマンチック。ここでロマンチックに食事をするのもいいですね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/31−2016/09/02 訪問

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