一度は歩いてみたい歴史の道・「萩往還」!お勧めの「石畳スポット」

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一度は歩いてみたい歴史の道・「萩往還」!お勧めの「石畳スポット」

一度は歩いてみたい歴史の道・「萩往還」!お勧めの「石畳スポット」

更新日:2013/11/19 16:41

Shinkurouのプロフィール写真 Shinkurou

城下町・萩と三田尻(みたじり)(瀬戸内の港)を結ぶ約57kmの「萩往還」は、藩主の参勤交代だけでなく、幕末には維新の志士も往来した歴史街道。この往還道の萩と山口の間に、往時の雰囲気を色濃く残す石畳が点在しているのをご存じでしょうか?国史跡に指定され、観光客・ウォーキング愛好家に「一度は歩いてみたい道」として選ばれる「石畳の道」。その中でも特にお勧めの人気スポットをご紹介します。

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萩往還のスタートは萩城から

萩往還のスタートは萩城から

写真:Shinkurou

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まず、萩往還の始点である萩城のご紹介です。

国指定史跡の萩城跡は、関ケ原合戦の敗戦後、毛利輝元が築城した城。そしてその後約260年間の長きにわたり、山陰のこの地から徳川時代をひっそりと見つめてきた城でもあります。

しかし明治7年、尊王攘夷の中心となった萩藩は、他の藩に先駆けて自らの城・萩城を解体しました。その廃城後も残されたままの石垣は、激動の時代から新しい時代への変革を教えてくれる、とても興味深い遺跡だと感じさせてくれます。

しかも現存する石垣はとても400年前に積まれたとは思えないほど良い状態で保存されています。是非堀の外側から全景をご覧ください。特別の存在感がありますよ。

また城址内にはかっての藩主の茶室が移築されています。本丸御殿の庭石、池、築山がそのまま使用された趣のある茶室で、幕末には国事を話し合った秘密の場所として有名な建物です。



萩城跡指月公園
  
  利用時間:4月〜10月 8:00〜18:30
       11月〜2月 8:00〜16:30
       3月     8:00〜18:00
  年中無休
  料金:210円(旧厚狭毛利家萩屋敷長屋と共通)

ここはペット同伴可ですので、一緒にゆっくりと散策が出来ます。

それでは萩城を出て萩往還を通って山口を目指しましょう。

立ち寄って頂きたい「松陰記念館」

立ち寄って頂きたい「松陰記念館」

写真:Shinkurou

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石畳を愉しむ前に、立ち寄って頂きたいのは道の駅「萩往還」。ここに併設されている「松陰記念館」には萩往還に関する資料が揃っていますので、資料・マップ等を入手されると便利です。

また館内には、明治維新の原動力となった高杉晋作・伊藤博文などの人材を育て上げた吉田松陰の資料もたくさん展示されています。

松陰ゆかりの「松下村塾(しょうかそんじゅく)」(現物は松陰神社の境内にあります)もマネキンを使って再現され、分かりやすく説明されていますので、幕末の萩城と維新の志士にとっての萩往還を知って頂くのにはうってつけの場所。

そして会館の前には志士たちの像が建てられています。写真では、未来を指さす吉田松陰、そして左右に立つのが彼の弟子である高杉晋作・久坂玄随(くさかげんずい)です。像の前に建つと、彼らの新しい世の中への希望が目に浮かび、夢を胸に歩いたであろう同じ道をますます歩いてみたくなりました。


それでは彼らを追いかけ萩往還をたどりましょう。

★じっくりウォーキングを愉しもうと思われる方に

★じっくりウォーキングを愉しもうと思われる方に

提供元:萩市観光ポータルサイト

http://hagi-kankou.com/地図を見る

萩から山口市までの間には、普通の山道や村中の道もありますが、所々に、国史跡に指定されている石畳の道が数カ所あります。その中で今回ご紹介するのは、往時の雰囲気が特に色濃く残る人気スポットである次の2カ所です。

先の道の駅から国境の碑の間にある「一升谷の石畳」と国境の碑と山口の間にある「四十二の曲り」。どちらも美しい石畳の道ですが、所要時間等が違ってきますので、それぞれの行き方と楽しみ方をご紹介しますね。


★たっぷりと時間をかけて石畳を愉しもうかと思われる方にお勧めしたいのが、道の駅「萩往還」と「国境の碑」の間にある、国史跡の「一升谷の石畳」。国道262号から大きく外れるため、特に往時の雰囲気が色濃く残っている歴史街道です。

先の道の駅から4キロほどで「一升谷の石畳」へ。そして途中には倅坂(かせがさか)駕籠建場(殿様が小休止するために設けられた施設)・乳母の茶屋(休憩所)・分かれ道の石碑・宿駅の町並みなどの見どころがたっぷり。

この石畳は「一升の炒り豆を食べながら歩くと、坂を登りきるまでにちょうど食べつくしてしまう」ことから名付けられました。その名の通り急な坂道が続きます。

山道の崩れを防止する為の石畳ですが、江戸初期によくこれだけの石を敷きつめたと感心するほど素晴らしい石畳の道が続きます。そして400年以上もの間崩れる事無く現存していることに本当に驚きです。

木洩れ日を浴びながら石畳を歩いていると、冬の厳しい山陰地方へと藩替えをした毛利氏・激動の時代を駆け抜けた志士たちへの思いが心に浮かび、当時の旅をしのぶ素晴らしいウォーキングになりました。

それでは、もう少し手軽に石畳を愉しめるスポットをご紹介します。

★石畳の雰囲気だけでも愉しみたいと思われる方に

★石畳の雰囲気だけでも愉しみたいと思われる方に

写真:Shinkurou

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最後にもう一つのお勧めスポットは、国境の碑を超えた山口市側にある「四十二の曲がり」。こちらは県道から入って、すぐの場所にありますので、比較的気軽に石畳を楽しむ事が出来ます。

国境の碑を超え県道62号線を車で約2〜3分程山口方面へ進むと「六軒茶屋跡」との掲示があり、その前に車5台ほどの駐車スペースがあります。そこから少し山道に入ると石畳の道へ。

昔ここには六軒の農家があり、軒先を茶屋にして旅人をもてなしたそうです。その茶屋跡に休憩所のような建物が再現されています。そしてここから少し山に入っても石畳ポイントですが、いったん車を停められた場所にもどりそこから坂を少し下りると「四十二の曲がり」と言われる国指定史跡の素晴らしい石畳が続きます。

この石畳は急勾配で、特に一ノ坂は曲り山道が多く「降りて下され旦那様」と駕籠かきに唄われたほどの難所。参勤交代の大変さが偲(しの)ばれますね。



また先にご紹介した道の駅の駐車場すぐ裏手に「萩往還」の看板が立っていますので、そこから入られても歴史道を歩くことが出来ます。こちらも距離は短いですが、国指定の史跡になっています。

どちらも徒歩10分程で気軽に石畳を愉しむ事が出来ますが、やはり山道なので足元はしっかりと準備されたほうが良いでしょう。特に雨に濡れた石は滑りやすいですから。また萩往還が県道によって寸断されている場所ですので横断にはご注意くださいね。

この周辺はよく整備されていますので、ペットと一緒に歩かれても楽しめます。

まとめ

毛利氏の参勤交代により開かれた「萩往還」は萩城と瀬戸内を結ぶ大切な道。そして幕末には維新の志士たちが未来を夢見て駆け抜けた道でもあります。その往時のままの雰囲気を色濃く残す、苔むした石畳。この国指定史跡を歩こうと、多くの観光客やウォーキング愛好家たちが訪れます。じっくりと歩いて愉しまれる方、また少し雰囲気を愉しもうと思われる方、どちらの旅人にも必ず満足していただける、往時の雰囲気を味わえる「萩往還」への旅はいかがでしょうか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/30 訪問

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