写真:八岳木 流泉
地図を見るゴールデンゲートブリッジは、サンフランシスコのダウンタウンから少し離れた場所にあります。タクシーを使って行くケースが多いのですが、せっかくなのでサンフランシスコ名物、Cable car(ケーブルカー)に乗りましょう。ケーブルカーを終点まで乗り、そこからゴールデンゲートブリッジまでは、路線バスで繋がっています。
ケーブルカーは、ダウンタウンにあるPowell駅を始発とするPowell-Hyde(パウエル-ハイド)線と、Powell-Mason(パウエル-メイソン)線。そしてCalifornia(カリフォルニア)線の三路線があります。一回乗車は$5。早朝から運行しています。ゴールデンゲートブリッジへ行くためには、Powell-Hyde線に乗り、約20分。終点のHyde駅で降ります。
とにかくケーブルカーは高い人気で、常に乗車待ちの列ができています。それでも、グリップ一本を操りグイグイ登るケーブルカー。この名物に乗るためならば、少しの列も我慢できますね。
写真:八岳木 流泉
地図を見るケーブルカーの終点、Hyde駅から5分ほど歩き、Daly City BARTというバスに乗ります。バス停の名前はVan Ness Ave&North Point stです。バスは28番。そこから10分ほど乗り、Golden Gate Bridge/parking lot停留所で降ります。乗車賃は$2.25です。
現地の路線バスに乗るとなると迷ってしまいそうでためらいがちですが、ゴールデンゲートブリッジに関してはその心配は無用です。乗客のほとんどはこの停留所で降りますので、皆と一緒に降りましょう。バス停から数歩の場所には、Golden Gate Bridge Welcome Centerがあります。ここには土産店が入るほか、絶好の撮影スポットが存在していますので、ぜひ立ち寄っておきたいところです。
写真:八岳木 流泉
地図を見るいよいよゴールデンゲートブリッジへ迫ります。ゴールデンなのに金色じゃないの?と思われますがゴールデンゲートの名前は下に流れる海峡によるもの。ゴールデンゲート海峡に架かることから、この名前なのです。ちなみに、橋の色は朱色です。これは"霧の街"サンフランシスコにあって、橋の存在を目立たせるため。船や車、飛行機などが危ないですからね。
車線は実に6車線。制限速度は45マイル、約70キロといったところです。この橋には、歩道があります。ウォーキングやランニングの人が多く、誰でも自由に歩くことができます。ただ多くの観光客は、橋の写真を撮っただけで帰ってしまうため、あまり歩いていません。歩いた先の景色が良いことは広く知られていないのですね。
写真:八岳木 流泉
地図を見るゴールデンゲートブリッジは、1937年に完成したものです。全長2.7キロメートル、海面までは220メートルもあるのです。サンフランシスコのダウンタウンと、ウェルドやミルバレーなど、少しマイナーな街とを結んでいます。ダウンタウンへ向かう道のみ、$6の通行料金が発生するユニークな仕組みです。
橋の中腹まで来ると、監獄島で知られるアルカトラズ島が見えてきます。そこから目線を下げて海面を見れば、さすがに尻込みする高さ。海から橋を眺めるクルーズもありますが、やはりここでは自ら歩いておきたいですね。
写真:八岳木 流泉
地図を見る橋の中腹で足を止め、グルリと足先を回れ右してみてください。向こうに見えてくるのが、サンフランシスコのダウンタウンです。上から眺めるような絶景ではないけれど、この形で一望できるのは、ゴールデンゲートブリッジからに限ります。
霧の街らしく霧で包まれ、逆光が手伝い水墨画のようになっています。この景色は実に秀逸、いつまで見ていても飽きません。なお、ダウンタウンへの復路は、往路と同様、バスとケーブルカーで行くか、タクシーとなります。タクシーはGolden Gate Bridge Welcome Center付近に停まっており、概ね15分でダウンタウンに帰ることができます。
綺麗に霧がかかったサンフランシスコのダウンタウン。有名な観光スポットも良いですが、知られざる景観ポイントは旅の大きな魅力ですね。タクシーやレンタカーで橋を通っても、クルーズで見上げても。ヘリコプターで見下ろしても、得られないこの景色。ゴールデンゲートブリッジを歩いた人のみが楽しめる、それはまさに特権です。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -