提供元:新江ノ島水族館
地図を見るクラゲを見たい、という明確な目的を持った方におすすめなのが、クラゲの展示に力を入れている新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)です。
クラゲファンタジーホールと名のついたエリアには、常時約14種類のクラゲがいます。クラゲの体内をイメージさせる半ドーム式の空間に入ると、まるで深海を漂っているかのような心地よさ。壁面には大小13の水槽、そしてホール中央には球型水槽「クラゲプラネット〜海月の惑星〜」が配置されています。
以下、初めてこのホールを訪れる方のために、個人的におすすめのクラゲを3種類ご紹介します。
みなさんがクラゲと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、この姿ではないでしょうか。美しい傘を開いてふわふわと漂う、ミズクラゲです。
水槽の底まで落ちては、上のほうに上がっていきます。そしてまた下に落ちていきます。永遠に繰り返されるのではないかというような、美しい流れ。青い群舞を見ているようです。
水槽の前で、クラゲの動きに呼吸を合わせるようにしながら見ていると、体から余計な力が抜けていくのが分かります。交感神経の働きが抑えられ、副交感神経が優位になった状態です。
――ありのままに、自分らしく。頑張りすぎなくても、いいんじゃない?
クラゲが自由自在に泳ぐ様子を見ていると、そんな基本的なことに気付かされます。
こちらはその名のとおり、赤みがかった色をしたクラゲです。このクラゲの特徴は、美しくたなびく触手。数十本の細い触手が、水槽内をひらひらと舞います。まるで、新体操選手が操るリボンのようです。
クラゲの動きに合わせて、触手の動きがゆっくりになったり、速くなったり。綺麗に伸び切るときもあれば、触手同士が糸くずのようにからまりそうになるときもあります。
一番美しいのは、クラゲが早めのスピードで水槽内を移動して、触手の一本一本が綺麗に水槽内に散ったとき。ため息が出る瞬間です。
ぜひご覧いただきたいクラゲがこれ。手のひらサイズの小さいクラゲなのですが、傘の部分が何だかある食べ物に似ていませんか?
――そうです。目玉焼きに似ているんです。きれいな白身と黄身!
実はこのクラゲ、英名をFried Egg Jellyfishと言います。訳すと「目玉焼きクラゲ」。ストレートすぎる命名に、くすっと笑ってしまいます。このクラゲはアカクラゲの右隣の水槽にいますので、お見逃しなく。
クラゲを見て癒された後は、せっかくなのでクラゲにちなんだスイーツをいただきましょう。水族館2Fにある売店「サニー・サンズ」では、クラゲをモチーフにしたスイーツが販売されています。
写真は、「クラゲファンタジーソーダ」(350円)と、「くらげまん(300円)」です。クラゲファンタジーソーダ(写真左)は、海の色をしたソーダの中に、ぷちぷちとしたカラフルなゼリーが入っています。ストローで混ぜるとふわふわ浮いて、カップの中が小さな水槽みたいになります!
そしてクラゲまん(写真右)は、クラゲの焼き印が押されたふわっとした皮の中に、たっぷりあんが詰まった本格的な肉まんです。あんはクラゲ入りで触感が楽しく、食べ応えがあります。
ほかにも、クラゲの形をした「ふんわりクラゲプチケーキ」(400円)や「ぷるぷるブルージェリー」(400円)なども食べられます。目の前に広がる空と海を眺めながら、テラスでゆっくり休憩してはいかがでしょう。
新江ノ島水族館は、最高のロケーションにあります。何と、目の前が湘南の海! 水族館を出たあとは、夕日がきらめく本物のビーチをお散歩できます。
江の島から横浜までは約40分、江の島から鎌倉までは約25分とアクセスが良いので、横浜・鎌倉旅行のスケジュールに、水族館でのクラゲ鑑賞を加えるのもおすすめです。
新江ノ島水族館のクラゲファンタジーホールで、極上の癒しの時間を作ってみませんか。水槽の中でゆるゆると舞うクラゲたちを見ていると、心がほどけていきますよ。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索