多数ある茨城県の紅葉スポットの中では、ここは王道と言えるでしょう。
高さ120m、幅73mの大きさを誇り、日本三名瀑の1つに名を連ねる大迫力の「袋田の滝」は、都内から車で2時間半程の、久慈郡大子町にあります。
紅葉時期のみならず、オールシーズン人気が高いスポット故、大勢の観光客で混雑する事もしばしば。しかし、混雑で大変な思いをするだけの価値はあり。
真正面から滝の全景を観賞するための観瀑台は2段に分かれていて、滝の下部を、水しぶきがかかる程間近に見る事が出来る第1観瀑台と、そこからエレベーターで上がって、滝の全貌を観る事が出来る第2観瀑台があります。
紅葉とのコラボレーションが見たければ、断然第2観瀑台。白い瀑布とイタヤカエデやヤマボウシなどとのコントラストが幻想的で、観る者に感動と癒しを与えてくれます。
例年11月から2月の間の金・土・日・祝日には、ライトアップも行われ、上手く時期を合わせると、白い瀑布と紅葉、ライトアップのトリプルを楽しむ事が可能。
紅葉の見頃→11月上旬〜11月中旬
利用時間→8:00〜18:00 (11〜4月は9:00〜17:00)
利用料→大人300円 子供150円
袋田の滝から40分ほど南下してきた常陸太田市にある「竜神大吊橋」は、V字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた、竜神ダムの上にかけられています。
橋の長さは375メートル。2015年に静岡県の三島スカイウォークにその記録を譲り渡してしまいましたが、国内最大級の長さを誇り、ダム湖面からの高さは100メートル。大自然の空間を舞い上がる竜を思わせる姿からその名前が付き、橋の両側にある壁面には竜の絵が描かれています。
湖の周囲に広がる原生林が、見事な錦色に染まる秋は、眼下に広がる風景を楽しみながら、橋をのんびり散歩。時間にしてそんなにかかる訳では無いですが、暫し、紅葉の中を空中遊泳している気分が味わえます。
その空中遊泳を更にリアルに味わいたいのなら、バンジージャンプに挑戦してみては如何でしょう。橋の中間あたりにジャンプ台が設けられていますので、事前予約でチャレンジを!
紅葉の見頃→11月中旬〜11月下旬
利用時間→8:30〜17:00
通行料→大人310円 子供210円
袋田の滝より東側に位置する高萩市にある「花貫渓谷」。
花貫川に沿って広がるこの渓谷は、花貫ダムから津智岳橋、鳥曽根にかけて美しい景勝地が続いています。特に渓谷に架かる長さ約60mの吊り橋・汐見滝橋からの眺めが最高。左右からせり出した木々の枝で、紅葉のトンネルができます。
更に渓谷沿いに歩けば、川のせせらぎを聞きながら、辺り一面に彩られた木々たちを愛でる事が出来ます。
こちらも人気の紅葉スポットなので、特に汐見滝橋付近は混雑します。早い時間の見学が望ましいでしょう。
紅葉の見頃→11月中旬〜11月下旬
ひたちなか市にあるお馴染の「国営ひたち海浜公園」。
その名を有名にした、みはらしの丘に咲く、春のネモフィラと秋のコキア。特に秋のコキアは、初めから赤い色をしている訳では無く、夏に植えられた時はまだ青々としています。9月下旬から10月上旬頃にかけて、その緑色から少しずつ紅葉し始め、鮮やかな赤に変わるのです。この変化が何とも面白い。
青空と赤いコキア、そして傍に咲く可憐なコスモスの花。こんなに心惹かれる風景は他では類を見ないのですが、見所はまだまだ。
同時期には、キバナコスモスやはまぎくなどの花の群生も見る事が出来、園内はとても華やかになります。
園内を隅々まで見ようとすると、かなりの時間がかかってしまうので、レンタサイクルを借りるのも良いでしょう。
紅葉の見頃→10月上旬〜10月中旬
入園料→大人410円 シニア210円 子供80円
実は袋田の滝・竜神峡・花貫渓谷は、奥久慈の三大紅葉スポットと言われています。その為、秋の紅葉シーズンにあわせ、最寄りのJR駅からこの3ヵ所を巡る周遊バスも運行されています。(なんとお弁当付き!)
ひたち海浜公園へは、JR勝田駅から路線バスが出ているのに加え、東京駅から高速バスも出ています。
バスツアーも各社色々と出ているので、効率よく回りたいと思う人は、それを利用するのも手ですね。
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