写真:八岳木 流泉
地図を見る大都市サンフランシスコは、道路交通網の発達した場所です。空港へつながる電車のBART(バート)をはじめ、シリコンバレー方面へ向かうCALTRAIN(カルトレイン)。有名なCABLE CAR(ケーブルカー)に、MUNI BUS(ミュニバス)とMUNI METRO(ミュニメトロ)が走っています。そして忘れてはならないのは、アルカトラズ島へ向かうフェリーです。フェリー乗り場は海沿いのPier33にあります。ダウンタウンからは、MUNI METROに乗って向かうのが最短距離。ダウンタウンのMarket st駅から、「F」と書いてあるMETROに乗って、約15分。The Embarcadero&Bay駅で降りて、徒歩約3分です。
METROの運賃は$2.25。また、ダウンタウンからタクシーで行く場合は、「Pier33」と告げればわかります。タクシーだと約10分で到着します。
写真:八岳木 流泉
地図を見るアルカトラズ島へのフェリーは、Alcatraz Cruises,LLC社が運航しています。乗船券は、事前にネット予約しておくとスムーズです。もちろん、当日売り場で購入することもできますが、列に並ぶことは覚悟しておく必要があります。アルカトラズへの上陸ツアーは、早朝ツアーや深夜ツアーなど複数あり、季節によって変動しますが、発船は朝8:45から、夜6:30ぐらいまでです。また、料金も季節ごとに変わります。
最安は早朝ツアーでおおむね$35から。ガイドが個別に付くと$85を超えます。ただ、大半の人は早朝ツアーで行きますね。乗船時間は約10分。ダウンタウンを後ろに見ながら、のんびりと進んでいきます。
写真:八岳木 流泉
地図を見る"監獄島"とも呼ばれるアルカトラズ島ですが、今では貴重な観光地。海から見ても、風化や劣化はあまり見られず、綺麗に保全されています。アルカトラズ島に上陸せず、周遊するクルーズもあるようですが、サンフランシスコに来たからには、やはり上陸したいですね。グルリと島を眺めながら、停船するドックに船は進みます。
船を降りたあとは、順路に従いAudio guide(オーディオガイド)を受け取りましょう。イヤホンでガイドを聞きながら、監獄の内部に潜入します。また、アルカトラズ島は海鳥の繁殖地としても知られています。至る所に画になる海鳥がいますので、シャッターチャンスを逃さないように!
写真:八岳木 流泉
地図を見るCellhouse(セルハウス) Audio Tourと呼ばれるこの上陸ツアーは、約50分の行程です。アルカトラズの歴史から、監獄の様子。グラウンドにおける運動の光景など、当時の景観を細かくガイドしてくれます。このオーディオガイドは日本語にも対応していますので、英語が苦手でも大丈夫です。圧倒されるのはズラリ並んだ独房のそちら。ひとつひとつ覗いていけば、トイレや備品の机など、かつての息づかいが聞こえてきそうです。
写真:八岳木 流泉
地図を見るアルカトラズは、連邦刑務所などが置かれた監獄ですので、決して明るい雰囲気ではないのですが、その重厚感は際立っています。独房は三階建てで、床から天井までズラリと並んでいます。柵を触ってみても腐食や劣化は見られず、しっかりとした構造になっていたことがわかります。アル・カポネが収容されていたり、三人の脱獄犯が出たりと、興味深い話を以て、オーディオツアーは終わりです。ツアーが終わり次第、停泊しているフェリーに乗ってダウンタウンへ帰ります。
アルカトラズ島とダウンタウンは、相互に肉眼で目視できる距離にあります。近くて遠いを具現化したかのような両者の立ち位置。アルカトラズに収容されていた囚人は、街の夜景にあこがれた。歴史や現実を知ることで、一層サンフランシスコの魅力が増しそうですね。なお、アルカトラズ島には、当地限定のお土産もあります。そちらも要チェックです。
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(2024/4/20更新)
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