ご紹介する「代官屋敷」は、伊豆半島の北部に位置する伊豆の国市韮山にあります。お店は、田方平野の、のどかな田園風景が広がる中にあり、白色と黒色のなまこ壁が美しく、一際目を引く建物。ここで40年以上お店を構える老舗店です。
お店の自慢は、戸隠秘伝の技で打った手打ちそば。そばに富士の名水を練り込むなど、伊豆ならではでこだわりのそばを食べられます。それに加え、地元三島の名物うなぎ、滅多に食べられない希少価値の高い和牛の部位「ザブトン」などが食べられるグルメなお店で、観光旅行のバスツアーに、組み込まれているほどの人気があります。
お店は、歴史を感じる風情ある建物。入口を入ると正面に現れるのは、ご覧の「雛のつるし飾り」です。雛のつるし飾りは、東伊豆町の独特の風習。発祥の地でもある伊豆らしい光景が見られます。。赤色やピンク色など、色とりどりのハギレを使って作られたつるし飾りは、とても綺麗で艶やか! 日本的で趣がある景色の中で食事が食べられるので、海外からのツアー客も大喜び。舌だけでなく、目でも伊豆のよさを楽しませてくれるのも、このお店の人気の理由でしょう。
お店のメニューは、手打ちそばやうどん、黒毛和牛ステーキ重などのご飯もの、海老フライ・刺身・お吸い物・ご飯などがセットになった御膳など、凡そ36種類のメニューが揃っています。中でも、お勧めなのがこちらの「うな重御膳」です。季節によって内容は異なりますが、うな重・うなぎの肝のお吸い物、そば・煮物・香の物、更にデザートが付いたお得な御膳。お店の自慢の手打ちそばと、うなぎが食べられる贅沢な御膳です。
そばは、コシのある独特の歯ごたえ。名水が練り込まれているので、最初は、何も付けずに麺だけを食べるのが更に美味しく食べられるコツ。そばつゆは、熟成されたつゆを使うなど、つゆまでもこだわりが感じられ、つけて食べると、何とも言えない奥深い味わいで喉ごしは最高! 申し出れば、そば湯が頂けます。そばは、高血圧症に効果があるとされる「ルチン」などの栄養を含んでいて、栄養がしみ出したそば湯を飲めば、栄養を余すことなく体に吸収することができるので、これもまたお勧めです。
そして、うなぎ重は蓋を外すと、香ばしく良い香り。うなぎに箸を入れてみると、すっと入るほどの柔らかさ。肉厚でふっくらしていて、一口食べてみると、脂が乗っていてとろけるような食感! 甘辛く、絶妙な味加減のうなぎのタレと、ご飯が絡み合い最高のハーモニーを奏でます。お好みで、粉山椒をかければ、スパイシーでまた変わった美味しさに。きっと、うなぎの旨さは国境を超えるはず! 海外の方にも是非お勧めです。
如何でしたでしょうか? お店で食べられるうなぎは、品不足による価格高騰のため、三島産のうなぎではなく国内産のものを使用する場合があります。ご紹介した食事処「代官屋敷」は、世界遺産で知られる「韮山反射炉」から車で約5分の距離なので、名所と併せて訪れたいお店です。
富士山の名水を使った美味しいそば、うなぎや和牛ステーキなど、美味しいグルメにありつけますよ。
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