ホテルがまるごと観光名所!?仏・ストラスブール「クール ドゥ コルボー」の木組み建築が美しい!

ホテルがまるごと観光名所!?仏・ストラスブール「クール ドゥ コルボー」の木組み建築が美しい!

更新日:2019/03/26 13:57

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ 大人の旅ソムリエ、魅力あるコスパ旅案内人
フランス・ストラスブールを訪れるなら、アルザスの伝統家屋がそのままホテルになった「クール ドゥ コルボー」への滞在がおすすめです。この地方独特の木組みを施した建物は、ガイドブックにおすすめ観光地として紹介されるほど歴史的価値があり、観光客が見物に立ち寄るほどの人気スポット。滞在しながら観光もできてしまうこのホテルで、アルザスの伝統文化に心ゆくまで浸ってみませんか?

ストラスブールでイチオシ!こだわりの高級ホテル

ストラスブールでイチオシ!こだわりの高級ホテル

写真:たぐち ひろみ

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ドイツに近いフランス北東部のアルザス地方。その中心地にして最大の観光都市ストラスブールには、ドイツとフランス、二国の文化がみごとに融合した独特な世界が広がり、各国から訪れる観光客を魅了しています。日本人にも人気の高いこのストラスブール、滞在するホテルにもこの地方らしい味付けを期待したいもの。そんなこだわりのある旅行者におすすめなのが、「ホテル クール ドゥ コルボー」です。

客室数57室、規模で言えば中ぐらい。こだわりブティック系ホテルばかりを集めた「Mギャラリーコレクション・バイ・ソフィテル」に属する4つ星ホテルだけに、宿泊客の大半は欧米やフランスの旅なれた個人客です。団体客を取らないため、ホテル内はとても落ち着いた雰囲気で静か。終日観光で歩き回った体を部屋やラウンジでゆっくり休ませたいと思う方にはまさに理想的です。

16世紀開業の旅籠が、再びホテルに。

16世紀開業の旅籠が、再びホテルに。

写真:たぐち ひろみ

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現在ある「ホテル クール ドゥ コルボー」の開業は2009年とつい最近なのですが、ご覧のとおり建物は相当年代物。大胆な木の骨組み、その間を埋めるわらと泥の漆喰という、アルザス独特の木組み建築はそのままに、内装だけを近代的なホテルに改装しています。実はもともと宿場町の旅籠として建てられた家屋で、その名前「ツムラッペン(クール ドゥ コルボーのドイツ語名)」が歴史上初めて登場したのが1528年。以来、1854年までたゆまず営業を続けてきた伝統ある宿なのです。

最も古い部分で16世紀後半まで遡ることができる建物のうち、特に歴史的価値が高いと言われているのが、当初から客室用として造られたという中庭に面した客室部分(写真)。装飾を施した美しい欄干が特色の建築で、これを見学するため連日観光客が足を運んできます。地元ストラスブール観光局の発行するガイドブックにも、5つしかない「おすすめ見学スポット」の1つとして紹介されているくらいだから、まさに観光名所! 居ながらにして観光も楽しめる、一挙両得のホテルです。

ちなみに、「クール ドゥ コルボー」とは「カラスの中庭」という意味。いかにも旅籠っぽい名前だと思いませんか?

フレンチ・エレガンスを感じさせる客室

フレンチ・エレガンスを感じさせる客室

写真:たぐち ひろみ

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「クール ドゥ コルボー」の客室タイプには、23平米のコンパクトな「クラシック」、32平米の「デラックス」、37平米の「ジュニアスイート」、40平米の「スイート&オーセンティック」の4つがあります。どの部屋もルイ15世スタイルの内装で、淡いパープルを基調とした古典的でなお個性的なテイスト。日本人には真似できない洗練さが感じられて、なるほどフランス!と納得させられます。

写真はその中のひとつ、伝統的な寄木細工の床が特徴の広々したデラックスルーム。同じタイプでも、さらに壁に木組みが施されていたり、テラスがあったり、リビングルームが分かれていたり、屋根裏部屋付きだったりと、部屋によっていろいろバリエーションがあるので、あらかじめホテルに好みの部屋タイプをクエストしておくことをおすすめします。

設備はこのうえなく近代的!

設備はこのうえなく近代的!

写真:たぐち ひろみ

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古色蒼然としたホテルの外観とは対照的に、客室の設備はすべて最新式で快適です。ツインかダブルかを指定できるベッド、バスタブの完備、2つある洗面台、スリッパとバスローブの用意、いつでもつながる無料Wi-Fi、コーヒー&紅茶のセットなど、日本人にはうれしいポイントも山ほどあります。そして、お部屋の備品をぬかりなく再補充してくれる夕刻のターンダウンサービス、どんな質問にも答えてくれるフロント。目立たないけど隙のないサービスを体感できる上質なホテルです。

日程に余裕があるなら、朝食はぜひ1階のレストランで時間をかけて。パン、シリアル、卵料理、ジュースなど、小さめのホテルにしては充実したバリエーションをビュッフェ形式で楽しめます。天気がよければ、中庭のテーブルに陣取って、朝日を浴びながら至福の朝食タイムといきましょう! または、ライトアップされた中庭でアルザスワインを味わう夕べも乙粋です。

これ以上ないくらい、便利なロケーション

これ以上ないくらい、便利なロケーション

写真:たぐち ひろみ

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ストラスブール観光の目玉ノートルダム大聖堂まで5分、木組みの建物群で人気のプティット・フランス、新しくオープンしたショッピングセンター「Rivetoile」までそれぞれ10分、アルザス博物館や遊覧船乗り場にいたっては目と鼻の先。主なスポットがすべて徒歩圏内にある便利さも、このホテルの大きな利点です。

周辺にはカフェやレストランも多く、疲れていても気軽に夕食に出かけられます。日中、観光や買い物の間にちょっと部屋に戻って一休み、もできてしまう、何かと便利なホテルです。

アルザス観光の拠点にしたい、「ホテル クール ドゥ コルボー」

ストラスブールの古くて新しいホテルを1つご紹介しました。中央駅からはタクシーで10分弱、歩いても20分。路線バスも目の前の通りを走っているのでアクセスは抜群です。設備よし、雰囲気よし、サービスよし、歴史的価値もありの「ホテル クール ドゥ コルボー」を、ストラスブール&アルザスの旅の拠点としてぜひお勧めします。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/24−2016/08/28 訪問

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