写真:ろぼたん
地図を見る藻岩山ロープウェイが札幌の北東方面を眺めて上るルートなら、藻岩山観光道路は南側、南西側を眺めて上るルート。同じ札幌なのにこの2つのルートから見える景色のタイプはだいぶ違います。
ロープウェイは藻岩山の原始林を足元に見下ろしながら、東方面に広がっていく大都会札幌の街並み、石狩平野、さらには十勝連峰といった奥行きのある都市と雄大さを感じるパノラマルート。一方「藻岩山観光道路」は森林の中を木漏れ日を浴びて進んでいく、より自然の中に入り込んだルートです。
写真:ろぼたん
地図を見る「藻岩山観光道路」から中腹駅駐車場までは一本道。風に揺れる木々の間から光が降り注ぐ道を、青空に向かって走っていきます。幾重にも重なった緑の林を抜けた先には、札幌の街並みやすすきの野原が広がっていますよ。
見晴らしのよさはロープウェイの方が上ですが、ロープウェイは時間帯によっては混雑して、景色が見えにくいことも。その点、自家用車で上る観光道路は常にS席、特等席です。
写真:ろぼたん
地図を見る「藻岩山観光道路」の料金は車一台あたりで決まっており、普通自動車なら往復660円。もいわ山ロープウェイが中腹駅までの往復で大人1名通常料金が1,100円なことを考えると、1名利用で既にお得。家族や友人など同乗者が増えれば増えるほどお得度アップです。
3.5キロの道のりはあっという間に中腹駅に到着してしまいますよ。
提供元:ろぼだん
地図を見る観光道路の注意点は、中腹駅の駐車場スペース80台までしか一度に登ることはできないことと、冬期間は通行止めになることです。また、一般車両は山頂展望台(写真)までの乗り入れはできないため、山頂を目指すときには、中腹駅で車を駐車し、そこからもーりすカー(ミニケーブルカー:大人往復1名600円)または徒歩で山頂を目指します。
明るい時間帯には、中腹駅から山頂まで、整備された自然学習歩道が利用可能。600mの道のりをゆっくり歩いて15分程度で山頂まで行くことができますよ。
山頂は東西南北360度ぐるりと見渡せる札幌で一番高い場所にある展望スポットです。
藻岩山は国の天然記念物ともなっている原始林を守るため、環境に配慮した観光スポットになっています。ロープウェイが中腹駅までで、もーりすカーに乗り換えるのも、観光道路が中腹駅までとなっているのも、「自然を楽しみながら、自然を守る」というスタンスがあるため。そうした気持ちや努力で藻岩山の自然の豊かさは守られてきているのです。藻岩山の観光道路は、春や夏とは違った美しさに出会える紅葉時期のドライブもオススメです。
山頂にはプラネタリウムやレストランなど施設も充実。暗くなると、日本新三大夜景都市、札幌の街並みが楽しめます。藻岩山は、都市と自然の両方が味わえる札幌の魅力がつまったスポットですよ。
家族旅行で藻岩山からの景色を楽しむ場合、「藻岩山観光道路」を利用するメリットは、価格の面と中腹駅まで待ち時間なしで自家用車(レンタカー)移動ができること。特に小さなお子さんがいらっしゃる場合は、ロープウェイの待ち時間や混雑を気にせずに移動できるのはありがたいポイントですよね。
非日常体験で観光を楽しめるロープウェイ、お得に登山ドライブができる観光道路、自然とダイレクトに親しめる藻岩山登山。藻岩山は山頂までのルートでそれぞれ特徴的な楽しみ方のできる山ですよ。
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(2024/4/26更新)
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