写真:沢木 慎太郎
地図を見る謎すぎるディープな観光スポット「城山オレンヂ園」。大阪府富田林市にあります。150台収容の無料駐車場があるので、クルマをお持ちの方はたいへんお得。電車でアクセスする場合は、最寄り駅は近畿日本鉄道・長野線の「汐ノ宮駅」。山道を歩きますが、写真のような親切な看板があるので道に迷うことはありません。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る近鉄線「汐ノ宮駅」から、小高い丘にそびえる赤く美しい五重塔「願昭寺」を経て、山道を約2キロメートル(30〜40分)。ご覧のようなカンバンが見えてきます。ここが「城山オレンヂ園」の入り口。カンバンには「夢がある 明日がある」の文字。ところで、「山のおやじ」って何?
写真:沢木 慎太郎
地図を見るクルマで来られた方は、こちらが「城山オレンヂ園」の入り口になります。「山のおやじの夢農場」。「ここや!」と、大阪弁で書いているのですぐにわかります。この謎の観光スポットは、“山のおやじ”と名乗る男性が、奥さまとお二人で開墾された農場。何から何まで、すべて手づくりという、夢の農場です。
「くり拾い(9月下旬〜10月上旬)」「いも掘り(9月下旬〜11月)」「みかん狩り(10月〜12月上旬)」などを楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るここは、「山のおやじの家」。レストランやお土産の販売所となっています。売店の前にいつも止まっているのは、「山のおやじ」が乗っているオートバイ。少し前までは、園内での注意事項として「当局のご指示により、口ごたえの多い方のご入園は、ご遠慮ください」とのカンバンがありました。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真は、薪を背負い、歩きながら本を読む、江戸時代の歩きスマホ版「二宮金次郎像」ですが、「城山オレンヂ園」では夏は暑いので、黄色い帽子をかぶせています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「しあわせは、この山にある!」。関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」でパラダイスに認定された、魅力あふれる“夢の農場”です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るでは、「夢の農場」(城山オレンヂ園)のおすすめスポットをご紹介しましょう。絶対におすすめなのが、「ザリガニつり」。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ザリガニ」をご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、ザリガニ下目のうち、ザリガニ上科とミナミザリガニ上科の総称が、「ザリガニ(蝲蛄・蜊蛄・躄蟹)」です。具体的には、池の右側に浮かんでいる赤いエビの浮き輪がザリガニですが、実際はこれほど大きくはありません。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る城山オレンヂ園の「ザリガニつり」をおすすめする理由は、忍耐力を養い、孤独に耐える力がつくからです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのおすすめは、「恐怖のアスレチック」。こちらも、手づくりです。最も恐怖なのは、「恐怖!芝生すべり〜ケガ人が続出」という名前のアスレチック。あまりにも恐怖すぎるので、その全容をお見せすることはできません。ぜひ現場でご体験ください。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るパターゴルフもおすすめ。注意事項としては、自然に落下したドングリも、落ち葉も、すべて障害物なので勝手に触ってはいけないこと。パパもママも、ちびっ子たちも、大自然を満喫することができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「探検の森」も、南大阪で絶対に外してはいけない観光スポット。以前は、ソフトガンを使って森を一周する遊びがあったのですが、現在は休止中です。理由は、お客さんが、おもちゃの鉄砲を壊したり、家に持って帰ったりするので莫大な経費がかさみ、「このままでは農園がつぶれてしまう」(山のおやじさん談)。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る謎の観光スポット「城山オレンヂ園」の最大のおすすめは、ミカン狩り。季節によっては裏年(ミカンの獲れる量が少ない年)で、しかも猛暑であることに加えて、さらに干ばつが続き、悪条件が重なり、ミカンは小粒で、味も品質ともによくないこともありますが、当局のご指示により、口ごたえしてはいけません。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るしかし、「城山オレンヂ園」のミカンは、とても甘くてジューシー。ここにいるだけで、楽しい一日を過ごすことができます。
そこで、山のおやじさんに特別に教える「おいしいミカンの条件ベスト3」は次の通り。
1 日当たりの良いところで育っているミカン
2 大粒よりも中粒のミカン
3 なるべく色づいている柔らかいミカン
ちなみに、「悪いお客さんベスト3」は以下の通り。
1 ミカンをカバンなどに入れて持って帰る
2 ミカンを枝ごと折る
3 園内の物を壊したり、持って帰ったりする
(番外編/ミカンだけでお腹いっぱいになろうとする)
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「城山オレンヂ園」では、「ミニ釣り堀」「おもしろピンポン台」もおすすめ。崖っぷちに、鎖でつないだタイヤを吊り下げ、「警告。使用禁止!落ちても知らん!」というアトラクションもあります。
また、園内では、バーベキューをすることもでき、炭火で焼き肉を焼く家族やカップルの姿をたくさん見かけます。そして、最後に農園を立ち去ろうとすると、「山のおやじ」から感動的なお言葉(写真)をいただくことができます。
いかがだったでしょうか?南大阪の謎の観光スポット「城山オレンヂ園」。春から秋までは飯ごう炊さんやプレイランド、秋から冬にかけてはミカン狩りや持ちこみバーベキューと、一年を通して楽しむことができます。園内にはレストランや売店もあるので、手ぶらでも大丈夫。コスパ抜群のレジャーランドです。
お世話好きの「山のおやじ」のほかに、心優しい「山のカカア」、イケメンの「山のアニキ」もいらっしゃるので、謎の観光スポットで有意義な一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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(2024/3/19更新)
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