東福寺は紅葉が有名ですが、方丈庭園も東西南北に趣向の異なる庭園が見られることで人気です。こちらは苔や石がメインになっているため、冬に訪れても変わらず美しい庭を見ることができます。
この庭を作ったのは、昭和を代表する作庭家・重森三玲。東西南北どれも重森三玲らしい庭ですが、特に北庭は苔を使って市松模様が描かれており、まるで現代アートのよう。
他ではあまり見ることのできない庭を、人が少ない冬にゆっくり楽しんではいかがでしょうか。
世界遺産龍安寺は細川勝元が1450年に創建した歴史ある寺院。こちらの方丈庭園「石庭」は、誰がいつ作ったのか、なぜ作ったのかもまだわかっていない謎が多い庭園です。また、どの位置から眺めても必ず一つの石が見えないことでも有名です。
この石庭は季節ごとに様々な表情を見せ、冬も変わらず落ち着いた雰囲気で何時間でも眺めていられる庭です。この石庭に秘められた多くの謎を思いながら、ゆっくり眺めるのもいいのではないでしょうか。
桂離宮は17世紀に創建された面積約7万平方メートルの広大な敷地の離宮です。造営されてから一度も火災にあっておらず、当時の姿をそのまま伝える貴重な離宮です。
桂離宮は最古の回遊式庭園として知られており、その庭園の美しさは海外の建築家も賞賛するほどで、冬であってもその美しさは変わることはありません。茶室や書院からの眺めが特に美しく、参観時間が決まっているのが惜しいほどです。
これまでは事前予約が必要でしたが、現在は当日受付もありますので、人が少ない冬こそ桂離宮に訪れてはいかがでしょうか。
祇園の花見小路通の突き当りに位置する建仁寺は街中にいながら美しい庭園が眺められると人気の寺院。1202年に栄西禅師により開山された建仁寺は、俵屋宗達の風神雷神図など多数の文化財を持つことでも有名です。建仁寺には多数の文化財だけでなく、方丈庭園、潮音庭、◯△囗乃庭の3つの庭を見ることができます。特に方丈庭園はきれいな線が白砂で描かれ、季節問わずどの角度から見ても美しい庭となっています。また、潮音庭は苔が美しく、◯△囗乃庭はそれぞれの形を探しながら見るのが楽しい庭です。
花見小路は人が多いのですが、建仁寺には3つの庭や多くの文化財があるからか、各場所に人が分散され、それほど混み合うこともなくゆっくり拝観することができますので、祇園に来られた時には是非立ち寄っていただきたい寺院です。
冬でも変わらず美しい庭園はいかがでしたか?
庭はゆっくり眺めてこそ良さを感じられますので、人が少ない冬に是非訪れて、美しい庭を堪能してくださいね。
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