写真:浦賀 太一郎
地図を見る勝山の市街からたった20分。国道416号の断絶地点の一歩手前に、「あまごの宿」はたたずんでいます。静かぁな山あいに抱かれた、あまごの宿は、旅館としての宿泊はもちろん、お食事処として食事のみの利用も可能。隣接の「フィッシング横倉(横倉遊魚園)」では、アマゴ釣りにもチャレンジできます。
宿の客室は、越前甲山(写真左側の山)を眺望できる本館の和室と、14帖の大人数に対応した緑色の屋根の別館。フィッシング横倉の人工渓流の水音が耳に優しく、とっても寛げるお部屋です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見るあまごの宿の魅力は、もちろんアマゴ料理で間違いありません!なんといっても、宿の名前になるほどの自信!それはもう、期待をなんら裏切らないアマゴ料理の数々を、来客に提供してくれます。
料理はコース料理がメインで、宿泊予約時にプランを選べます。そもそも、アマゴってどんな魚?と思う「アマゴ料理初チャレンジ」な人も安心なプランから、川魚好きも納得のフルコースプランまで、各種プランが揃っています。一品料理も多彩で、臆すること必至の「踊り食い(期間限定・要予約)」や、アマゴの素焼きに地酒「一本義」の熱燗を注いだ「骨酒」、地元の山で採れたツキノワグマの「熊刺し」なんていう珍品も。
コース料理でぜひ味わいたいのが、アマゴの「押し寿し(写真手前)」。押し寿司といったら定番の鱒(マス)や、福井で人気なのは鯖(サバ)ですが、あまごの宿では、アマゴを押し寿司で食べることができます。地元の野津又産コシヒカリにこだわった銀シャリとの相性はもちろん抜群!実はサケ科であるアマゴの、見事なサーモンピンク。食べたその瞬間、あっさりとした新鮮な旨みが口の中に広がります。
他にも、アツアツ焼きたてがニ尾も食べられる塩焼き(写真奥)。稚魚と山菜の天ぷら。自家製京風からし酢味噌で食べるアマゴの洗い(お造り)等々、存分に“渓流の女王”の味覚を堪能することができます。
朝食には、アマゴの甘露煮が登場!これを食べたら、フロントのお土産コーナーにあるアマゴの甘露煮を買って帰りたくなること必定です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る“渓流の女王”アマゴは、今日では幻の魚とも言われている、日本古来の在来種。あまごの宿では、32面もの養魚池があり、圧巻の規模を誇っています。養魚池はアマゴがより良い環境で成育できるよう、例えば、流れに逆らって泳ぐ習性を生かすために、池の形が八角形だったりと、様々な工夫を凝らしています。
採卵から孵化、そして成魚になるまで完全無投薬(農業でいえば無農薬)の養殖を行っています。また、アマゴの大きさによって池を選別していますが、これは、料理の用途に合ったアマゴを選りすぐりやすくするためと、大きさの違う個体を共存させると、共喰いをしてしまう習性を抑えるためと言います。
こうして、宿泊した私たちに美味しいアマゴ料理が振舞われていると思うと、アマゴを食べる感慨もひとしおですよね!養魚場は、宿敷地内にあるので、ぜひ養殖の様子を散策してみて下さいね。
写真:浦賀 太一郎
地図を見るあまごの宿のフロントには、朝ごはんで感動した、あまご甘露煮や、あまご燻製、とちの実せんべいなどのお土産が並びます。また、連休中は勝山市街まで長蛇の列を作る「福井県立恐竜博物館」へは、車で僅か10分の位置にあり、開館前に出発すれば混雑に巻き込まれることもなく、また少しお得な割引チケットも用意されています。
宿近辺は越前甲山を望む大自然の真っ只中。夜は満天の星空を見上げ、朝は爽やかな空気の下、横倉地区を散策してみてはいかがでしょうか。小さな白山神社や、段々畑の稲。あまごの宿の料理のおいしさを際立たせた名水「おとらん清水」も近くにあり、朝飯前の散策にうってつけです!
アメニティは、タオル、歯ブラシ、浴衣、シャンプー、ボディソープなど、問題なく揃っていますが心配な方は事前に問い合わせてみて下さい。近所にはコンビニなどは一切ありませんので、勝山市街で必要なものは事前に購入を。館内には男女別の大浴場もあり、チェックアウトまで、いつでも入ることができます。
市街地から20分程で味わえる秘境気分と共に、“渓流の女王”アマゴを、ぜひ「あまごの宿」でお楽しみください!
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(2024/4/26更新)
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