写真:麦吉 ぼに
地図を見る佐田岬をつらぬいて伸びるドライブウェイは「メロディーライン」と呼ばれています。「メロディー」という名称の理由は、「道の駅・瀬戸農業公園」で小休止して、小高い丘に立ってみるとわかります。どこからともなく「みーかんーのはーながー♪」と、懐かしい『みかんの花咲く丘』のメロディーが聞こえて来るのです。
変わった風琴のような音色は、実は車の走行音。道路に工夫がされていて、法定速度で車が走るとメロディーに聞こえる仕組みです。瀬戸内海・伊予灘と周囲の山のみかん畑、そこに流れる『みかんの花咲く丘』のメロディー、あまりにもぴったりで楽しくなります。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る「せと風の丘パーク」は、佐田岬のほぼ真ん中。197号線「メロディーライン」から少しだけ北へ入った、標高330mの小高い丘の上にあります。197号線に案内看板が出ているので、見落とさないように気をつけてください。
「せと風の丘パーク」からは、東の権現山から西の見晴山の向こうまで、尾根に連なる風車をずーっと見渡すことが出来ます。360度、空と海と山の緑が広がる雄大なパノラマの中では、高さ約50mという巨大な風車も小さく感じられるほど。
展望デッキからは、南北両側に海が見えます。南は宇和海、その先は豊後水道。北は瀬戸内・伊予灘です。佐田岬は日本一細い岬なので、岬をはさんで2つの海を一望することが出来るのです。
上の写真では、尾根に連なる風車がほぼ目の高さに見えます。50mもの高さがある風車をコンパクトカメラで、このアングルで撮れるのは不思議だと思いませんか?秘密は、ここの展望台が小高い丘の上にあるから。こんなに間近に風力発電の風車を見られる展望台は珍しいと思います。
巨大な風車がブゥンブゥンと風を切る音がすぐそこに聞こえ、大きな羽がゆったり回る姿は、ずっと見ていたい景色です。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る写真:麦吉 ぼに
地図を見る「風の丘パーク」では、面白い写真を撮ることが出来ます。展望デッキへ行く途中の道に立って、何もない空中をつまんでみると…ほーら、風力発電の風車を指先で持っているみたいでしょ?
動画で撮影すると、巨大なプロペラが、模型のプロペラ飛行機みたいに可愛く回ります。現実の風車の大きさを見ると、笑える一枚。「コレ系写真」のお好きな方は、ぜひやってみてください。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る「せと風の丘パーク」の展望台に立つと、スケール感にちょっと目がくらみます。海の広さ、空の広さ、その中に伸びる半島と風を切って回る巨大な風車・・。自分のサイズが笑える程に小さくて、一所懸命に電気を作っている風車をのんびり見ていると、多少の悩みは忘れてしまいそうな爽快感に包まれます。
2つの海を分けるように細長く伸びる佐田岬は、気持ち良い風が吹き渡る「風の岬」。尾根に沿って風車が連なる絶景のドライブ&サイクリングルートです。昼間はもちろん夕陽の美しさでも有名な佐田岬は、訪れる価値アリ!の名勝。
佐田岬に行ったら忘れずに、「せと風の丘パーク」へ立ち寄ってください。胸の中まで心地良い海風が吹くような、晴れやかな場所です。
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(2024/3/19更新)
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