空中都市マチュピチュの絶景ポイント「太陽の門」に登ろう

空中都市マチュピチュの絶景ポイント「太陽の門」に登ろう

更新日:2016/09/03 21:18

ペルーの山奥にひっそりと佇むマチュピチュ遺跡、日本でも有名な観光地ですよね。この遺跡を一望できるスポットとして人気なのが向かいの山ワイナピチュなのですが、実は予約が困難。旅行直前に知ってがっかりされた方も多いのではないでしょうか?

でも諦めないで。マチュピチュには他にも絶景スポットがあるんです。今回はワイナピチュと同じ高さからマチュピチュを一望できる「太陽の門(インティプンク)」をご紹介します。

「太陽の門」はワイナピチュより簡単に絶景が楽しめる!

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標高約2400m、ジャングルの中にひっそりと佇む空中都市マチュピチュ。その名に相応しく、山の尾根にあるマチュピチュの遺跡は空中からしか見渡すことができません。その絶景を楽しめる場所の1つが「太陽の門」、ケチュア語でインティプンクです。

実はガイドブックでよく紹介されるワイナピチュへの登山は事前予約が必要。更に1日に入山できる人数規制がありハイシーズンでは数ヶ月前から予約が埋まってしまうことも。その点、「太陽の門」は当日予約なしで登山可能ですし、ワイナピチュとほぼ同じ高さから絶景を楽しめる現地ガイドもお勧めのまさに穴場スポット。登るといっても遺跡の中心部から1時間強の緩やかな一本道の登り坂ですので、登山初心者でも安心ですよ。

小花咲き乱れる道をのんびり歩く、道中も撮影ポイントはいっぱい

小花咲き乱れる道をのんびり歩く、道中も撮影ポイントはいっぱい
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「太陽の門」への登山入り口は、マチュピチュ遺跡に入り左に上るとある見張り小屋のすぐ近くにあります。マチュピチュ山へ行くルートと途中で分かれていますので"Intipunku"と書いてある道を選んでください。あとは真っすぐ道なりに進むだけ。

道中には小花やマチュピチュでよく見られる蘭が咲き乱れ穏やかな風景を楽しむことができます。観光客も少なめですのでのんびり自分のペースで歩いてみてください。運が良ければマチュピチュに生息する珍しい鳥たちを見ることもできるかも?

勘違いに要注意、途中の遺跡を超えて更に進もう!

勘違いに要注意、途中の遺跡を超えて更に進もう!
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見張り小屋から暫く歩くと、右手に墓石だったのではないかとされている巨大な岩が現れます。そこから更に30分弱歩くと、インカ帝国時代に宿泊施設として利用されたとされている遺跡が現れます。写真の通り立派な遺跡のため、ここが太陽の門だと勘違いし引き返してしまう方もいらっしゃいますので要注意!写真撮影をしたら、その先に待っている絶景を目指してもう一息頑張りましょう。

ついに到着!マチュピチュへの関所「太陽の門」

ついに到着!マチュピチュへの関所「太陽の門」
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途中の遺跡を超えて細い道を歩いていくと門のような形をした別の遺跡が登場。ついに「太陽の門」に到着です。ここからは写真の通りマチュピチュの遺跡とワイナピチュが連なる絶景を眺めることができます。ふもとにあるマチュピチュ村や遺跡まで続くバス道も一望することができ、マチュピチュの全体像を把握することができます。「太陽の門」を超えるとインカトレックが続いていますが、ここから先はマチュピチュ遺跡を見ることのできるスポットはありません。

古代インカ帝国では太陽は特別な意味を持っており太陽崇拝が国教とされていました。実は、夏至にマチュピチュ遺跡の中にある太陽の神殿から眺めると、太陽がこの「太陽の門」からちょうど昇ってくるのです。更にこの門は8つあるマチュピチュへの入り口の1つであり、インカ帝国時代にはマチュピチュを訪れる方々を検問する関所として使用されていた可能性が高いとのこと。神聖かつ実用的な役割も担っていた「太陽の門」。マチュピチュを見下ろしながら古代インカ帝国の人々の暮らしに思いを馳せてみてください。

マチュピチュを堪能したいなら「太陽の門」へ挑戦すべし

かつて南アメリカ大陸で栄華を極めたインカ帝国。その栄華を今に伝えるマチュピチュの遺跡は日本から訪れる方も多いのですが、一方で時間もお金もたっぷりかかるのも事実。行くからには是非遺跡の魅力を堪能したいですよね。「太陽の門」はマチュピチュ全体を見渡せる絶景スポットでありながら、事前予約もいらず比較的簡単に登ることの出来るスポットです。ワイナピチュ登山の予約が埋まってしまってがっかり、という方は諦めず是非「太陽の門」に挑んでください。

なお、簡単とはいえ高地の山道ですので、歩きやすい靴を着用の上、日焼け止め、虫よけ対策をしっかりして挑んでください。石が敷かれたインカの道は雨が降ると滑りやすいですので特に雨期は注意してくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/15−2016/08/17 訪問

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