ご紹介する「済広寺」は、「伊豆稲取駅」から徒歩2分の所にあります。ちょうど、稲取の玄関口に位置しているので、稲取を訪れたら、旅の無事を願って最初に訪れるのがお勧め。駅からお寺までは、道に案内表示が出ているので、迷わず行くことができます。
済広寺は「かや」の木があることから「かやの寺」とも呼ばれています。この木は、県指定の天然記念物になっている樹齢750年を超える大木。「かやの木を間近で見ると無病息災にご利益がある」と言われ、寺の由縁にもなっているので、一番最初に見ておきたいところです。かやの木は、この参道を進んだ右側にあり、初めに現れるパワースポットでもあります。
こちらが「かやの木」です。高さは18m、枝張は17mもある巨大な木です。近くで写真を撮ろうと思っても、写真に納まらないほどのデカさっ! まるで空を覆うように、たくさん枝を広げ、樹勢は未だに衰え知らずです。元気良く葉を茂らせ、目の前で見ると生命の息吹を感じられます。健康長寿の象徴でもあり、木を目の前にして、思いっきり深呼吸すれば、木からエネルギーがもらえるような気分ですよ。
毎年8月頃になると木に実をつけるので、初秋に訪れれば、珍しいかやの実を見ることもできます。実は、初めは青い実をしていますが乾くと茶色になり、色も形も大きさもアーモンドにそっくりのちょっぴり変わった実をしています。また、お寺では「かやの実入りパワーお守り」が売られているので、お土産に如何でしょうか?
かやの木の前には写真のような景色が広がっています。朱色に見える橋は「みちびきばし」。橋の近くには「なでぼとけ」や不動明王などの仏像があり、パワースポットが点在しています。
右奥にある白い塔のようなものは、世界一と言われるビルマの佛鐘が納められている堂で、ここも必見ポイント!「佛鐘」とは、日本で言う「梵鐘」のこと。佛鐘は、平たいベルのような形をしていて、高さ1.8m、幅2.0mもあります。驚くことに重さ何と1トンもある巨大な鐘です。世界最大の佛鐘を見る機会など滅多になく、一見の価値あり! この大きな佛鐘は、世界平和を祈願して設置されたもので、鳴らすことはできません。手前にある小さな佛鐘は鳴らすことができるので、平和を願いながら鳴らしてみて下さいね。
続いてご紹介したいのは、本堂内にある納経堂です。ここは本堂の下の階にある有料ゾーン。ここには、日本で唯一の「摩尼車(まにぐるま)」があって、干支占いができる珍しい運試しスポットです。
やり方は、最初に、中央にある摩尼車に描かれている自分の干支を見つけ、自分の正面へ向けます。そして、干支に向かって願い事を祈り、車を回します。回して、干支が中央より左側に向けば、現在の運気はアップ。右側を向くと、運気が下がっていることになります。
もしも運気が下がっていても、観音経が書かれた摩尼車を回せるので、観音様がきっとあなたを守ってくれることでしょう! 運気が下がり気味でも大丈夫。気になる方は、是非占ってみて下さいね!
納経堂と併せて、災いを払ってくれる不動明王が祀られている秘密の「不動消災の道」も入ることができます。不動消災の道は、本堂の地下にあり、一寸先も見えない真っ暗闇の世界。道を通ると、目の見える喜びに感謝してしまう不思議な道です。
境内には、夜に香りを発する「夜香樹(やこうじゅ)」が植えられていて、6月から12月の夜に訪れると、夜香樹の未知なる香りを体験することもできますよ。
また、有料ですがお寺の本堂に併設されている「宝物館」では、ビルマの首相から贈られた「竪琴」や「釈迦如来」など、国宝級のお宝を見ることもできます。本堂では、心のわだかまりを除去してくれる「懺悔の仏様」など、まだまだパワスポが盛り沢山!
東伊豆町稲取は、雛のつるし飾りが有名な場所。まつりの期間中は、まつりと併せて、是非「済広寺」に立ち寄って、運気を占ってみては如何でしょうか?
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