死ぬまでに見たい!カナダ「イエローナイフ」はオーロラ鑑賞確率90%以上の街

死ぬまでに見たい!カナダ「イエローナイフ」はオーロラ鑑賞確率90%以上の街

更新日:2018/07/27 10:58

北極への玄関口、カナダ・ノースウエスト準州の州都イエローナイフ。誰もが死ぬまでに一度は見たいと思うオーロラの、世界有数の観賞地として知られているこの場所に、年間を通して訪れる人は多く、ツアーもアクティビティーも充実しています。
大手のパッケージツアーで参加するのが便利ですが、日本人向けの現地ツアーもあるので利用するのも手。
さあ、世界一美しい光のカーテンを見に行こうではないですか!

オーロラ鑑賞は、ツアーで行こう!

オーロラ鑑賞は、ツアーで行こう!
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カナダ・イエローナイフまでは、日本からの直行便はなく、最低でも1回の乗り継ぎが必要です。乗り継ぎパターンは幾つかありますが、成田〜バンクーバー、または成田〜カルガリーまでエアカナダで行き、そこから国内線に乗り継いで行くのが一般的。(ツアー会社によっては異なる事もあります)

個人旅行で行く場合ですが、自力でオーロラを見に行く事は、かなり難しいと言って良いでしょう。街中では明かりが多過ぎて見えにくく、郊外に行くにはレンタカーなどの足が必要になり、氷点下30度以下になろうという土地で、人気の少ない郊外に行くのはあまりに危険です。よってオーロラツアーを利用するのがベストだと言えます。

大手旅行会社のパッケージツアーでは、他の都市との組み合わせになっている事もありますが、いずれにしても、イエローナイフの滞在日を長く取っているのが普通で、最低でも3日間は滞在してオーロラ鑑賞に費したいですね。

現地ツアーに参加する事も可能です。現在イエローナイフでオーロラツアーを扱っている会社は多数ありますが、最大のオーロラツアー催行会社が「オーロラビレッジ(Aurora Village)」です。その名の通り、オーロラを鑑賞する為の村(施設)で、ダウンタウンから車で30分ほど離れた場所にあり、凍ったオーロラレイクの上で360度、何にも邪魔されずオーロラを観る事が出来ます。
日本人スタッフが多数常駐していて、英語が苦手な人も安心。ホテルからビレッジまでの送迎や、防寒着の貸し出しもあって至れり尽くせり。

内容の濃いツアーを選ぼう!

内容の濃いツアーを選ぼう!
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オーロラビレッジのツアーは、夜9時頃からスタートします(季節によって異なります)。往復1時間のバス移動を含む約4時間30分のツアーで、オプションとして、1時間30分延長する事が出来、もっとレベルの高いオーロラが見たい!と、延長を希望する人が多いです。

ビレッジ内は、オーロラレイクを中心にして、ダイニングホールやギフトショップなどもあります。また、寒さを凌ぐ為のティーピー(カナダ北部に住む先住民が移動式住居として利用していたテント)が湖畔にあって、その並ぶ姿はとても幻想的。オーロラ鑑賞で冷え切った体を、ティーピー内の暖炉や暖かい飲み物で癒し、温まったらまた外へ、の繰り返し。

広い建物のダイニングホールでは、深夜食を食べる事が出来、ここでまったりと過ごす人も多いです。のんびり室内で過ごしていても、オーロラが出ると、スタッフの方が声掛けしてくれるので、オーロラを見逃す事はありません。

更に、星座のミニレクチャーや極寒実験の”バナナの釘うち””シャボン玉飛ばし”など、オーロラを待つ間でも楽しめるように様々な工夫が凝らされています。

日中は何をするか?

日中は何をするか?

提供元:GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0 Dave Dugdale

http://free-photos.gatag.net/

オーロラツアーは当然深夜に行われます。それに備えて日中はゆっくり体を休めておきたいところ。しかし、そんな勿体無い事は出来ない!昼間も活動的に動きたい!と言う人に、様々なアクティビティがあります。

まず、何といっても外せないのが犬ぞり。真っ白な森の中をいく犬ぞりは想像以上にスピード感があり感動します。他にもスノーモービルや、スノーシューを履いてのネイチャーツアーなど、極北の大自然を満喫できるプランが盛りだくさん。各ツアー会社でチェックしておきましょう。

また、アイスロードも見逃せません。凍結したグレートスレーブ湖の上にできる真冬限定の道路は6キロ先の村まで続いていて、車も通る事が出来ます。凍った湖の上で車を止めて、寝転んで写真を撮ったり、ワインやビールを飲んだりと楽しみましょう。

街自体はとてもコンパクト。

街自体はとてもコンパクト。
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ダウンタウンには、スーパーや雑貨屋、ピザ屋、コンビニ、バー等、数はさほど多くは無いですが、一応のものは揃っています。大型のスーパーには豊富に食材があり、こんな極寒の地なのに、なに不自由なく買い物する事ができるんだと驚かされます。

レストランはそれほど充実していませんが、日本料理店や中華、韓国料理店も揃っています。日本では沖縄にしかないファストフード店「A&W」もあり、オリジナルドリンク・ルートビアを味わう事も出来て、日本人観光客に人気。

観光スポットとしては、ノースウエスト準州の歴史が学べる博物館「プリンス オブ ウェールズ ノーザン ヘリテージ センター」や、観光案内所「ノーザンフロンティアビジターセンター」などがあります。ビジターセンターの受付では、3ドル払えば名前入りの北緯60度訪問の証明書とピンバッチをくれます。いい記念になるので、是非貰っておきましょう。

ここでしか味わえない、極北食材を食べよう!

ここでしか味わえない、極北食材を食べよう!

イエローナイフでの食事は、ここならではの食材を堪能することをお勧めします。ダウンタウンから歩いて20分程、オールドタウンの入り口辺りに、ホワイトフィッシュやバッファローのステーキなど、地元の食材を使ったグリル料理が食べられる評判の良いレストランがあります。

それが、1936年に建てられたログハウスを利用した「Bullock’s Bistro」という店。中に入って驚くのは、店内のありとあらゆる所に書かれたらくがき。名刺や写真、お札、下着まで飾られていて、この店の人気度がわかります。もちろん、日本語のらくがきもあり(笑)。

ここでお勧めなのは、Arctic Char(アークティック・チャー)という北極イワナのグリル。サーモンほど脂はのっておらず、とても柔らかい肉質。醤油ベースで、日本人の口にとても良く合う味付けになっています。かなりのボリュームで、男性でも満足できる味と量。サラダもポテトフライもたっぷり。また、カナダビールも各種揃っていて、ビール好きには嬉しい店です。

オーロラは冬以外でも見る事が出来る。

オーロラは冬鑑賞するものと思われがちですが、実は、寒さは全く関係が無く、雲が無い事、オーロラを見る上で妨げになる物が無い事、空が暗い事、などの条件が揃えばいつでも見る事ができます。

極寒の中寒さをこらえて鑑賞するのが苦手な人は、暖かい時期に行くのもお勧めです。
しかしやはりベストシーズンは1月〜3月。夜の短い夏は、鑑賞確率が低いと言われています。寒さというデメリットはありますが、美しいオーロラを一目見たら、寒さも吹き飛ぶに違いありません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/07−2014/02/14 訪問

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