パノラマと雲海に感動!北志賀高原竜王「SORA terrace」

パノラマと雲海に感動!北志賀高原竜王「SORA terrace」

更新日:2016/09/04 20:17

和山 光一のプロフィール写真 和山 光一 ブロガー
雲海が見られるテラスといえば、北海道のトマムが有名ですが、日本有数の山岳県長野でも壮大なスケールの絶景が待っています。竜王山と高社山に囲まれた北志賀高原にある世界最大級のロープウェイで竜王山頂に一気に昇れば、そこには雲の上のテラス「SORA terrace」があります。テラスに立てば、高原の風薫る大パノラマに幻想的な雲海が広がり、刻々と変わる美しい景色に酔いしれること間違いなしですよ。

竜王ロープウェイで雲の中を切り抜け山頂へ

竜王ロープウェイで雲の中を切り抜け山頂へ

写真:和山 光一

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信州山ノ内町にある北志賀高原は、竜王山と高社山に囲まれた里山。世界最大級の竜王高原パノラマロープウェイ「VESSEL(ベセル)」に乗って絶景の待つ竜王山頂を目指せば、標高980mの山麓駅から1770mの山頂駅舎までの約8分間の空中散歩が楽しめます。運行しているゴンドラは2台、1台166人乗りなので待ち時間が少ないのが嬉しく感じます。

ロープウェイで雲の中を切りぬけていきます。眼下には秋の紅葉時期(10月上旬)ならば鮮やかな黄色に染まるダケカンバ・白樺・ブナの木の絨毯が楽しめます。中腹エリアには雪のシーズンになれば、コース幅が狭く、最大傾斜32度のまるでまっさかさまに落ちていくかのような傾斜がウリの「木落としコース」が眺められますよ。

山頂に降り立つと高原の風薫る大パノラマ

山頂に降り立つと高原の風薫る大パノラマ

写真:和山 光一

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信州の新しい人気観光地になること間違いなしと思えるのが、2015年8月28日オープンの雲の上のテラス「SORA terrace(ソラテラス)」です。標高1770mの急斜面に鉄骨と木材を利用して崖側にせり出すように建てられていて、標高が高い分見晴らしも良く、眼下に広がる景色は圧巻です。

テラスから眺める大パノラマの景色は、長野市、中野市、飯山市、木島平村を見下ろすことができます。そして手前から高社山(高井富士)、斑尾山、妙高山そして遠くに美しい北アルプスが重なって見える眺望は、自然が生み出すありのままの美しい景色です。天気の良い日には日本海側に佐渡島まで見える幅の広さは北志賀高原ならではでの眺望です。大自然を感じながら時の流れをゆっくり過ごしてみて下さい。

ふわりふわりと漂う雲が目の前に!「SORA terrace」は雲上の別天地

ふわりふわりと漂う雲が目の前に!「SORA terrace」は雲上の別天地

写真:和山 光一

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条件が合えば竜王山頂「SORA terrace」からは、訪れた人にしか味わえない雲海の幻想的な世界が広がります。雲が一面眼下に広がる雲海は、大自然が織りなす大海原の風景で、まさしく高社山や斑尾山等が島のように浮かび上がり、雲が波のように広がります。時間の経過とともに雲海の量も増え、まばゆい陽光が綿菓子のような雲を輝かせる風景が楽しめます。

山麓の気温が下がる朝や夕方、急な雨なども雲海が発生しやすい条件です。ですので山麓から山頂を見て雲(霧)がかかっていても残念がらないでください。山頂が雲の上の場合も多くあり、そんな時こそ“雲海のチャンス”なのです。雲が開く瞬間に太陽が覗けたり、太陽が沈む西の空の雲が切れていたら迷わず昇ってきて下さい。

時間の経過とともに変化する雲と夕日のコラボ

時間の経過とともに変化する雲と夕日のコラボ

写真:和山 光一

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夕方になると「SORA terrace」から、同じ目線で目の前の北アルプスに沈んで行く夕日とさまざまな形の雲海を見ることができるサンセットスポットに早変わりします。気象状況により変わる雲海は見飽きることがなく、雲と夕陽のコラボレーションが織り成す幻想的な空の色は、同じ景色とは思わせない特別な場所を与えてくれます。

サンセットは、夕陽の沈む前から幻想的な空間が広がりはじめます。日没に向かって空の色や雲の動きが刻々と変化していく時間を共有できるのは竜王マウンテンパークならではの楽しみです。日没の時間前には昇りましょう。サンセットのおすすめ時刻は5月〜8月は16:30〜18:30、9月〜10月は15:00〜17:00です。

テラス隣接の雲の上のカフェ「SORA cafe(ソラカフェ)」

テラス隣接の雲の上のカフェ「SORA cafe(ソラカフェ)」

写真:和山 光一

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「SORA terrace」オープンに伴い、山頂に新しくテイクアウトカフェ「SORA cafe」がオープンしました。お食事や飲み物をテイクアウトしてテラスでパノラマを楽しめるようになっています。システムはキャッシュオンデリバリー制で商品と引き換えに現金を払います。調理に時間がかかるものは番号が印字されたレシートを渡されますので呼ばれたら取りに行きましょう。

竜王名産・ネマガリタケが入ったクリーミーなスープを雲海に見たて、サクサクのバター風味たっぷりのパイで包んだ「雲海パイ包みスープ」750円や雲の上をイメージした、まるで雲海を食べているようなふわふわのデザートスフレ「Vanilla Sky」700円といったおしゃれなメニューが揃っています。ミルクは地元の小布施牛乳を使用していますよ。スフレは注文してから焼きあがるまで20分程度かかりますが、ミニ鉄フライパンのままでてくるのでアツアツ、ふわふわです。フライパンにはさわらないように注意ですよ。(金額は2016年8月現在の価格)

それに合わせて美味しい珈琲を飲みながら一日の旅の思い出をSORA terraceで振り返って見てはどうでしょうか?

今行くべき注目スポット「SORA terrace(ソラテラス)」

冬〜春はスキー場として有名な竜王スキーパークも、夏〜秋になると雲と空と高山植物が広がる特別な空間・竜王マウンテンパークにかわります。6月は竜王湿原の水芭蕉、7月には山野草ガーデンに幻の花・ヒマラヤの青いケシをはじめ希少な高山植物が季節にあわせて咲き誇ります。7月中旬から9月末の毎週土曜日は星空観察・ナイトクルーズが行われ竜王の夜空を飾るミルキーウェイが見れます。また10月上旬からは秋の紅葉が始まります。

雲海の出やすい9月は、山麓の気温が下がる朝・夕が狙い目。運がよければ早朝に流れ込むような雲海をモーニングコーヒーを飲みながら見て寛いだり、夕方には雲海と夕日のコラボを楽しむことができます。もちろん昼間の絶景や夜景も素晴らしく、好きな時間帯を思うがままに過ごすことができますよ。

※ロープウェイの運行時間・価格等は関連MEMOを参照してください。夏でも山頂は平均気温18度ですので長袖の衣類は必要です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/20 訪問

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