写真は、土肥温泉の発祥の湯「まぶ湯」です。まぶ湯は、曹洞宗の古刹「安楽寺」の境内、坑口にあります。拝観料は有料。
江戸時代、金鉱採掘のとき、温泉が湧出しました。住職が病気平癒を願い修行に入っていたところ、満願の日に温泉が湧出したと言われ、温泉に入ると病気や傷が治ったことから「医王泉」と呼ばれています。まぶ湯の「まぶ」は、発見者の間部(まぶ)彦平にちなんで名付いたという説や、坑道のことにちなんでなど、名前には諸説あるようです。
霊湯とされているため、入浴はできませんが、代わりに、浴槽の傍らにいる「湯かけ地蔵」に祈願してみてはいかがでしょうか?
治してほしい箇所に湯をかけると、癒えるかもしれませんよ!
まぶ湯がある坑道の奥の最深部には「子宝に恵まれる」と言う「夫婦神社」があります。薄暗い洞窟のような場所を入っていきますので、参拝がてらちょっとした、冒険気分も楽しめますよ。まぶ湯は、土肥を金山の町から温泉の街へと変えた、歴史あるとても貴重な湯です。
見てみては、いかがでしょうか?
土肥温泉の中心部、松原公園の一角には、温泉噴湯塔があります。温泉噴湯塔の両脇は足湯、正面は手湯になっています。源泉温度は高めなので、熱く感じるかもしれませんが、無料で楽しめます! まぶ湯からは徒歩約10分で、「土肥温泉」バス停にも近く、待ち時間に利用するのも良いかもしれませんね! 松原公園の松林には、若山牧水をはじめ、多くの文学碑が点在しています。また、目の前は海なので、海岸を散歩するのも楽しいですよ。
『温泉データー』
泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩、塩化物温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
泉温:54.3度
pH 8.3
黄金の湯の目の前には、ギネスに認定されている「世界一の花時計」もあります。直径31m・長針12.5m・短針8.8mの大きな時計! 専用展望台も設置されているので、ここから眺めるのがベスト! 花時計の周りは「健康歩道」になっていて、素足で歩くと、大小異った石が足のツボを刺激! 心地よくも、痛くも感じますが、気持ちいいです。
是非、お試しください。黄金の湯と併せて利用すれば、効果はてき面です!
リーズナブルな料金で、源泉かけ流しの湯が楽しみたい方には、共同浴場がお勧めです。
土肥温泉には「弁天の湯」・「楠の湯」・「元湯温泉」・「屋形共同浴場」の4つの共同浴場があり、写真は土肥海岸に面した屋形共同浴場。
シンプルな浴漕には、温泉がなみなみと注がれています。先ほどもご紹介したように、源泉温度は約54.3度と高めです。湯上り後の火照った体に、潮風が心地よく感じられ、黄金の湯から徒歩約2分と近く、お勧めな共同浴場です。
日帰り温泉は複数ありますが、是非、お勧めしたいのが「たたみの宿 湯の花亭」の野天風呂です! 洗い場から浴室・浴槽に至るまで、すべてが畳敷きになっている珍しいお風呂。
入ってみると、畳の感触が心地よく気持ちいいです。お風呂の畳は「水たたみ」と言う特殊な畳が使われています。「たたみの宿 湯の花亭」は、昔の大名のお城をイメージして、誰でもお殿様・お姫様気分を満喫してもらおうと、徹底して日本一、畳にこだわった宿です。
トイレからエレベーターまで、宿全体に使用されている畳の総数は4322畳もあります。
宿自慢の名物風呂が気軽に日帰り温泉で楽しめてしまいます! 黄金の湯から、徒歩約10分の場所にありますよ。
土肥温泉は、まぶ湯の発見からスタートしました。温泉街の開発は1905年から始まり、街全体の泉質は同じで、今では温泉街として皆様に親しまれています。
今回ご紹介した見所は、わりと近い距離にあるので、まぶ湯から宿の名物風呂まで、土肥温泉にたくさん触れ、満喫する旅はいかがでしょうか?
日帰り温泉は、他にもあるので「関連メモ」よりご覧ください。
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(2024/4/25更新)
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