絶景と花の島を歩いて観光!秋もオススメ礼文島トレッキング

絶景と花の島を歩いて観光!秋もオススメ礼文島トレッキング

更新日:2016/08/30 16:20

月宮 うさのプロフィール写真 月宮 うさ ブロガー
北海道最北の離島「礼文島」には多彩なトレッキングコースがあり、絶景と四季の花々を楽しむことができます。初心者にもぴったりなコースもありますので、はじめての人もご安心を。
高山植物が乱れる初夏〜夏はもちろんのこと、気候的に歩きやすい秋もオススメのシーズンです。海風を感じながら、歩いて最果ての島を観光してみませんか?

最北に広がる絶景と季節の花々が楽しみながら岬を巡る

最北に広がる絶景と季節の花々が楽しみながら岬を巡る

写真:月宮 うさ

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最初にご紹介するのは、島の最北端「スコトン岬(写真)」から「ゴロタ岬」「澄海(スカイ)岬」を巡る全長約13km・所要時間約5時間の「岬めぐりコース」。
礼文島西海岸に広がる海食崖の絶景に、透明度バツグンの海の展望を楽しむことができます。コースを彩る花々の群落もお楽しみ。5月中旬から6月中旬はレブンアツモリソウ群生地にて島の固有種"レブンアツモリソウ"の観察も可能です。海から強い風が吹く場所もありますので、注意して歩いてくださいね。

体力に自信のある方は島を歩く1日に挑戦してみませんか?

体力に自信のある方は島を歩く1日に挑戦してみませんか?

写真:月宮 うさ

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体力に自信がある方にオススメしたいのが島を歩く1日、全長約16.5kmの「8時間コース」です。道中に広がる風景は、礼文島西海岸の絶景だけではなく、海食崖直下の海岸線、花々咲き誇る草原、ダケカンバ林・ハイマツ帯など、変化に富んでいます。

それだけにしっかりとした装備・事前の情報収集は必須。歩く距離も長く、利尻山登山と同等の体力が必要ともいわれています。携帯電話が繋がらない地帯も存在しますので、単独での行動ではなく複数で行動するようにしましょう。また、集落がないエリアを約3〜4時間歩きますので、水分や携帯トイレなどの準備も視野に入れておいてくださいね。

海だけじゃない!島の内陸部にも絶景が

海だけじゃない!島の内陸部にも絶景が

提供元:北海道礼文町

http://www.town.rebun.hokkaido.jp/地図を見る

礼文島といえば海岸線が魅力ですが、内陸部にも雄大な景色が広がっています。写真は「礼文滝コース」のゴール地点「礼文滝」。ここは、車での観光も含めてこのコースだけでしか見ることのできない絶景スポットです。ただし、ロープを伝って上り下りする場所や川の中を歩く場所があり難易度は高め。経験と装備が必須となります。

内陸部を歩くコースは他に、レブンウスユキソウ群生地を経由する全長約8km・所要時間約3時間の「礼文林道コース」や、島一番高い標高490mの礼文岳山頂からの眺めが楽しめる「礼文岳コース」があります。

初心者でも安心の「桃岩展望台コース」

初心者でも安心の「桃岩展望台コース」

写真:月宮 うさ

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初めての方や特別な装備は準備できないけれど島を歩いてみたい方にオススメなのが「桃岩展望台コース」です。コース全体は約6km・所要時間約2時間ですが、桃岩登山口から展望台までなら片道1.2km、往復しても1時間半と魅力的。展望台まで200mのレンジャーハウスまでは車で行くことが可能ですので、手軽にプチトレッキング気分を味わうこともできますよ。

このコースの魅力はそれだけではありません。桃の形をした桃岩と西海岸の絶景にお隣の利尻島のシンボル"利尻富士"の眺望。そして礼文島に咲くほとんどの種類の花々を観察することができます。

礼文島観光は秋もオススメ!

礼文島観光は秋もオススメ!

提供元:北海道礼文町

http://www.town.rebun.hokkaido.jp/地図を見る

別名に付けられた"花の浮島"の名の通り、島内に花々が咲き誇る初夏〜夏が絶好の観光シーズンですが、花にこだわらないのならば秋もオススメ。
旅費も一気に安くなりますし、風も心地よい季節です。紅葉もお楽しみ(例年の見ごろは10月上旬〜中旬)。利尻富士が雪に染まる絶景にも出会えるかもしれません。

ただし、寒さには注意が必要。9月でも朝晩は一桁になることもあります。紅葉の季節には日中でも10度に満たない日もあり、防寒対策は必須です。

礼文島トレッキング注意事項

絶景と花の島「礼文島」の美しさを後世に残してゆくためにも守ってほしいことがあります。

植物を採取したり、指定されたコースから外れないようお願いします。固有種も多い島ですので、外来種の持込にも注意が必要。また、ペットを連れて歩くのもマナー違反です(※)。
悪天候等の理由により通行止めになったりすることも。情報は事前に確認しましょう。
道中、トイレ・売店も限られていますので準備が必要な場合も。特に夏場は水分を多めに持ってゆくことをオススメします。

詳しくは記事下のMEMO内「礼文島トレイルオフィシャルウェブ」に記載されていますので、出発前にコースの情報・確認も兼ねて一度目を通しておくとよいでしょう。

※道中には細い道もあり、すれ違う人の中にはペットが苦手な人もいます。また、小動物への影響・糞尿による植物への悪影響を避けるためにも、ペットも大切なご家族ですがご理解をお願いいたします。

掲載内容は執筆時点のものです。

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