瀬戸大也選手サイン入り絵馬も!埼玉「出雲伊波比神社」の見どころ

瀬戸大也選手サイン入り絵馬も!埼玉「出雲伊波比神社」の見どころ

更新日:2016/12/18 21:52

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
埼玉県入間郡にある毛呂山(もろやま)町という場所はご存じですか? 埼玉県南西部に位置し、ユズの産地として知られる町です。
その毛呂山町には、本殿が国の重要文化財に指定されている「出雲伊波比神社」があるのですが、なんと拝殿前にはリオ五輪で男子400メートル個人メドレーにて銅メダルを獲得した瀬戸大也選手のサイン入り絵馬が掲げられているのです。今回は、埼玉県「出雲伊波比神社」の見どころをご紹介します。

123年に創建! 1900年の古社「出雲伊波比(いずもいわい)神社」

123年に創建! 1900年の古社「出雲伊波比(いずもいわい)神社」

写真:大宮 つる

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埼玉県入間郡毛呂山町に鎮座する「出雲伊波比(いずもいわい)神社」。埼玉県にあるのに“出雲”の地名が名称に入っているのが、ちょっと不思議な感じがしますよね(その理由は後述)。
出雲伊波比神社の創建は、遥か昔の123年。日本武尊が東国平定を終えた際に立ち寄られ、目的を達成できたことを喜び、父の景行天皇から賜った“比々羅木の鉾(ひいらぎのほこ)”をご神宝とし、侍臣・武日命(たけひのみこと/大伴武日)に命じて社殿を建立したのが始まりとされています。
約1900年の歴史をもつ古社と言えますが、その時代その時代の朝廷、武家、民衆に崇敬されてきた存在だったようですよ。

出雲伊波比神社のご祭神と、気になるご利益は?

出雲伊波比神社のご祭神と、気になるご利益は?

写真:大宮 つる

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「出雲伊波比神社」にお祀りされているご祭神は、“大国主命(おおくにぬしのみこと)”、“天穂日命(あめのほひのみこと)”の2柱です。
大国主命は、縁結びの神さまとして知られる存在で、「出雲大社」のご祭神でもありますよね。そのご利益は多岐に渡り、縁結びのほか、家内安全・厄除け・開運招福・病気平癒など。
天穂日命は、天照大神の息子とされる神さまであり、出雲国造(いずものくにのみやつこ)らの祖神です。そのご利益は、商売繁盛・出世金運・厄難消除など。こちらの2柱の神々を“出雲伊波比神”としてお祀りしています。

出雲伊波比神社のご祭神と、気になるご利益は?

写真:大宮 つる

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いずれも出雲に関係のある神さまですが、どうして埼玉県(=武蔵国の一部)にお祀りされているのか、疑問に思ってしまいますよね。そもそも武蔵国は、出雲族や出雲国出身の武蔵国造などによって開拓されたという伝承のある地。それゆえに、出雲系の神々をお祀りしている神社が多いのです。

「出雲伊波比神社」のほかにも、“出雲”と縁が深い神社は埼玉県に多くあります。有名どころでは、「武蔵国一ノ宮・氷川神社(さいたま市大宮区)」、「鷲宮神社(埼玉県久喜市)」、「久伊豆神社(埼玉県)」などが、それに当たります。

毛呂山町出身のスター・瀬戸大也選手のサイン付き絵馬が!

毛呂山町出身のスター・瀬戸大也選手のサイン付き絵馬が!

写真:大宮 つる

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では以下より、「出雲伊波比神社」の見どころを紹介します。

拝殿の向かって左側を見てみると、目に飛び込んでくるのが、ゴールドの水泳帽をかぶりガッツポーズをしている男性が描かれた絵馬。こちらの男性はどなたかといいますと、競泳選手の瀬戸大也さん。瀬戸選手は毛呂山町出身のため、地元をあげて応援されているのです。

2015年11月3日に執り行われた“流鏑馬本祭り”の際に、瀬戸選手のリオ五輪必勝を祈願する絵馬が奉納されたとのこと。その後、リオ五輪の2か月前に壮行会が行われ、その際にはご本人も参加され、絵馬にサインをして下さったそうです!
リオ五輪という大舞台で、男子400メートル個人メドレーにて銅メダルを獲得されたことはみなさんもご存じだと思います。出雲伊波比神社の神さまのご利益はお墨付きと言ってもいいかも……!?

こちらの神社でしか見られない貴重な絵馬なので、ぜひとも足を運んでみてくださいね。

ご本殿は、国の重要文化財に指定!

ご本殿は、国の重要文化財に指定!

写真:大宮 つる

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2つ目の注目ポイントは、ご本殿です。ご本殿は流造一間社で屋根は檜皮葺(ひわだぶき)形式。これが埼玉県下最古の神社建築とされ、大永8年・宝暦12年の棟札2面と合わせて、国の重要文化財として指定されています。

ちなみに、戦前の1938年には国宝の指定を受けていました(現在は、旧国宝の扱い)。その名残として、拝殿の向かって左側に「国寶出雲伊波比神社本殿」と刻まれた石碑を見ることができます。

毎年恒例の「流鏑馬本祭り」が行われる場所を眺める

毎年恒例の「流鏑馬本祭り」が行われる場所を眺める

写真:大宮 つる

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拝殿の向かって左側には、木々に囲まれた一直線に伸びた道があります。こちらは、出雲伊波比神社で毎年執り行われる「流鏑馬本祭り」の会場となる場所です。疾走する馬上から的に矢を射る迫力の姿……が目に浮かんでくるかも!?
神社の周りをグルッと歩けるようになっており、その道は清々しい森のエネルギーにあふれています。ぜひとも一周、歩いてみてはいかがですか?

パワースポット「出雲伊波比神社」の良い氣を感じに行ってみよう

以上、埼玉県毛呂山町にある「出雲伊波比神社」についてご紹介しました。出雲伊波比神社の良い氣を感じに、足を運んでみてくださいね!

最後に交通アクセスについて。
電車でお越しの場合は、最寄り駅はJR八高線「毛呂駅」となり、徒歩5分の距離です。あるいは、東武越生線「東毛呂駅」からも歩いていくことができます。10分ほどで到着します。
車でお越しの場合は、関越自動車道or首都圏中央連絡自動車道の「鶴ヶ島インターチェンジ」から車で約15分の距離です。神社の無料駐車場があります。

御朱印は社務所で頂けます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/21 訪問

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