写真:井伊 たびを
地図を見る遊覧船の名前は「キラリン」。富山県滑川市のイメージアップキャラクターと同じ名前です。全長17.78m、全幅4.08m、排水量18トン、定員40人。最高速35〜36ノット/h(64.8〜66.7km/h)で航行することができます。ところが、遊覧時は12〜20ノット/h(22〜37km/h)で、比較的にゆっくりと航行されています。
写真:井伊 たびを
地図を見るこのクルージングのメーンディッシュは、何といっても、富山湾から望む立山連峰(立山、剱岳、大日岳、毛勝三山など)をはじめとした標高3,000m級の北アルプスの景観。素晴らしいと大人気です。特によく晴れた日。紺碧の海原に浮かぶ山並みの景観は、一幅の絵画を観る思いがします。
さらには、海上から「早月川扇状地」を望めば、河口から上流に架かる10個の橋が重ならずに眺めることができます。また、能登半島の先まで見えて、富山湾の自然の雄大さを実感できます。そして、あの日本地図で学んだ、突き出した能登半島の形が頭に浮かび、お子様にもお勧めできる体験でしょう。
写真:井伊 たびを
地図を見る富山湾は、最も深いところで水深1,000m以上もあります。また、立山連峰をはじめとした標高3,000m級の山々が連なる北アルプスからの高低差は実に4,000mもあり、世界的にもあまり類を見ない急峻な地形なのです。よって「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟しています。
このような特異な地形の海底には、海の青さが一段と濃く見えることから「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる海底谷があり、富山湾の特産であるホタルイカやシロエビなどの生息地となっています。滑川のホタルイカ漁は漁場までの距離が近く、鮮度を保ったまま港まで運ばれるということです。これが「滑川のホタルイカが特に美味しい!」という理由になっています。
ホタルイカやシロエビの旬には、この地から全国に届けられています。春から初夏にかけてのこのクルージングでは、「ホタルイカ定置網」が、実際に観ることもできます。
写真:井伊 たびを
地図を見る群飛ぶカモメをはじめとする海鳥たちは、富山湾が自然の生け簀であることを熟知しています。我が物顔で飛び交う海鳥たちと戯れば、自分も自然の一員なのだと実感します。このように海の香りに包まれるひとときは、人生のリフレッシュにもなります。
写真:井伊 たびを
地図を見る「立山黒部ジオパーク」とは、富山県東部と富山湾を含むエリアを指します。日本ジオパークにも認定されています。富山県滑川市の北東側を流れる早月川は、上流にある入会橋を扇の要とし、早月川扇状地を形成しています。この大地と水のめぐりによって様々な動植物が息づく自然を体験できます。
北陸の冬は寒い。雪国特有の曇り空がつづく日々。そんな、冬が来る前に、ぜひ自然を満喫できる深まる秋の「富山湾岸クルージング」を体験してみませんか?体験できるのは11月までです。それとも、ホタルイカの美味しい春!4月から始まる「春のクルージング」を計画するのもいいかもしれません。
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(2024/4/26更新)
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