写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る日本一大きい栗「西明寺栗」があるのは、秋田県と岩手県の県境にある仙北市。仙北市には、武家屋敷の角館、秘湯と名高い乳頭温泉郷、日本一深い湖「田沢湖」など秋田を代表する観光スポットがたくさんあり、今回紹介する栗拾いも観光に組み込みやすい場所にあります。
西明寺栗はもともと秋田にあったわけでなく、３００年ほど前に佐竹藩主が栗で有名な丹波（京都）と美濃（岐阜）から種を持ち込み、土壌豊かな仙北市内で栽培したところ、大きな栗ができたと言われています。
一つ60ｇは超える西明寺栗は、赤ちゃんのこぶしほどの大きさになる栗もあります。小さな子どもの片手で２つ持つのが精一杯！
普通の山栗と比べてみると一目瞭然ですね。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る西明寺栗の最盛期は１０月上旬から下旬。この時期に仙北市内の道の駅やお土産店に行くと生の西明寺栗が販売されています。
しかし、せっかくなら西明寺栗を実際に拾ってみませんか。栗拾いに必要なのは軍手と栗を入れる袋だけ。もしなければ農園で貸し出しもしているので急に行きたくなっても安心です。
秋田と岩手をまたがる八幡平の紅葉時期でもあるので、紅葉ドライブの途中で立ち寄るなんてのもいいですよね。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る栗拾いのコツはただ一つ！割れてなく大きい栗のイガを見つけて、足でやさしく踏みつけ、中の栗が大きいか確かめるだけ。この単純作業がなんとも楽しく、大きい栗を見つけたときの感動はなかなかのものです！
大きければ大きいほど、糖度も高いので頑張って大きい栗を見つけましょう！
ここでワンポイントアドバイス。西明寺栗をより甘くおいしく食べるには、拾ってからすぐにゆでたりせずに冷蔵庫で１か月ほど置きます。大きい西明寺栗は寝かせることによって糖度が高くなるそうです。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る拾った栗は1kg800円で持ち帰り可能です。栗拾いが楽しくてついついたくさん取ってしまいがちですが、西明寺栗は一つ60gぐらいあるので、お値段と相談して栗拾いを楽しみましょう！
大きい栗が取れなかったなと思った人は農園の人に相談を。すでに収穫したものの中から大きいものや色艶のいいものを入れてくれますよ。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る仙北市で栗拾いが楽しめるおススメスポットは、田沢湖から車で30分ほどの場所にある「佐々木栗園」。お土産などを販売している「かたくりの館」を目印にしていくと行きやすいでしょう。
「かたくりの館」には、生栗、焼き栗のほか、珍しい栗の焼酎などの販売もしています。
栗好きであれば一度は食べてほしい西明寺栗。秋になると仙北市内のカフェなどで西明寺栗を使ったスイーツなども登場するので、秋に秋田を訪れる予定の人はマロンスイーツを求めて、カフェめぐりも楽しんでみてください。
住所：秋田県仙北市西木町小山田字鎌足１８６
電話：0187-47-3046
アクセス：秋田自動車道「大曲ＩＣ」から、国道１０５号線を仙北市方面へ約１時間ほど。
入園料：800円
栗の購入：1kg800円
2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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