キャベチューの舞台!群馬・つまごいパノラマラインでキャベツ畑に包まれよう

キャベチューの舞台!群馬・つまごいパノラマラインでキャベツ畑に包まれよう

更新日:2016/08/25 17:26

咲田 みつるのプロフィール写真 咲田 みつる 千葉県1周ランナー、鈍足のトレイルランナー
高原野菜の代名詞「嬬恋高原キャベツ」。そのキャベツ畑がどこまでも続く道を爽快にドライブしてみませんか?場所は日本屈指の避暑地・軽井沢と、名湯・草津温泉の中間にある「嬬恋村」。畑は出荷のピークである8・9月が最も美しい時期と言われ、著名なイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」(通称:キャベチュー・2016は9月4日)の舞台でもあります。さらに10月は、紅葉と広大な畑とのコントラストが楽しめます!

まるで北海道!パノラマライン南ルートの南側は360度の絶景!

まるで北海道!パノラマライン南ルートの南側は360度の絶景!

写真:咲田 みつる

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嬬恋村は四阿山・浅間山・本白根山などの2000M級の山々に囲まれた高原。標高およそ1000〜1400Mに及ぶキャベツ畑は、高原キャベツの代表的な産地となっています。また3000haと言われる広大な畑の景観は、村の観光資源ともなっており、「つまごいパノラマライン」沿いに見るのが一般的。

つまごいパノラマラインとは、アルファベットの「C」の字状に嬬恋村をおよそ3分の2周する道のことで、北ルートと南ルートが互いに接続しており、車ならあわせて約1時間で走破できます。北軽井沢や草津方面との接続も便利です。

今回は北軽井沢に近い南ルートから、草津方面に向かう北ルートへと、順に見どころをご紹介します。まず南ルートは、最もフラットでパノラマ感のあるキャベツ畑が広がる地区を通ります。ガイド本で頻繁に紹介されるのは、主にこの南ルート沿いの光景です。

さらに圧巻のキャベツ畑に包まれたいなら、ルートから少し外れて南下してみましょう。北海道を連想させるようなまっすぐに伸びた道から、360度のキャベツ畑が見渡せます!ここは電柱や人家などの人工物がほとんど視界に入らず、四阿山や浅間山に抱かれた絶景を堪能できるビューポイントです!(目印がないため「地図を見る」参照)ただし観光道ではないため、農耕車を優先するなど、マナーを守って観賞しましょう。

わざわざ車を停めて見たい!北パノラマラインから南側を展望!

わざわざ車を停めて見たい!北パノラマラインから南側を展望!

写真:咲田 みつる

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嬬恋村中心部の地勢をザックリ説明しますと、アルファベットの「V」の字のように谷になっています。その南斜面を走るのがパノラマライン南ルート。そして北斜面を走るのが北ルートです。南ルートに比べ、北ルートは標高が高く、展望がきくのが醍醐味です。

中でも北斜面と南斜面が最も接近しているパノラマライン西部からの展望は、双方のダイナミックな斜面を見渡せる絶景ポイントです。(上部の写真は北ルートより南側の斜面を望む。目印がないため「地図を見る」参照)

※写真中心部分は「鹿沢スノーエリア」。夏季は斜面を利用した「鹿沢ゆり園」(2016年の営業は終了)の展望リフトが有名。

キャベチューの舞台!愛妻の丘から畑を見るなら「一歩下へ」!

キャベチューの舞台!愛妻の丘から畑を見るなら「一歩下へ」!

写真:咲田 みつる

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北ルートの一角には「愛妻の丘」と名づけられた展望台があり、ここは全国的に有名なイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」(日本愛妻家協会)の舞台としても知られています。(通称:キャベチュー・2016年は9月4日)

愛妻の丘は駐車場やベンチを伴う展望施設で、展望台に続く階段沿いには四季に応じた花が咲き、訪問者をもてなしています。愛妻家の聖地とされていますが、愛妻家でなくても一度は行くべき絶景ポイントです!

展望に関しては、北側はごく間近にキャベツ畑(写真)を、さらに天候に恵まれれば四阿山(あずまやさん・2354M)も望めます。

南側は、波打つような起伏のある丘にキャベツ畑を遠望し、浅間山(2568M)と田代湖を見渡せます。ただし南側のキャベツ畑に関しては展望台から少し距離があるため、展望台を徒歩で少し下るか、すぐ横の駐車場からの眺めをおすすめします。

高所から見渡すならここ!パルコールつま恋の手前は眺望ベスト!

高所から見渡すならここ!パルコールつま恋の手前は眺望ベスト!

写真:咲田 みつる

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最後に、とっておきの穴場をご紹介します。パノラマラインからは大きく外れますが、北ルートからバラギ高原方面へ針路をとれば、さらなる絶景ポイントに到達します。目印となる「パルコールつま恋」はスキーリゾートでありながら、夏も土日祝を中心としてゴンドラが稼働しています。

さらに施設利用者でなくとも、このパルコールつま恋から少し下った道路沿いも、標高は1400Mほどあり、起伏ある嬬恋村の農村風景と浅間山、そしてキャベツ畑を一気に見渡すことのできる絶景ポイントです。(目印がないため「地図を見る」参照)

道幅も広く、ドライブや記念撮影には絶好の場所ですが、メインルートから外れているため、静かな穴場となっています。周辺には嬬恋村を代表する景勝地「バラギ湖」もありますので、併せて訪れることをおすすめします!

キャベツ畑が終盤でも…次は紅葉のシーズンが待っている!

キャベツ畑が終盤でも…次は紅葉のシーズンが待っている!

写真:咲田 みつる

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キャベツの出荷は8〜9月がピークですが、10月に入っても出荷は続き、一部の畑では緑色のキャベツ畑がまだ見られます。収穫の終わった畑は茶色になってしまいますが、そのため緑色の畑と茶色の畑がパッチワークのように広がり、ひと味違った景観を見せてくれるのです。

また、10月は嬬恋村の紅葉の季節でもあります。9月まで緑一色だった嬬恋村が、最も多彩に色づき、上述のパッチワーク状の畑と紅葉とのコントラストが楽しめます。夏と秋、どちらを選ぶかはあなた次第ですが、できれば季節ごとに訪れたいものです。

つまごいパノラマラインを快適に楽しむために知っておくべき3つのこと

のどかな農村風景を堪能できるつまごいパノラマライン。嬬恋観光のメインルートですが、商業施設が立ち並ぶ道ではありませんので、頭に入れておきたい点がいくつかあります。

1.飲食店はパノラマラインよりも、JRの駅や北軽井沢方面に集中している。

2.愛妻の丘以外はほぼ駐車場がない。路肩に停車するなら、交通状況に要注意。

3.万座ハイウェーとパノラマラインは立体交差。直接乗り入れられないことを念頭に。

また、見るだけでは物足りないという方、是非キャベツを食してみましょう!村内には朝採りキャベツをはじめとした新鮮な農産物の直売所が多数あります。中には食事や収穫体験ができるところもありますので、下記関連MEMOを参考に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

以上、予めイメージしておくことで、余裕を持った良いドライブにしてください!!

掲載内容は執筆時点のものです。

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