写真:Benisei Rinka
地図を見るくれふしの里古墳公園は、常磐自動車道・水戸インターチェンジから約10分の場所にあり、公園内には、円墳9基、前方後円墳6基、帆立貝形前方後円墳1基、合計16基もの古墳があります。この古墳群の正式名称は「牛伏古墳群」。16基ある古墳の中でも、駐車場から一番近い、写真の「牛伏4号墳」は美しく復元されていて、当時の雰囲気を味わうことができます。
この牛伏4号墳は、1995年頃に国士舘大学調査団による研究に使われ、出土された埴輪やその他の特徴から、古墳時代後期後半の6世紀後半頃と推定されます。高さは6〜7メートルありますが、階段があるので上にのぼることができますよ。
写真:Benisei Rinka
地図を見る駐車場から古墳が並ぶエリアを奥へ進んでいくと、芝生の広場が現れます。そこには、巨大な埴輪のモニュメントがドドーン!!このモニュメントの名称は「はに丸タワー」。これは、水戸市杉崎町のコロニー古墳群から出土された埴輪を基に、宝くじの普及宣伝事業として整備されたもので、高さは17.3メートルの日本一高い埴輪です。
実はこのタワー、埴輪の背面には階段があって、最上部は展望スペースになっているんです。展望スペースからは、朝房山や筑波山、園内の古墳を見ることができます。古墳を上から見ると、本当に鍵穴みたいな形をしているのがよくわかりますよ。
写真:Benisei Rinka
地図を見るはに丸タワーの内部には、「希望のはにわ」「メロディーサウンド」「サウンドパイプ」という子供の喜びそうな仕掛けがあります。“希望のはにわ”は、埴輪の口に手を入れると「古代から、宇宙からのメッセージが届く」というもの。たとえば「あなたと同じ人はどこにもいません。あなたにしかできないことが必ずあるはずです。」とか「爪は短く切らなきゃだめだよ。」とか、ステキな(?)お言葉をいただけます。ただし、最近は故障中のことが多いようなので、絶対にお言葉を頂きたい!という方は、訪問前に確認されることをおすすめします。たとえ故障中でも子供は、普段お目にかかることのない大きな顔に大興奮すると思うので、行く価値は大アリです!
それにしても「古代から」のメッセージならなんとなく納得ですが、なんで「宇宙から」なのか...突っ込みどころ満載なところが、“B級”とか“珍スポ”とか言われてしまう所以なのかもしれないですね。
写真:Benisei Rinka
地図を見るくれふしの里古墳公園には、3歳位から楽しめる遊具やアスレチックが沢山ある広場があって、観光客だけでなく、近隣の方々も家族で遊びに来ることが多いです。「古墳公園」だけあって、休憩所の屋根は前方後円墳の形、トイレは竪穴式住居っぽい形をしていて面白いですよ。
写真:Benisei Rinka
地図を見る「はに丸」と聞くと、1983年から1989年までNHK教育テレビで放送された、幼児向け教育番組の『おーい!はに丸』を思い出す人も多いのではないでしょうか。古墳公園の入り口付近には「ひんべえ?」と問いかけたくなるような馬の埴輪もあるんですよ。あの番組を知らない世代にはわからないかもしれませんが、わかる人には、なんとなくテンションアップなポイントです!
くれふしの里古墳公園のメインは、本来「古墳」ではあるのですが、はに丸タワーや、充実したアスレチック広場があるため、小さな子供連れに人気のスポットとなっています。
子供が楽しいのはもちろん、大人もアノ大きな埴輪を初めて見る時は、子供と同じくらいのワクワク感を味わえます!
ぜひ、巨大な埴輪がシンボルの「くれふしの里古墳公園」で、古代の風を感じながら、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
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(2024/3/29更新)
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