風速30mに震度7の揺れを体感、楽しみながら学ぶ防災体験。東京消防庁 本所防災館

風速30mに震度7の揺れを体感、楽しみながら学ぶ防災体験。東京消防庁 本所防災館

更新日:2013/10/16 17:15

浦 カオリのプロフィール写真 浦 カオリ 旅する陶芸作家
東日本大震災にゲリラ豪雨、自然災害に見舞われることが多い日本。突然やってくる自然災害に備えて、日頃から準備しておく事が大切です。そんな防災意識を高める施設が錦糸町にあります。風速30mの暴風雨に、震度7の地震、火災時の煙体験など、充実した施設で防災体験をしてみませんか?
今回はスカイツリーからも徒歩でいける、東京消防庁 本所防災館で実施されている無料の防災体験ツアーをご紹介します。

スカイツリーのおひざ元で防災体験。

スカイツリーのおひざ元で防災体験。

写真:浦 カオリ

JR錦糸町から徒歩15分。
近くにスカイツリーを望める場所にある東京消防庁 本所防災館では、本物さながらの自然災害の脅威を体験することができます。
こちらの施設ではインストラクターが案内するツアー方式で行われており、事前に予約が必要です。
コースは基本コースとショートコースの2通り。
今回体験したのは基本コースである、防災シアター+地震・消火・煙・暴風雨の4つで、所要時間は約2時間です。

防災シアターでビデオ視聴、その後はいよいよ体験へ!!ビルの中での火事対策!避難口誘導灯は命への道!

防災シアターでビデオ視聴、その後はいよいよ体験へ!!ビルの中での火事対策!避難口誘導灯は命への道!

写真:浦 カオリ

最初に防災シアターで東日本大震災での様子を映像で振り返ります。
その後はいよいよ、防災体験を実践。

まずは、煙体験です。
煙の体験では建物の中で火災が起こった場合を想定し、実際に煙(無害のもの)が充満した部屋の中を、避難口誘導灯を目印に脱出するという訓練を行います。

写真では分かりにくいですが部屋の上部は煙が充満しております。煙を吸い込まないよう、1.2mよりも下にかがんで進んで行かなければなりません。
ここでもし1.2mを超してしまうと外のモニターに伝達され、インストラクターから体勢を低くして進むようにと警告されます!

ちなみに煙体験の施設ですが、今年中にリニューアルするそう!
新しくなる時を狙うのもいいかもしれません。

恐怖の大地震。震度7の揺れを体感

恐怖の大地震。震度7の揺れを体感

写真:浦 カオリ

次に地震体験コーナーです。

まず最初に大きな揺れが襲ってきた時の対策ビデオを視聴。その後に地震体験です。
こちらでは小学生以下のお子さんは震度5強、大人は震度7の揺れを体験できます。

地震と一言で言っても、種類があるのを皆さんご存知かと思います。
ここでは関東大震災型、阪神淡路大震災型、中越地震型など様々な揺れのタイプを体験できるのです!! その種類は10種類ほど。

私は今回、東日本大震災の宮城県・栗原での震度7を体験しました。この揺れは1分以上続いたということで、体験でも1分以上揺れます。まるで荒波の上にいるような激しい揺れに、久々の地震酔いを体験しました。
これが本物だったと思うと、恐ろしいです。

息もできない暴風雨…

息もできない暴風雨…

写真:浦 カオリ

地図を見る

最後は風速30mの暴風雨体験です。
小学生以下のお子さんは風速10mで、大人は風速30mを体験できます。まず施設側で貸してもらえるレインコート上下と長靴を装着。

準備を終えたら、いざ出陣です!!
写真で左側の場所は風が強く、右側の場所は雨が強くなっていますので好きな方を選びましょう。私は雨が強い場所にいましたが、呼吸するのもまともに出来ないほどの豪雨!
こんな雨に遭遇したら、絶対に外出は控えようという思いに駆られます。


【東京消防庁 本所都民防災教育センター 本所防災館】
<交  通>
JR総武線・半蔵門線錦糸町駅から徒歩10分
京成押上線・都営浅草線・東武伊勢崎線・半蔵門線 押上駅から徒歩10分
<開館時間>午前9時〜午後5時
<休 館 日>水曜日・第3木曜日(国民の祝日に当たる場合は翌日になります。)
年末年始(12月28日〜1月4日)
<入 館 料>無料・要予約
TEL:03-3621-0119

まとめとして

東京消防庁の無料防災体験施設 本所防災館、いかがでしたか?
この施設では自然災害の恐ろしさをアトラクション形式で学べるようになっています。この施設の最大の目的は、もしもの時の防災行動力を身につけること。
皆さんも大切な家族や仲間と、今一度防災の心構えを学びにいきませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/05 訪問

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