分杭峠は駐車禁止のため、シャトルバスで行く以外方法がありません。シャトルバス乗り場からは狭い国道を通って、約15分で分杭峠に着きます。
専用シャトルバス乗り場は「粟沢駐車場」にあり、45分〜1時間置きに発着しています。遠方から車で来られる方は高速道路を使うでしょう。その際ナビでは伊那インターと駒ケ根インターを指し示しますが、運転に自信のある方はともかく、伊那インターから行く方が道が広く無難です。
駒ケ根インターからは道が狭く、行き違いも満足にできない処が多々あります。電車や高速バスで来られる方も同様に、桜のきれいな高遠駅から粟沢駐車場行きのバスで、1時間弱で着きます。しかし本数が限られているため、発着時間を必ず確認して下さい。
シャトルバスを降りてすぐ近くに「従是北高遠領と分杭峠」の石碑と木板の案内があります。この石碑の左を真直ぐに行くと、通称「水汲み場」がありますが、残念ながら通行止め(2016年8月時点で、復旧見込みが立っていないそうです)となっています。
従って下へ100mほど降りた処にある「氣場」を目指しますが、休日になると今でも大勢の方がこの氣場にやってきます。下車後にあたふたしていると、いい場所に座れる可能性が減ってきます。一旦座れば1時間以上過ごす方ばかりですので、シャトルバスで乗車する粟沢駐車場で、すべての準備(トイレ・持ち物確認など)を済ませておく必要があります。
手前に見えるコーンの奥に木製のベンチが見えます。座れる人数は百名弱でしょうか。そのベンチに座って静かに過ごし(読書やイヤホンで音楽を聞くなど)、手を広げたり手のひらを上に向けたりして、静かに過ごすことがいいと云われています。
何人もの人たちが座って、同じ様に過ごしています。小声で話している方に耳を傾けると「今日は一カ月振りに来ました」もう一人の方が「そうですか、私は先週も来ました」と話すのが聞こえて来ます。
シャトルバスのドライバーの方が「毎週来る人もいますよ」と教えてくれましたが、本当のようです。
旅先に行くとトイレに気を使う方が多いと思います。ツアーですと旅行会社によっては「あればいい」という対応をされたりしますが、きれいなトイレの方が絶対にいいですよね!この分杭峠にはきれいなトイレがありますので、安心できます。
寒くても1時間以上座って過ごすのですから、当然トイレが必要になります。粟沢駐車場より断然きれいなトイレで水洗方式です。自然保護のために有料(100円)となっています。
磁場の力を身体に貯めて、もう少しパワーアップさせたい方は粟沢駐車場から「ゼロ磁場の湯 入野谷」に向かって下さい。ここはゼロ磁場の水を使ったお風呂がとてもいい宿で、日帰り入浴もできます。大勢の有名人(大河ドラマの脚本家など)の方のサインが壁に並んでいます。
男女とも同じ造りで湯船は3種類に分かれており、一番奥はジャグジー風呂でお風呂の中にゼロ磁場の大きな石があり、磁場からレンタル中という札が掛かっていました。神聖な場所の石なので借りてきたと表記してあります。
真ん中の風呂は妙水湯といい、効能が幾つも書いてあります。手前には少し温かい水風呂、そしてサウナもあります。奥から手前に向かって入るほうが一般的で、風呂上りにゼロ磁場の秘水(ペットボトル500ml)を買って飲む方もいます。
地元の人によると、入野谷の宿の外にある野球場のバックネットの処に井戸があります。この井戸は分杭峠「水汲み場の水」とも、有料で売っている「ゼロ磁場の秘水」とも違う水脈の水だそうです。でも分杭峠を通っている水脈の水と聞きました。
「ゼロ磁場の秘水」2Lのペットボトルは750円です(2016年時点)。高くて手が出しにくいと思われている方は、この井戸の水を憶えて置いてもいいかもしれません。
中国から来られる気功師の方が「大鹿村 磁場坂」のパワーの方が凄いと言っていた事がありました。それは大鹿村役場から125号線を南に5kmほど行き、棚田で有名な「引き田」方面に曲がる道にある一見普通の坂です。お時間がある方は是非行ってみて下さい。詳しい場所は大鹿村観光協会で教えてもらえます。
お土産処は、エメラルドグリーンの景観が素晴らしい美和湖のそばにある「南アルプスむら パンや」のクロワッサンです。お手頃価格(1個50円)で香ばしくて丁度いい甘さ、翌日になってもオープントースターで温めれば味はそう変わりません。時間によっては、丸ごと試食もできます。
パワーをもらって、きれいな景色を見て、美味しいものを食べれば老若男女を問わず、きっと元気が出て来ます。冬場は分杭峠も閉鎖されてしまいます。気候のいい時期に、是非お出掛け下さい。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/24更新)
- 広告 -