がまだせ熊本!嵐山を「くまモンメッセージ電車」が走る

がまだせ熊本!嵐山を「くまモンメッセージ電車」が走る

更新日:2016/08/15 11:52

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
2016年熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県の復興を応援しようと、嵐山を走るローカル線「嵐電(らんでん)」が、くまモンのラッピングを施して熊本観光をPRする電車を走らせています。世界的な観光地である京都・嵐山で、熊本県からのメッセージを乗せた「くまモンメッセージ電車」が今日も走っています。

くまモンを乗せて走る嵐電

くまモンを乗せて走る嵐電

写真:bow

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京都市内中心部と嵐山を結ぶ京福電鉄は通称“嵐電”(らんでん)と呼ばれるローカル線。沿線上に世界遺産が3つあり、他にも京都の有名寺院が沿線にズラリと並ぶ観光にとても便利な電車です。

そんな嵐電に2016年8月9日、くまモンのヘッドマークを付けた電車が走り始めました。前後のヘッドマークは赤と白の色違いで、赤色のヘッドマークのついた四条大宮側の運転席にはよ〜く見ると小さなくまモンのぬいぐるみが窓の外を見つめています。

被災地応援電車であるくまモン電車

被災地応援電車であるくまモン電車

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嵐電は2011年、東日本大震災が起こった際も被災地を応援する様々な活動をしていたことでも知られていますが、この度2016年に発生した熊本地震によって被害を受けた熊本県も応援すべく、新たな試みを始めたのです。それが今回の「くまモンメッセージ電車」なのです。

熊本県から託されたメッセージは『応援ありがとう。くまもとに来て、見て、食べて、楽しんで。それが一番のチカラになります。』そのメッセージを届けたのは熊本県の“営業部長兼しあわせ部長”ことくまモン。運行初日である8月9日には自ら式典にも参加し、ラッピング電車の出発時にもサプライズで登場したのです。

中吊り広告も熊本県仕様!

中吊り広告も熊本県仕様!

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車体には大きなくまモンがラッピングされた「くまモンメッセージ電車」ですが、車内にも中吊り広告の部分に熊本県のおすすめ観光地のポスターが。また、熊本県からのメッセージも車内に掲出されています。

こうして少しでも熊本県に対して興味を持ち、熊本県を訪れることが何よりの復興支援に繋がっていくのです。京都・嵐山を訪れる多くの観光客が乗車する車内で、一番いい広告スペースを割いて熊本を応援する電車にするという京福電鉄の企業姿勢には敬服せざるを得ません。

くまモンデザインのフリーきっぷも発売!

くまモンデザインのフリーきっぷも発売!

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嵐電には便利でお得な一日乗車券がいくつかありますが、その中でも人気の「嵐電・嵯峨野フリーきっぷ」が「くまモンメッセージ電車」の運行に合わせ、デザインがくまモン仕様に変わっていて、「嵐電・嵯峨野フリーきっぷ+FOR KUMAMOTO」という名称になっています。

このフリーきっぷは嵐電と嵯峨野・嵐山地区の観光地を広く結ぶ京都バスが1日乗り放題のきっぷで、沿線沿いにある観光施設や寺社で数多くの特典が得られるのでかなりお得です。(特典一覧は記事最後のMEMO欄をご参照下さい)

なお、このくまモンデザインの「嵐電・嵯峨野フリーきっぷ+FOR KUMAMOTO」は大人が700円、小人350円で、売上金の一部(大人100円、小人50円)が熊本県に義捐金として寄付される形になっています。発売は嵐電の嵐山、四条大宮、北野白梅町など主要各駅の他、京都駅前のバスチケットセンターでも購入が可能です。

京都を走る「くまモンメッセージ電車」に乗ってみよう

熊本県の復興を応援する「くまモンメッセージ電車」の運行は2016年12月31日までのロングランを予定。同じく京都バスの嵐山地区を走る系統の5台にも車両後部にメッセージパネルをつけた「くまモンメッセージバス」が運行されています。さらにグループ会社でもある福井の京福バスにも10台、同じメッセージパネルを取り付けて運行しています。

京都や福井を訪れたのなら、くまモンからのメッセージを乗せた電車やバスに乗ってみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/09 訪問

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