牛窓という町名は少し変わっていると感じませんか?ここには古い伝説が残されています。神功皇后がこの地で塵輪鬼(じんりんぎ)という大牛の怪物を討伐し、その後新羅に向かいました。戻って来ると塵輪鬼は、巨大な鬼となって再び襲ってきたのです。そこに現れたのが住吉明神で、牛鬼を投げ倒したことから、牛転(うしまろび)と言われるようになり、そこから牛窓に転訛したとされます。
岡山県は御存じ、桃太郎の昔話があります。桃太郎は鬼を退治しますが、牛鬼も何か関係があるのかも知れません。
日本にオリーブが伝わったのは幕末と言われています。その後オリーブの生産は、香川県小豆島と岡山県が二大生産地となりました。牛窓のオリーブの歴史は、昭和17年まで遡ります。服部和一郎という人が「オリーブは栄養価が高く、薬になり、さらには燈火としても使える」と植樹したことが始まりとなっています。
それが現在では2000本にまでなり、様々に加工されて販売されるようになっているのです。
敷地内を歩いていると、オリーブの木を楽しむことが出来ます。オリーブはミッション、ルッカ、マンザニロ等の種類があり、品種の違いを楽しむのもまた、素敵な時間の過ごし方ではないのでしょうか。
なお、丘を少し下って10分程度歩いたところに「ローマの丘」という場所があります。道の両側のオリーブ園を眺めながらたどり着くと、ローマの神殿をイメージさせる石柱が6本あります。これは岡山空襲で被災した旧三井銀行岡山支店のものを移設したものです。時間の許す方は、こちらも訪ねてみて下さい。
恋人の聖地として、瀬戸内海を見下ろす丘に鐘があります。これが「幸福の鐘」で、連日多くの恋人たちが訪れます。シンプルな銀のフレームに支えられた鐘を鳴らしてみましょう。丘の上から心地よい響きが広がります。
二人だけで来たら、写真はどうするの?ちゃんとカメラ撮影用の台がありますので、心配はいりません。ぜひとも記念撮影をしておきましょう。
展望台は、高台にある白い建物となります。売店と喫茶店が一つになったオリーブショップの中から階段を上るのです。3階まで上がると心地よい風が感じられるでしょう。
そこから見下ろす瀬戸内海に浮かぶ島々。遠くに見えるのは、もう一つのオリーブ生産地である香川県の小豆島であり、左側には兵庫県の家島、松島までも見ることが出来ます。どこまでも美しく、まさにここが「日本のエーゲ海」と感じることでしょう。
展望台から下りてきたら、ぜひとも飲み物を楽しんでみましょう。瀬戸内海を一望出来る喫茶店は、とてもぜいたくな時間を提供してくれるはずです。そこに併設されている売店では、実に様々な種類のお土産品が並んでいます。
数多くある料理用、生食用のエキストラバージンオリーブオイルはもちろんのこと、スタッフお勧めの洗顔石鹸、ノンシリコンシャンプーやオリーブオイル配合リンス、素肌に優しくうるおい長持ちのボディソープで、素敵なバスタイムはいかがでしょうか。
いつ行っても楽しむことが出来る岡山県牛窓町「牛窓オリーブ園」で、美しい日本のエーゲ海を楽しみ、それだけではなく様々なオリーブ製品を手にしながら、充実した一日を過ごしてみませんか?
各月で様々なイベントがあるので、そちらもネットで検索してみましょう。
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(2024/4/24更新)
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