写真:bow
地図を見る佐賀県と長崎県を有明海沿いに結ぶ、国道207号線はさほど交通量も多くなく、快適なドライブルートといえます。佐賀県側から有明海の広大な景色を見ながら走ってきた際、県境を越えた時に長崎県が最初に出迎える町が諫早市小長井町です。
その諫早市小長井地区に入った途端、単調だった景色に突如としてアクセントが現れます。それは道端にある巨大なフルーツたち!車で走りながらも思わず二度見してしまう、その巨大なフルーツの正体は実はバス停だったのです。
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地図を見るこのフルーツバス停は一つだけではなく、なんと全部で16基!諫早市小長井地区を走っている時は何度もフルーツが目に入ってきます。
そもそもなぜこのようなフルーツのバス停が置かれているのか?それは1990年に開催された「長崎旅博覧会」がきっかけとなっています。2005年に諫早市に合併された、当時の小長井町が長崎県の玄関口の町として、訪れる人たちの心を和ませようと設置したのがフルーツバス停だったのです。
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地図を見る国道207号を彩るフルーツバス停のモチーフはグリム童話でお馴染み「シンデレラ」に登場するカボチャの馬車なのだそう。ちなみに16基あるというフルーツバス停、その種類は5種類!みかんといちごが4基づつ、メロンとすいかが3基づつ、そしてトマトが2基あります。
ん?トマト…?フルーツバス停ってキッパリ言ったばかりだったのに……、スマンありゃウソだった。広辞苑で見てもトマトは「野菜」としっかり書かれてしまっています。なぜリンゴでなくトマトが採用されたかは定かではありませんが、一般的にはフルーツバス停という愛称が定着しているのです。
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地図を見るちなみに国道207号沿いにあるフルーツバス停は16基中14基。もう2基は山茶花高原へと至る県道に設置されています。とにかく、車で走っていても「あれ何!?」とついつい停まってしまうフルーツバス停。休日ともなればバスでなく、車がバス停に停まっていることもしばしば!フルーツバス停のバックに有明海や田園風景を取り込めば、かなり面白い写真も撮れるので、フォトジェニックポイントとしてもSNSで人気を集めています。
また、「ガリガリ君」でお馴染みの赤木乳業のアイスクリーム「ガツン、とみかん」。そのCMのロケ地としてフルーツバス停が使われ、今をときめく女優の広瀬アリスさんがこのフルーツバス停のみかんと共演したという実績も誇っているのです。
諫早市小長井町にあるフルーツバス停。そのバリエーションは実に様々。同じフルーツでも窓の位置が微妙に違ったりしますので、個体差をチェックしてみても面白いかも!また、上り下りのバス停が両方ともフルーツのバス停もあれば、片方だけフルーツのバス停もあったりと、走っていても飽きさせません。
そんなフルーツバス停のある諫早市小長井町へは佐賀市から車で1時間強ほど。長崎市からも同じく1時間強ほどの距離となっています。有明海沿いを走る際にはフルーツバス停、ぜひチェックしてみてください!
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(2024/4/18更新)
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