写真:大宮 つる
地図を見る岩槻城址公園に訪れたら、必見の史跡はなんといっても「岩槻城城門(さいたま市指定有形文化財)」です。木材部分が黒く塗られていることから、“黒門”として親しまれています。
こちらの門の特徴としては、門の扉の両サイドに小部屋を付属させた“長屋門(ながやもん)”形式になっていることです。「門番・家臣がこの小部屋で待機していたのかな?」と想像させられますね。
写真:大宮 つる
地図を見るまた、黒門の近くには、「岩槻城裏門(さいたま市指定有形文化財)」もあります。重厚な黒門に対して、裏門は質素な感じでまさしく裏門といった様相です。いまはなき岩槻城の数少ない現存遺構として大変貴重な存在ですので、ぜひともご覧ください。
なお、いずれの門も元々こちらの場所にあったわけではなく、移築されたものとなります。
写真:大宮 つる
地図を見る岩槻城址公園では黒門・裏門のほか、「掘障子」の遺跡も見ることができます。堀障子とは、後北条市特有の築城技術で、城のお堀に設けられた障害物のことをいいます。堀に入った敵の移動を妨げたり、飛び道具の命中率を上げたり等といった目的で作られたと考えられているそうです。
ここはもともと空堀があった場所で、現在は遊歩道として整備されています。遺跡を見つつ、木々の中を散策すると気持ちがいいですよ。
写真:大宮 つる
地図を見る公園のシンボル的な存在となっているのが、菖蒲池にかかる朱色の「八ッ橋」。八ッ橋という名の通り、一直線の橋ではなく、かくかくとした形状なのが特徴です。上から見ると、稲妻のような形になっています。
写真:大宮 つる
地図を見る春の季節には桜、夏には池の蓮が花咲かせ、秋には紅葉……と、人々の目を楽しませてくれる憩いのスポットです。
写真:大宮 つる
地図を見る見どころは、史跡やお城の名残が感じられる原風景だけではありません。公園内には、東武1720系電車(きぬ)の展示もあります。
こちらの車両は、1960年から1991年まで運用されていた東武鉄道の特急電車の先頭車。ただ展示されているわけではなく、なんと車両の中を見学することもできるのです。しかも無料!
公開日時は、土日祝日の午前10時から午後3時まで(お昼の12〜13時はお休み)となっています。夏期については、8月1日〜31日は毎日公開(午前10時から午後4時まで)していますので、とくに夏休みはチャンスです!
写真:大宮 つる
地図を見る岩槻城址公園に訪れたら、ぜひとも味わっていただきたいのが、岩槻名物の「豆腐ラーメン」です。と言うのも、豆腐ラーメンは、岩槻城址公園内の併設施設「さいたま市民会館いわつき」内の「レストラン大手門」で誕生したものだから。
写真:大宮 つる
地図を見る約50年前は“まかない料理”として出されていたものが、いまでは「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で2度優勝するなど、埼玉B級グルメの一品として広く知られるところに。さらには、豆腐×ラーメンの意外性、見た目のインパクトなどから、テレビ・雑誌にも取り上げられるようになり、一躍全国区になりました。言わば、出世飯ならぬ出世ラーメンです。
「さいたま市民会館いわつき」と公園は、道路を挟んで隣の位置関係にあります。散策の前後に、豆腐ラーメン……味わってみてくださいね。
以上、埼玉県「岩槻城址公園」を満喫するための見どころをご紹介しました。本文中では紹介できませんでしたが、広大な広場、じゃぶじゃぶ池(噴水)、アスレチックなどもあり、大人だけでなく子どもも楽しむことができるでしょう。家族で訪れるのにオススメの観光スポットです!
最後に交通アクセスについて。
電車でお越しの場合は、東武野田線「岩槻駅」が最寄りです。徒歩だと25分くらいの距離。コミュニティバスがありますが、平日のみの運行となっています。
車でお越しの場合は、無料の駐車場があります。
住所:埼玉県さいたま市岩槻区太田3-4
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(2024/4/20更新)
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