うどん屋じゃなくて醤油屋で讃岐うどん!東かがわ市「かめびし屋」

うどん屋じゃなくて醤油屋で讃岐うどん!東かがわ市「かめびし屋」

更新日:2016/08/18 11:10

桜木 小春のプロフィール写真 桜木 小春 元旅行会社勤務、トラベルコーディネーター
香川県の東部にある東かがわ市に「かめびし屋」は、あります。メディアでも多く取り上げられている老舗の醤油屋ですが、その隣では讃岐うどんが食べられるお茶屋があります。江戸時代に建築された醤油蔵を活用した、レトロでとてもかわいらしい雰囲気の店内です。そんな伝統のある老舗の醤油屋で、オリジナルの讃岐うどんを食べてみてはいかがでしょうか。

醤油屋「かめびし屋」

醤油屋「かめびし屋」

写真:桜木 小春

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かめびし屋がある引田町は「古い町並み」として多くの観光客が訪れるスポットとなっています。町には、古いお屋敷や昔の郵便局を改装したカフェもあり町全体が時が止まったような空間になっています。そして、「かめびし屋」は、そんなレトロな雰囲気の町に溶け込むように建っています。建物が国の登録有形文化財に指定されていて真赤な外壁はとてもインパクトがあります。

ここ「かめびし屋」は創業宝暦3年(1753年)から250年以上の伝統がある老舗の醤油屋です。瀬戸内海に面した香川県引田町は江戸時代に入ってから、海上交通の要所として発展してきました。良質な塩の産地が近く、醤油作りに適した気候だったため、美味しい醤油の生産地として知られていました。そして、かめびし屋の醸造蔵には230種類もの独自の酵母菌が棲みついていて、世界のどこにもない「むしろ麹」という製法で醤油を作っています。

かめびし屋の特製うどん

かめびし屋の特製うどん

写真:桜木 小春

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伝統を守り続けている老舗の醤油屋で、この醤油を使った讃岐うどんを食べることができます。もちろん、ここだけのオリジナル。他では食べることができません。特製うどんは、かけだしにもろみが入っている珍しいうどんです。地元香川県では多くのうどんの種類がありますが、もろみを入れて食べるお店は、ここだけです。

店内で注文してから茹でたてのうどんを食べることができます。もろみは出汁に溶かすと味が濃くなり、さっぱりした紫蘇と胡麻の風味がちょうど合います。少し太めの麺はもっちりしていて、食べ応えがありますよ。

レトロなお茶屋は見るだけでも楽しい

レトロなお茶屋は見るだけでも楽しい

写真:桜木 小春

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昔、台所として使われていた場所が、お茶屋に改装されています。樽をテーブルにしたり、昔の道具が飾られていたり、14代目当主に嫁いだ奥様が乗ってきた籠などが展示されています。お茶屋では、讃岐うどん用の薬味や種類豊富な醤油が並べられています。特に醤油の種類は多く、色々試してみたくなりますが味がミックスされてしまうので、試すのは程々に。

お茶屋はあまり広くありませんが、ここのレトロでかわいらしい雰囲気は、醤油屋オリジナルのうどんをさらに美味しくさせています。

珍しい粉末タイプの醤油!ソイソルト!

珍しい粉末タイプの醤油!ソイソルト!

写真:桜木 小春

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店内では、醤油を購入できます。醤油といっても料理の用途に合わせて刺身、煮炊き、漬物、隠し味用など沢山の種類があります。そのため、自分好みの醤油を探すために試食用の醤油が準備されています。

そして、ここでオススメの醤油が、液体ではなく粉末の醤油ソイソルトです。普段使っている醤油は、皆さん液体タイプですが、ここでは珍しくフリーズドライされた粉末の醤油があります。液体のように水っぽくならないので、料理の仕上げにパラパラっとかけると、プロ並みに仕上がりますよ。ぜひ、自分用のお土産に買ってみてください。もちろん試食も可能なのでスタッフの方に声を掛けてみて下さいね。

最後に

引田町は「古い町並み」として多くの観光客が訪れるスポットとなっています。町全体がレトロでとてもかわいらしい雰囲気で、「かめびし屋」は、江戸時代に建築された醤油蔵を活用したお店です。醤油屋のオリジナル讃岐うどんは、他では食べられません。老舗の醤油を使った讃岐うどんは格別ですよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/06 訪問

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