JR六日町の駅から車で約10分。魚野川の支流「清水川」添いに「泉ヴィレッジ」はあります。南魚沼の田園風景に溶け込む美しい建物は白鳥健ニ氏の建築。中心の泉を囲むように回廊がレストラン棟と工場棟を結んでいます。
この「泉ヴィレッジ」はカジュアルイタリアンレストラン「タベルナゴッツォ」、新潟パン工房「CONERETTE」、売店、「PORTICO」、ウェディングにも使用できる多目的ホール「Concordia」、ビール醸造所と屋外のガーデンパーク「CucciaNero」で構成されています。
家族で訪れるならガーデンパーク「CucciaNero」がおすすめ。パーク内は地元で採れた旬の野菜が味わえるモンゴリアンバーベキューレストランや、ニジマスやイワナなどの渓流釣りが楽しめるフィッシングパーク、そして子どもたちも気持ちよく駆け回れる芝生が敷き詰められたフリーパークがあり、楽しくのんびり過ごせることができます。
冬季はお休みで、バーベキューは10月末、フィッシングパークは11月末までの営業。夏場に楽しいスポットですね。
美しい館内や開放的なガーデンパークも魅力的ですが、やはり「泉ヴィレッジ」に来たらレストラン「タベルナゴッツォ」は外せません。
地元食材を使ったイタリアンや八海山ビールを堪能できます。
店内はアーチの天井が美しく、木材の質感をいかしたあたたかい空間。チーズや生ハムがカウンターに置かれ、本場イタリアの食堂の雰囲気を醸しだしています。周囲は田んぼに囲まれていて、本当に静か。訪れた日は虫の声がBGMでした。
まずは目当てにしていた「八海山ビール3種お試しセット」(¥620)。写真左から、ヴァイツェン、ピルスナー、アルト3種類の飲み比べができます。おつまみに麦芽のローストがつくビール好きには嬉しいサービスも。ビールの原材料だけに相性はぴったりです。
最初の一杯はヴァイツェンかピルスナーがおすすめ。特にヴァイツェンはフルーティな香りと程よい酸味があり、女性が飲みやすい味です。アルトは、コクと苦みがあるので、食事と一緒にじっくり飲むのがよさそうです。
もちろん売店でも販売しているので、ビールに目がない人へのお土産にすれば間違いなく喜ばれるでしょう。
続いて、魚沼の野菜をふんだんに使ったサラダ「魚沼畑」(¥600)を注文。レタスや、ベビーリーフなどの葉野菜は生、なす、かぼちゃはソテーにと野菜によって調理方法を変えた野菜のプレートです。
ほろ苦のふきのとうのドレッシング≠かけていただきます。なすは絶妙に火が通っていてとろけるよう。かぼちゃは、ほくほくと実がくずれ、カブはキメ細かい肉質から優しい甘さがじんわり染み出します。野菜の種類も多く、味わいと食感で、それぞれが個性を主張する楽しいプレートでした。
野菜なので軽く食べられそうですが、意外とボリュームがあるので、パスタやピザなど後から来る料理を考えると2人でシェアするのがちょうどよさそうです。
お店イチオシのピッツァは薪釜で焼き上げる本格派。私がオーダーしたのは地元の雪国まいたけを使った、「舞茸のピッツァ」(¥1,280)。焼き上がりは皮が薄くてパリパリ!ガーリックの香りと、舞茸の香りが食欲をそそります。薪の香りがうつっているのか、少しスモーキーな香りも。食べきれない時は持ち帰りもできるそうです。
メニューは地元食材をうまくイタリアンに取り入れていて、どれも美味。そのわりに値段は良心的。地元の素材食材を存分に味わえるので、旅行時の食事先にはもってこいです。
清水川が流れ、八海山が見下ろす絶好のロケーション。周囲を田園に囲まれているので春・夏は青々とした風景が広がり、秋には黄金の稲穂に囲まれて食事を楽しめます。
ショップの食品やレストランもすべて地元食材を使っているので、お土産探しや食事をするには最適のスポット。
これから南魚沼は紅葉が美しくなり、冬はウィンタースポーツで賑わいます。南魚沼の地元素材を使った本格イタリアンを食べに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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(2024/4/24更新)
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