写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイ湾に浮かぶサムイ島。丸みを帯びた四角い形をした島で、タイでは3番目の大きさ。全島をココナッツの樹で覆われた、タイで人気のビーチリゾート観光地です。プーケットよりも素朴で、サメット島よりも広々。物価も安く、のどかなタイ人生活を垣間見ることができ、長期滞在にもおすすめのリゾートアイランドです。
世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」がまとめた“アジアのベストアイランド”で、サムイ島は第9位にランクイン(1位がタオ島、3位がパンガン島、いずれもサムイ諸島)。そのサムイ島を代表するビーチが、写真の「チャウエンビーチ」。白砂の美しいビーチで、透明度も高く、シュノーケリングも楽しむことができます。
しかし、最高の過ごし方は、ビーチマットに寝転がり、のんびりスヤスヤとお昼寝。また、ビーチ沿いには素朴なマッサージショップがあり、波音を聞きながらのマッサージも最高の幸せ。ヤシの樹の木陰が涼しく、澄んだ青い海を眺めながら、最上のぜいたくな休日を過ごすことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る湿った暖かな潮風。ビーチに舞い降りる夕暮れの気配。足もとを洗う、透明な波。ただ、ひたすら波を見ていたい。一日中、何にもしないで海を眺めていたい。サムイ島の海は五感に優しく、海が好きな人にはたまらなく魅力的。「チャウエンビーチ」は荒々しくも、優しさを含んだ不思議な癒しが感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイ人の素朴な暮らしが感じられるのも、「チャウエンビーチ」の魅力です。夕暮れになると、白い影法師のように、花売りのタイ人少女の姿が。貝殻細工やお土産を売る姿も見られ、情緒のある風景が見られます。
チャウエンビーチから一歩奥に、「チャウエンビーチロード」と呼ばれる一本のメインストリートがビーチと並走するように延び、沿道にはシーフードレストランや土産物店、ショッピングモール(セントラル・フェスティバル)といった観光地らしいにぎわいが見られます。
さらにはパブやビアバーといった夜遊びスポットも充実。サムイ島随一の繁華街ですが、プーケットのパトンビーチほどには規模は大きくなく、タイ人の素朴な生活が見え隠れするような、のどかで素朴なナイトライフを楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは、夕暮れではなく、朝焼けの海。「チャウエンビーチ」はサムイ島の東側にあるので、水平線に沈む夕日は見ることはできないのですが、朝日が昇る海も美しい。左側に見える島は、無人島のマトラン島。
「チャウエンビーチ」は、全長約7キロの広〜いビーチ。観光客が最も多いエリアですが、ビーチが広いので人の姿が少なく感じられ、ゆったりと過ごすことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらも朝の「チャウエンビーチ」ですが、穏やかだった海が急に波が高くうねり出し、まるで海の中に巨大な龍が棲んでいるよう。力強い潮騒が聞こえてきます。
サムイ島の天気は一般的に、乾季の3〜5月が雨が少なく、7月から12月は雨期で激しい雨が降り続くとされていますが、雨が降らないはずの乾季であっても激しいスコールに見舞われることもあり、まったく気まぐれのお天気。一日中、雨かと思ったら急に透き通った青空が現れ、サムイ島は実に神秘的な島!神々(タイなので仏々?)の気配が宿り、大自然の美しさ、偉大さが感じられる魅惑的な楽園です。
ひたすら海を眺め、何もしないで過ごし、木陰でお昼寝。心地よい潮騒を聞きながらマッサージ。甘いだけでなく、苦みも感じられるサムイ島のメインビーチ「チャウエンビーチ」。絶景のビーチで、オトナの癒しの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
「チャウエンビーチ」は、「北」「中央」「南」の3つのエリアに大きく分かれます。「北」には無人島のマトラン島が見え、ひときわ静かなエリア。海が穏やかで、無人島周辺は透明度がバツグンで、ダイビングやシュノーケリングにおすすめ。
「中央」は、“マンゴ・スクエア”と呼ばれるバーやビアバー、ディスコなどがひしめくにぎやかなエリア。バンガローやホテルが建ち並び、夜遅くまでにぎわっています。島内で最大のショッピングモール「セントラル・フェスティバル」があるのも、この中央エリア。
「南」は夜の繁華街から離れたエリアで、静かに過ごしたい方におすすめ。“チャウエンノイ ビーチ”と呼ばれるエリアで、高級ホテルが点在。海の透明度も高く、こちらでもシュノーケリングを楽しむことができます。
また、サムイ島の近くには、タオ島やパンガン島といった秘島があり、こちらも絶景のビーチが広がっているので、少し足を延ばして楽しんでみてはいかがでしょうか?
サムイ島や周辺の観光スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
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(2024/4/27更新)
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