ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、人口約1万人の小さな街。ですが、ドイツの中でも数少ない中世の街並みを残した街として、年間で数多くの観光客が訪れます。街自体は小さいので、半日もあれば観光出来ます。ただ見るだけでも十分に美しい街ですが、折角ならばその街の歴史を学んでみたいと思いませんか。
そんな方に最適なのが、ローテンブルク・オプ・デア・タウバー観光局認定のツアーに参加すること。このツアーは普通のツアーではないのです。ツアーガイドは、黒い衣装に身を纏った「夜警」。
その昔、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーを始めとした中世の街では、街の警備係として夜警をする人がいました。夜警の就労関係は悪く、賃金は低く、危険を伴う可能性もあるということで人気が高いものではありませんでした。誰もやりたがらなかった仕事ですが、常に夜の街を守っていた夜警人達は、一般の人が知らない街の事や裏の顔まで知り得ていたのです。
その夜警を模して、夜警ガイドでは、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーという街の歴史をユーモア加えて紹介してくれるのです。
夜警ツアーの参加方法はいたって簡単です。ローテンブルク・オプ・デア・タウバーの街の中心部であるマルクト広場に、夜8時に集合すれば良いだけ。(英語ツアーの場合。ドイツ語ツアーの場合は夜9時半)
ツアーでは、1時間半かけて夜警ガイドが、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーの要所にて街の歴史や小話を紹介してくれます。ツアー内では、何故ローテンブルクが中世の街並みを逃れることができたのか、第二次世界大戦の被害を受けずに済んだのかが語られます。
夜警ガイドツアーに参加すると、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーの違う顔が見えてくるはずです。
夜警ガイドは、まずローテンブルク・オプ・デア・タウバーの歴史を語り始めます。街としての歴史が始まったのが10世紀。当初は、立地的に交通の要所であったこと、土地が肥沃で農作物が豊富だったことから、豊かな街でした。
しかし、その後ローテンブルク・オプ・デア・タウバーには悲劇が襲いかかります。その悲劇こそが、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーに中世の街並みを残させることを可能にした要因となっているのです。詳しい内容は、是非夜警ガイドの口から生の情報を聞いてみてください。
夜警ツアーが終わるのが、9時頃。夏のドイツの場合、丁度外が暗くなる時間です。ローテンブルク内にも少しずつ灯りが灯り始めます。夜のローテンブルクの街並みは、昼間とまた違う雰囲気。夜警ガイド気分で、夜街並みを散歩してみるのも、夜警ツアー後の楽しみの一つです。
ビールに芸術にサッカーとドイツの魅力は様々な範囲に広がっています。その中でも特にドイツの歴史は、学ぶところが多いものです。美しい街並みのローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、ドイツの歴史を感じるのにはもってこいの場所。是非夜警ツアーに参加して、ドイツの歴史に触れてみてください。
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(2024/4/26更新)
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