写真:岡本 大樹
地図を見るまず、温たまらん丼についてご説明させていただきます。名前を見ていただければ大体察しはつくかと思いますが、簡単に言えば「温泉卵を使った、たまらなく美味しい丼」ということです。
しかし、ただの温泉卵ではありません。指宿は砂蒸し温泉というとても珍しい入浴法で知られ、温泉大国の鹿児島の中でも特に人気のある温泉地。なんとこの温たまらん丼の温泉卵は単なる熱湯ではなく、砂蒸し温泉の源泉を使って作られているのです。さらに、その卵自体も指宿市の山川(やまがわ)という場所の養鶏場で育てられた特別な「さつま芋卵」を使用しているというこだわりっぷりです。
写真:岡本 大樹
地図を見るでは、温たまらん丼とはどんな見た目の丼なのでしょうか。17ある取扱店ではそれぞれ独自に開発された丼が提供されています。鹿児島の黒豚を使用していたり、海鮮をふんだんに使った「卵(たま)て箱丼」なんてものもあります。
しかし、この小牧庵の温たまらん丼は、まず見た目の色からして独特なのが伝わってきます。この写真は提供された瞬間のものですが、明らかにこのお店の温たまらん丼の特色を隠しきれていませんね…笑
写真:岡本 大樹
地図を見る蓋を開けると登場するのが、緑色に輝くたまらんビジュアルの丼です。こんな緑の丼は他のどこでも見たことがありません。パッとこれを見て何が使われているかわかるでしょうか。
正解は「オクラ」です。鹿児島県指宿はオクラの名産地でもあり、このお店でも地元産のオクラがふんだんに使われています。しかし、これほど丼いっぱいにしなくてもいいとは思うのですが…笑
オクラの絨毯の上に載っているのはもちろん砂蒸し温泉卵、そして自家製のオクラの醤油漬けまでもが載せられています。地元産の新鮮な食材が丼を彩っており、もちろん美味しい一品なのですが、見た目のインパクトに反してかなりスッキリとした味なので、ペロッと食べてしまうと思いますよ。
注意していただきたいのは、この温たまらん丼はオクラの旬である夏から秋にかけての季節限定という点です。2016年は10月下旬くらいまでの提供となるそうですので、お早めに行ってくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見るまたこちらのお店はもともとはめん処であり、とても珍しい「小牧そば」というメニューが存在します。温たまらん丼とミニ蕎麦のセットもありますが、可能であればぜひ「小牧そば」を食べてみてください。
小牧そばというのがどんなメニューかというと、こちらの写真なのですが、見慣れないものがついてきていますね。蕎麦自体は一般的なざるそばとそこまで違いはありませんが、その隣には温かいお味噌汁のようなもの、そして二種類の薬味。これはどう食べるのでしょうか。
写真:岡本 大樹
地図を見る小牧そばはまず蕎麦を器にとり、そこに温かいお味噌汁をかけ、さらにその上に薬味を載せていただくというスタイルなのです。もちろんお味噌汁にもこだわりがあります。ダシは燻製された鯖でとられているのです。味はもちろん香りもしっかりとした鯖ダシはお蕎麦との相性も抜群。
そして、薬味ですがネギはそれほど珍しいものではありませんが、もう一つはなんとみかんの皮。鯖ダシの香りが少し強くて苦手だという方でも、柑橘のさわやかさでスッキリと味わえると思うので、こちらもお試しくださいね。
“めん処 小牧庵”で食べることができる、温たまらん丼と小牧そば。少し変わったメニューだと思われるかもしれませんが、どちらも指宿の自然の幸を活かすために工夫が凝らされた料理なのです。また、シーズンにはこちらも珍しい菜の花丼を食べることもできますよ。
指宿には温たまらん丼を提供しているお店が多くあるので、いろいろと違いを楽しむのもいいと思いますが、こちらの丼は確実に食べることをオススメします。ぜひ指宿でたまらん!丼を味わってみてください。
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(2024/4/26更新)
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