写真:岡本 大樹
地図を見る熊本県の阿蘇郡小国町は阿蘇市のすぐ北に位置する町。町自体はそれほど有名ではありませんが、その自然景観の美しさは阿蘇中心部にも引けをとりません。その中でも、最も有名で人気のあるスポットが鍋ヶ滝というとても神秘的な滝。
まるでカーテンのような幅広の滝は国内でも珍しく、お茶のテレビCMに起用されたことで一躍有名になりました。CMを見て、ここに行ってみたい!と思った方も多いのではないでしょうか。
CMのような豪快な勢いの滝を見ることができるかどうかはその日の水量次第。といっても、それほど水量がない日でも充分美しい滝には変わりありませんのでご安心を。この写真は雨が降ってから少し経った日のものなので、少し水量が少な目ではありますが、それでも充分な美しさを堪能することができますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに鍋ヶ滝の珍しい所は滝の裏側に入れることです。表から見たときとかなり違う印象になると思いますので、二つの顔を存分に楽しみましょう。滝のかなり近くまで行くことができますが、水飛沫で少し濡れる可能性もあるのでご注意を。
2016年の4月に起こった地震の影響により、数か月間滝の裏への道は通行禁止となっていましたが、8月には解除され以前と同じように入ることができるようになっています。裏を通り抜けると、ほぼ正面から滝を見ることもできるので、ぜひそちらからの滝の様子も一緒に楽しんでみてくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る数年前までは駐車場も小さく、遊歩道もきちんと整備されていたわけではありませでしたが、現在では48台停まれる駐車場ときれいな遊歩道が作られているので、滝までの道はとても歩きやすくなっています。といっても、駐車場から滝まではかなり高低差があるので、歩きやすい靴で行きましょう。
2016年7月時点で入園料は大人200円、小人100円。開園時間は9〜17時となっており、最終入場は16時30分までなので、入れないということがないように時間を合わせて訪れてくださいね。また、下記関連MEMO欄にある小国町のホームページに公園の情報があるので訪問前には一度ご確認ください。
写真:岡本 大樹
地図を見る鍋ヶ滝の手前1.5kmほどの場所にあるのがこちらの鉾納社です。その昔、この地で発見された二本の鉾をお祀りしたという伝説が語り継がれており、鉾を納めている社という名前なのです。しかし、実際には鉾は行方不明になっていて、明治時代になると吉見神をお祀りしたことから、正式な名前は宝来吉見神社とされています。といっても、一般的には鉾納社の呼び名の方がよく使われています。
こちらの見どころは、境内の入口に立つ二本のとても立派な夫婦杉です。推定樹齢は700年と言われており、門番のように本殿前にそびえ立つ姿はとても印象的です。また、この二本だけではなく境内に立ち並ぶ数多くの緑からは、阿蘇地方の自然パワーを感じることができると思いますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに境内で見逃せないのが、こちらの小さな鳥居です。鉾納社の本殿横には淡島神社もあり、その社の前には40cmほどしか高さのない鳥居が二つちょこんと可愛らしく立っています。お参りをしてから、この鳥居の下をくぐれたら願いが叶うと言われているので、ぜひチャレンジしてみてください。
また、鉾納社のすぐ近くには坂本善三美術館があり「鉾納社の森と坂本善三美術館」という形で、新くまもと百景の一つに選ばれていますので、お時間があればそちらもぜひご一緒に。
2016年4月の地震により大きな被害を受けた阿蘇地方ですが、その後も特に問題なく訪問できる場所は多くあります。鍋ヶ滝や鉾納社も阿蘇中心部からそれほど離れていない場所ですが、直接の被害はそれほどありませんでしたし、なんといっても滝の美しさや夫婦杉の迫力は以前と変わらないままです。
鍋ヶ滝は時期によってライトアップのイベントなども行っているので、興味がある方はそれ狙いで訪問してみてもいいかもしれません。ぜひ鍋ヶ滝と鉾納社で阿蘇の自然に触れてみてください。
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(2024/4/19更新)
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