写真:岡本 大樹
地図を見る波戸岬は佐賀県唐津市の一部である東松浦半島の最北端に位置しています。玄界灘に突き出たこの半島には海水浴場やキャンプ場などがあり、恋人の聖地にも認定されているため、シーズン中は多くの人で賑わう場所となっています。
その岬の中でも特に見逃せないのが、今回ご紹介する玄海海中展望塔です。太平洋側であれば、千葉県や和歌山県にもある海中展望塔ですが、日本海側にはこの波戸岬のものしかありません。そんな唯一の展望塔で玄界灘の海中散歩を楽しみましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見る海中展望塔は岬から86mの橋で繋がっています。その橋の入口に受付があるのでそちらで入場料を支払いましょう。橋を渡り展望塔の入口から螺旋階段を下りれば、すぐに海中の展望室に辿り着きます。なんといっても水深は7mなのです。階段をゆっくり下りたとしても受付から5分もあれば充分到着してしまうほどの道のりです。
たった7m?それなら、海の中は見えるかもしれないけど、そんなに感動することとも思えない…と思われるかもしれません。しかし、侮るなかれ。実際に行ってみればわかりますが、この部屋からは数えきれないほどの魚を見ることができるのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそれは展望窓に少し近づけばすぐにわかると思います。窓のすぐそばにかなり大きめの魚が泳ぎ回っているので、子供たちは大興奮間違いなしです。むしろ、多すぎて少し恐怖を感じるかもしれません(笑)。
水族館でも同じような景色を見ることは可能だと思います。しかし、ここは捕まえられた魚がいるわけでもなく、管理された水の中でもありません。自然の中で生きている魚の姿を見ることができるというのは、当然ながら水族館では決してできない体験。
また、海の中なので海流があり波があります。その流れの中で魚たちがどう動いているのかといったことは、大人でもあまり見たことがないと思います。ここではそんなところまで完全な自然の姿を見ることができるので、子供はもちろん大人もじっくり見ることをオススメします。
写真:岡本 大樹
地図を見る多いのはその数だけではありません。この展望室から見ることができる魚の種類は30種類以上にのぼり、日本海流と対馬海流が交わる場所でもあるため、熱帯魚が見られることも。そして、時期によって見られる魚が変わるので、一度と言わず何度訪れても新しい発見があると思いますよ。
窓も24個と多く設置されているので、多くの人で賑わっているタイミングにあたってしまっても、すべての窓が埋まるということにはあまりならないというのも嬉しいポイント。さらに窓の高さも2種類あり交互に並んでいるので、小さな子供でも自分で見ることができるような造りになっています。
写真:岡本 大樹
地図を見る展望塔の建物自体はそれほど大きなものではありませんが、塔の周りはぐるっと一周できるようになっているので、こちらで玄界灘に浮かぶ島々の景色を楽しむこともできます。
またそこから魚にエサをあげることもできます(エサは有料です。)かなり多くの魚がエサに寄ってきますし、自然に生きる魚たちにエサをあげられる場所は日本国内でもかなり珍しく、子供はこれまた大興奮だと思いますので、ぜひ一度体験してみてください。
今回は海中展望塔のご紹介となりましたが、他にも波戸岬の魅力は多くあります。海水浴やキャンプ、魚釣りなどはもちろんのこと、近海で獲れる豊富な海の幸の中でも特に美味しいサザエのつぼ焼きやイカ焼きを海岸近くのお店で味わうことも可能です。
また、恋人の聖地に認定されていて、岬の名前である波戸とかけたハート型のモニュメントも設置されていますし、一年を通して夕陽をきれいに見ることができる場所でもあるので、カップルのデートスポットとしても人気があります。
海中展望塔だけではなく様々な魅力もある波戸岬へぜひ一度行ってみてください。
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(2024/3/28更新)
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