読みにくい駅名の多い「わたらせ渓谷鉄道」。沢入(そうり)駅周辺は、この鉄道沿線で最高の紅葉ポイントと言われております。さらに、紅葉ポイントが駅に近く、電車を降りて散策をするには最適の場所です。
アクセスは、JRとの接続駅である桐生からだと電車で約60分。日光からだとバスと電車で約90分です。
また、わたらせ渓谷鉄道には、一日フリーきっぷ(1,800円)が用意されています。概ね往復分の乗車であればお得です。
沿線に観光客が訪れる前の午前9時頃には、まだ殆ど人が居ません。初めに、沢入駅舎に向かって左側から川辺を降りた辺りを散策してみてください。駅舎裏の川沿いは公園になっております。樹木は人工的に植えられたものですが、それ故手入れも良く、色づきも綺麗で、紅葉は見事です。まずは定番の紅葉風景を満喫してください。また線路脇にも多くの紅葉があります。早朝に訪れると、ここで紅葉が独り占めできます。秋の風物詩を存分にお楽しみ下さい。
沢入(そうり)発、9:44に神戸(ごうど)行きの市営バスがあります。このバスに乗って神戸まで概ね20分程の行程の途中、草木ダムの堰止め湖である草木湖の湖上、草木橋をわたるのですが、この草木橋上からの湖が、ちょうど朝日に映えて美しい景色を映し出しています。このバスには乗客がまばらです。進行左側の座席から、湖面にそそぐ朝日が煌めく光景をここでも独り占めできます。この光景は鉄道では見えないので、この区間はぜひバスを利用される事をお薦めします。
みどり市市営バス 300円
(※ 発車時刻、料金は2013年10月現在のものです)
ここも難読駅のひとつ、神戸(ごうど)駅。ここから間藤(まとう)行きの下り列車は、沿線で最も紅葉の美しい区間を走ります。神戸を出ると、まもなくトンネルに入り、それを抜けると沢入駅に到着。その後渡良瀬川が進行左側にくるので、可能な限り進行左側の席を確保しましょう。車窓からの紅葉を独り占めできます。なお、11月下旬まで土日はトロッコ列車が運行されます。予約が必要ですが、ご家族でお越しの際には是非利用されては如何でしょうか。
さて、散策に疲れたら、一休みは水沼駅温泉センターがお薦め! 神戸からは上り、桐生方面行きの列車で、15分程で到着。ここは水沼(みずぬま)駅のホーム直結の温泉施設で、いわゆる、駅ナカ温泉という感覚で入れます。一日フリーきっぷを提示すると、入館料が割引になるサービスもあります。湯船から見る紅葉もこれまた格別の味わいが有り、心まで洗われることでしょう。温泉施設にはレストランや個室の休憩室もあります。
水沼駅温泉センター
入館料 600円
個室利用料 休日 3時間 4,000円、平日 3時間 3,000円
渡良瀬渓谷は関東でも有数の紅葉スポットです。首都圏から近いことも有り、週末には多くの観光客が詰めかけます。家族で行くもよし。単身で行くもよし。是非早朝の列車で人の少ない時間帯に、雄大な紅葉を、静かに楽しむ醍醐味をご体験ください。
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(2024/4/20更新)
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