写真:彰 伴治
地図を見る浄土ヶ浜は、白い岩塊と小石によって形成された入り江と、岩の上に群生するナンブアカマツなどの常緑樹、そしてどこまでも透明な海水により、あたかも日本庭園の様な美しい景観が人気で一年中多くの観光客が訪れます。
波穏やかで美しい海では、泳いだり、スワンボートに乗ったり、サッパ船と呼ばれる小舟で湾内を一周し、天気の良い日にはコバルトブルーに輝く"青の洞窟"を見たりすることが出来ます。
お楽しみがたくさんある浄土ヶ浜ですが、あまり天候に左右されずに一年中楽しめるのが遊覧船です。
写真:彰 伴治
地図を見る東日本大震災前、浄土ヶ浜には三艘の遊覧船がありました。しかしそのうち二艘は被災して再起することは出来ませんでした。唯一残ったのがこの「第16陸中丸」。地震の直後、船長の判断で沖へと向かいました。次々と襲ってくる津波を乗り越えてこの船は帰還を果たし、なんと震災のわずか4ヶ月後の2011年7月に運行を再開しました。
一階と二階に400名以上が乗船可能なこの船は、風光明媚な湾内を40分かけてゆっくり進み、美しい景観と雄大な太平洋の海をのんびりと楽しませてくれます。
写真:彰 伴治
地図を見る遊覧船で是非挑戦したいのが「ウミネコの餌付け」。この遊覧船では餌付けのルールが決まっていて、エサは「ウミネコパン」だけ。でも値段は1個100円ととても良心的です。餌付けが出来るのは船の後ろ側のオープンデッキだけなので、出港時刻をチェックし早めに並んで席を確保しましょう。
なお、このパンはウミネコ専用ではなく、人が食べても美味しく頂ける様に仕上がっています。宮古特産なのでほんのり海の香りがして、どこか懐かしい感じがするパンなので、お土産にするとビックリされて楽しいですよ!
写真:彰 伴治
地図を見る遊覧船が出港すると、すぐにたくさんのウミネコ達がやって来てランデブーしてくれます。とてもかわいい目をしたウミネコですが、狙っているのはもちろんウミネコパン。
でもちょっと待って下さい。ウミネコパンの袋にはこんなことが書いてあります。
「ねがいごと ひとつ ねがいごと パンにねんじて なげてみて ねがいかなって ことしよいとし」
パンをちぎって投げる時に何か願い事を念じてみて下さい、みごとにウミネコがキャッチしてくれたら願い事が叶うかも知れませんよ!
写真:彰 伴治
地図を見る旅のお供にカメラという方も多いと思いますが、ウミネコに餌付けをしながら、食べてくれた瞬間を撮影出来たら最高にうれしいですよね。みやこ浄土ヶ浜遊覧船では餌付けに慣れた多数のウミネコが、ずーっと船と並んで飛んでくれるので撮影のチャンスがたくさんあります。
船のオープンデッキからちょっとだけ顔を出してカメラを構え、何度もシャッターを切ってみて下さい。ウミネコがパンをくわえた瞬間のこんな写真が撮れるかも知れません!連写機能付きのカメラをお持ちの方は連写で撮影してみて下さい。撮影出来る可能性が一段とアップしますよ。
いかがでしたか?
みやこ浄土ヶ浜遊覧船はのんびり美しい景観を楽しむも良し、ウミネコとウミネコパンで触れ合うのも良し。名勝指定にふさわしい浄土ヶ浜の美しい景観と自然が満喫できる船旅です。
是非、お友達を誘って写真を撮り合いながら乗ってみて下さい。笑顔の絶えない素敵な旅が待っていますよ!
なお、遊覧船は悪天候などの条件により運行できない場合があります。また、ウミネコの数は全く予想がつかずまれに船に寄ってこない場合もあるのでご了承下さい。
また"青の洞窟"が見られるサッパ船遊覧は、関連MEMOに記載した「岩手「浄土ヶ浜」には“青の洞窟”が存在した!スリルと感動の洞窟遊覧 」をご覧ください。
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(2024/3/19更新)
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