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地図を見る太地町といえばまず思いつくのは「太地町立くじらの博物館」でしょう。鯨の生態に関する展示や、太地町の捕鯨の歴史などを知ることができるだけでなく、鯨と触れ合うことが出来るコーナーが充実しており、博物館というよりは水族館としても十分楽しめるスポットです。ベタですけども、やはりここだけは太地町の観光では外せない存在です。
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地図を見る鯨の町である太地町にはフォトジェニックなくじらのオブジェが町内に点在しています。最も代表的なのは国道42号を北から太地くじら公園方面へ入ったところにある親子鯨のモニュメント。平成3年にふるさと創生事業の一環として設置されたそう。
実物大とされるザトウクジラの親子は、当初は道路にかかったアーチの上に設置されていたのですが、迫りくるといわれる東南海沖地震などに備えて現在の場所へ移されたという経緯があります。
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地図を見るくじら浜公園の入口に位置しているのはクジラのしっぽ(尾びれ)のモニュメント。二匹のクジラが深い海に潜る前に尾びれを水面に高く上げる躍動感のある像です。しっぽだけというのはなんとももったいないのですが、これも太地町らしいフォトスポットです。
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地図を見る熊野灘が一望できる太地町の南東部に位置する梶取崎にある園地には大きなくじらのオブジェがあるくじらの供養碑があります。「鯨魂の永く鎮まりますよう」という願いを込めたくじら供養碑は日本でも珍しいもの。ここでは毎年「くじら供養祭」も行われます。
太地町は日本の捕鯨発祥の地。海の男たちにとっては鯨を捕るということは大きな喜びでもあり、生活のためとはいえ鯨の命を奪ってしまう悲しみでもあったのです。そんな鯨への感謝が込められた供養碑といえます。
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地図を見る太地町ならではのレア系なスポットもご紹介していきます。太地町漁港と、くじらの博物館周辺で見られるのが、太地町のご当地マンホール。黒潮の荒波にもまれている鯨の姿が刻まれています。
日本で鯨のマンホールはここ太地町と同じく捕鯨で有名な山口県長門市が知られているくらいで、かなりレアです。
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地図を見る太地町の中で一番海に突き出た部分にある燈明崎。ここには古式捕鯨の狼煙場跡、復元された山見台、燈明灯台があります。燈明灯台はいわば江戸時代の灯台で、鯨の油で火を灯していたものなのです。明治5年に廃止されるまで、一晩に3〜4合もの鯨油を使い、夜の海の目印として活躍していたそうです。
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地図を見る太地漁港の近くにある小さな神社「恵比寿神社」は捕鯨の守り神でもあるゑびす神を祀っています。この神社の鳥居はなんと鯨の骨!マッコウクジラのアゴ骨なのだそうです。ちなみに江戸時代にはクジラのアバラ骨を使った、現在よりも3倍ほど巨大な鳥居だったそうです。とにかく全国的にも鯨の骨の鳥居はなかなかお目にかかれません。ぜひ、訪れてみましょう。
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地図を見る太地町に来たらぜひ立ち寄ってみて欲しいのは、太地漁港の前にある「漁協スーパー」です!もちろん、店内は普通のスーパーマーケットなのですが、実はその一角に太地町ならではともいうべきクジラ肉が並ぶコーナーがあるのです!当然、普通のスーパーではお目にかかれない品々ばかりが揃っているのです。
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地図を見る地元の人が普段食べている鯨のおそうざいなど、いろんな種類の鯨系商品の数々!「真ゴンドウのテッパ」「ゴンドウ鯨のオバキ」など、名前だけで何やらそそられてしまうモノも!
ちなみにテッパとは手羽(胸びれ)を湯通ししたもの。柔らかい食感で、脂も程よくのっている珍味。オバキは尾羽(尾びれ)を薄くスライスしてボイルしたもので、ゼラチン質のプルプル食感を味わえる珍味です。こんな珍しいものが普通に店頭に並んでいるのは鯨の町、太地町ならでは!ちょっとしたお土産にどうでしょうか?
太地町には日本初のプロ野球個人記念館があることで知られています。いったい誰の記念館かというと、日本プロ野球史上唯一、三度の三冠王に輝いた天才打者・落合博満です!
実は落合がトレーニングで初めて太地町を訪れた際、ここに惚れ込みシーズンオフのたびに静養に訪れるようになったのだとか。そして所有していた別荘を改築してできたのが「落合博満野球記念館」なのです。
建物は落合の背番号6にちなんだ六角形というちょっと変わった形。1Fはギャラリーで、500以上のトロフィーなど落合の輝かしい記録がズラリ!また、2階の喫茶店「ベースボールヒーロー」からは熊野灘が一望できます。
なお「落合博満野球記念館」の入口に「落合博満滞在中」の表示が出ていれば、中で落合本人に会うことが出来ます。普通に雑談に応じてくれたり、サインや記念撮影などのチャンスも・・・!この看板が出ていれば、ぜひ入ってみてください!鯨の町で会う”竜”というのもまたオツなところです(笑)。
かつては町民の大半が捕鯨関連の仕事をしていたという和歌山県太地町。しかし世界的な捕鯨問題により、現在は鯨を中心とした観光に力を入れているのです。黒潮の海に面した太地町で他ではなかなか味わえない”クジラづくしの旅”をしてみてはいかがでしょうか?
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(2024/4/19更新)
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