「ふかせ菓子店」は、伊豆の国市大仁にある創業昭和7年の老舗菓子店です。普段は、イチゴショートケーキやマドレーヌなどの和洋菓子を販売する菓子店ですが、夏限定で、かき氷を売る「喫茶スペース」が菓子店の隣に設けられます。
一見、普通の民家のようにも見えるこちらの建物が、喫茶スペースの入口です。路地に入ったあまり目立たない場所にありますが、この店のかき氷を求めて行列ができるほどの人気ぶり。「このかき氷を食べなきゃ、夏が始まらないっ!」などと豪語する人や、帰省した時は必ず訪れる人など、お店の熱烈なファンが沢山いて、常に客足が絶えません。
ここのお店で驚いてしまうのが、メニューの多さ。店内の壁に、ずら〜りと貼られているこちらの紙はメニューのリストアップ表で、トッピングとの組み合わせで約200種類のかき氷が楽しめてしまうお店なのです。
まるで、電車の料金表のようで、初めて見る方は、きっと戸惑ってしまうことでしょう。ですが、見方は至って簡単。まず最初に好みの味を選び、その下の欄からトッピングなどを選ぶだけなのです。縦と横がクロスした所が、かき氷のお値段。トッピングなしの場合は、200円から食べられるのも人気の秘密です。
イチゴ・メロン・宇治金時などの定番の味から、プリン・キャラメル・梅じそ・コーラなど、大人から子供まで楽しめる味が揃っていて、ご家族皆さんで楽しめます。超酸っぱいライム味など柑橘系の変わった味や、伊豆の国市産のイチゴを使った「伊豆の国苺かき氷」など、今年限定メニューもあるのでお見逃しなく!
注文して現れるのが、こちらのてんこ盛りのかき氷。思わず、わぁ〜と声がこぼれてしまうほど、ボリューム満点! 数百円でこれだけのかき氷を食べられるなんて、とってもお得です。ボリュームに付け加え、かき氷に使うシロップの甘露や餡は、お店で手作りされているので、どこよりも美味しいかき氷にありつけるのも人気の理由。
こちらのかき氷は、左側から、もっともすっぱいレモン味とプリン味。レモン味を食べてみると、口溶けの良いふわっふわっのかき氷に、見事にレモンの酸っぱさが再現されたシロップがかけられ、そのままレモンを食べているような感覚。酸っぱさの中にレモンの皮の渋みのような奥深い味も表現され、菓子店だから成し得るような味です。
名前に「もっともすっぱい」と付けられているだけあって、酸っぱさのあまり言葉にならないほど。一度食べれば、きっと忘れられない思い出深いかき氷になること間違いなし!なので、興味のある方は、是非試してみては如何でしょうか?
かき氷の営業期間は、例年7月上旬〜9月上旬まで。因みに、2016年の営業は、9月15日までやっています。お店では、かき氷を安い値段で提供する分、自分のオーダーするかき氷の注文書は自分で作成するのが鉄則!のセルフスタイルとなっています。
ここを訪れたら、どれにするか迷うのも楽しみの一つ。とにかく種類が豊富なので、お気に入りのかき氷がきっと見つかるはず! 店内で、ガリッガリッと氷を削る音を聞くだけでも涼を感じられるスポットで、遠回りしてでも是非立ち寄りたいところです。伊豆の国市を訪れた際は、「ふかせ菓子店」で冷た〜いかき氷を食べて、夏を乗り越えましょう!
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