話題沸騰中!伊東市のリアルゆるキャラ「どんどろ人形」に逢いに行こう!!

話題沸騰中!伊東市のリアルゆるキャラ「どんどろ人形」に逢いに行こう!!

更新日:2016/07/27 17:53

全国各地のゆるキャラが一堂に集まり、年に一度「ゆるキャラグランプリ」が開催されるなど、空前のゆるキャラブーム。ブームに乗るかのように伊東市では「どんどろ人形」が再ブレイク中! かつて、伊東温泉の土産として一世を風靡した人形で、今だけ限定復刻されるなど、人気を集めています。見た目はグロテスクだけど見れば見る程、見た人を虜にする可愛らしさ。魔除けに御利益あり!の「どんどろ人形」をご紹介します。

一度は姿を消した「どんどろ人形」が再び蘇る!貴重な展示室

一度は姿を消した「どんどろ人形」が再び蘇る!貴重な展示室
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ご紹介する「どんどろ人形」は、伊東市の松川沿いにある「東海館」で見ることができます。東海館は温泉宿として開業していましたが、平成13年に観光・文化施設として再オープン。温泉情緒を醸し出す素晴らしい建物で、美しい和風建築が見られる伊東市を代表する観光名所です。

館内にある、かつて客室だった一室を利用して「どんどろ人形」の常設展示が行われています。どんどろ人形は、昭和30年代〜平成初期まで土産として売られていましたが、人形の製作者がいなくなると共に人形も激減。一時期、廃絶状態になっていた絶滅寸前の人形だったのです。しかし、ゆるキャラブームに乗ってか再び注目を浴びるようになり、テレビや新聞などのメディアに度々紹介される人気ぶり。お次は、そんな話題の「どんどろ人形」をご覧に入れましょう!

キモ可愛さがたまらない!

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こちらが「どんどろ人形」です。傘を被った頭に、ギョロッと光る大きな目。耳まで裂けた大きな口からベロッと舌を出した、何とも不気味な人形ではありませんか? とってもインパクトのある怖い顔。この人形を見た小さいな子供は泣き出してしまうんじゃないかと思ってしまうほどですが、見ているうちに段々と愛嬌が感じられ、とっても可愛くなってしまう不思議な所が人気の秘密のようです。

どんどろ人形にまつわる話は諸説ありますが、その昔、将軍「徳川家康」から命を受け、日本で初めて洋式帆船を建造した「ウィリアム・アダムス」が、船大工が疫病になって造船の建設に影響を受けたため「航海の途中に南洋の土人からもらった魔除けのどんどろ人形を飾ったところ、病が治まった」との伝説に因んで作られたもの。大きな口や赤い舌が特徴的で「世の中の邪悪を食べ尽くす」「無抵抗。嘘を付かない」などの意味が込められています。

見比べも楽しめる!

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どんどろ人形は、製作者や制作年代によって顔つきが微妙に異なり、ここでは2、3種類の人形を見ることができます。高さ約25cmのもの、約10cm位のミニサイズものなど、大きさも様々です。

どんどろの「どん」とは「頭」などの意味。「どろ」は、忍術の「どろんどろん」から命名したそうです。また、「どん」が始りで「どろん」が終わりとも言われ、「生と死の間の災難から守ってくれる」との意味もある一度は目にしておきたい縁起の良い人形なので、絶対に外せないスポットです。

東海館の売店コーナーでは、特別に復刻された「どんどろ人形」が限定販売されているので、興味のある人や土産に買われたい方は、忘れずにチェックしてみて下さいね!

おわりに

ご紹介した「どんどろ人形」が展示されている「東海館」は、高級木材を使用して、当時の職人たちが腕を振るった自慢の建築物。館内の随所に、職人たちが施した、幾何学模様などの素晴らしいデザインの欄間などもあるので、こちらも見逃さずにご覧下さい。

東海館は有料施設なので、見学の際は入場料が必要となります。「どんどろ人形」は、ゆるキャラブームに乗って、益々ブレイクするであろう期待された存在! きっと、どんどろブーム到来間違いなし!なので、伊東を訪れた際は、是非見学されてみては如何でしょうか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/22 訪問

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