写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るJR鶴舞駅から鶴舞公園に向かうと、まず最初に目に飛び込んでくるのが大理石の円柱が高くそびえる石組の噴水塔です。和洋折衷式のレトロな趣で、それもそのはず、建築されたのは1910年のこと。実に100年以上も昔の建造物なのです。高さのある噴水なので近づくと小雨のような水滴がパラパラと身体に降りかかり、夏場の暑い時間帯は爽快です。また、春先にはバラやツツジが咲きますので、写真を撮るなら花を入れたアングルがおすすめです。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこの噴水塔と東側にある奏楽堂の設計は名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)教授の鈴木禎次氏。これらの建築物を含む公園の歴史的価値が評価され、2009年からは公園内のほぼ全域が国の登録記念物(名勝地関係)に指定されています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園の東半分にはたくさんの池があり、水辺を楽しみながら散策することができます。桜の季節なら桜が植えられている竜ヶ池の周り、5〜6月ごろなら菖蒲池からあじさいの散歩道に抜けるルート、夏なら蓮が咲き誇る胡蝶ヶ池へ向かうルート、晩秋の紅葉の季節ならモミジが美しい秋の池がおすすめです。
こちらの写真は、奏楽堂を臨む胡蝶ヶ池です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るこちらは、まるで大きな盆栽を眺めているような気分になる中ノ島。奥に見える建物は春日亭です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園は、四季折々の美しい花々を楽しめることでも知られています。
春には桜、バラ、ツツジ。梅雨どきにはあじさい。夏には酔芙蓉(スイフヨウ)や蓮。秋には紅葉とバラ。冬には皇帝ダリアやツバキ、サザンカと、年間を通して飽きることがありません。園内には「スイフヨウ園」「菖蒲池」と名前がつくほどの規模で咲き誇る花も多いので、その見応えは推して知るべしですね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るバラ園のバラは色も形もさまざまです。「これもバラ!?」と思うようなバラもたくさんありますよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園は、名古屋屈指のお花見スポットです。お花見シーズンは夜桜見物に訪れる人が多いので、夜も賑わいます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園のなかには鶴々亭や百華庵といった歴史ある茶室があります。お茶会などが開かれる際に使われる有料施設なので休憩に利用することはできませんが、風情のある建物です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る散策に疲れたときに便利なのは、緑化センターの西側にある「ヌンク ヌスク 鶴舞公園」という古民家カフェ。公園のなかに売店ではなくカフェがあるというのは珍しいパターンですね。ゆっくりランチやティータイムを楽しめる場所です。テイクアウトもできますので、時間がなくても気軽に利用できますよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園は、緑豊かな大きな公園です。歴史的建造物や花を眺めるのはもちろん楽しいですが、公園内をのんびりと散策するだけでもリフレッシュになりますよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る鶴舞公園の南東には、八幡山古墳という円墳が隣接しています。大正8(1919)年には鶴舞公園に編入されているので、道路を挟んでいますが現在では公園の一部。5世紀中ごろに作られたとされ、直径約82メートル、高さ約10メートルという大きさは愛知県下で最大、東海地方でも最大級です。国の史跡にも登録されていますので、鶴舞公園に行くならぜひ立ち寄ってみてください。古墳を囲むように堀に沿って桜が植えられているので、お花見シーズンは隠れた穴場としても人気です。
JR中央本線・地下鉄鶴舞線の鶴舞駅からすぐの場所にある鶴舞公園。駅名は「つるまい」ですが、実は公園の名前は「つるまこうえん」です。もともとは水を湛える場所を意味するツルマ(水流間)という地名だったところに、字面の美しい「鶴舞」を当て字に使ったことで混乱が生じ始めたという説が有力ですが、ややこしいですね。
なお、名古屋駅からのアクセスであれば乗り換えのないJR利用が便利ですが(乗車時間は約7分)、名古屋駅から歩いても4〜5kmで1時間弱の距離。名古屋の人気スポットである大須観音を通るルート、世界最大のプラネタリウムがある名古屋市科学館を通るルート、いずれも魅力的なのでゆっくり歩いてみるのもおすすめです。
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(2024/4/20更新)
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