心も身体もデトックス!八が岳山麓の秘湯「唐沢鉱泉」

心も身体もデトックス!八が岳山麓の秘湯「唐沢鉱泉」

更新日:2016/07/26 11:37

きんぎょ 美歩のプロフィール写真 きんぎょ 美歩 温泉と歴史旅 Walker
長野県茅野市の唐沢鉱泉は、北八が岳・天狗岳の登山口に建っています。鉱泉は八ヶ岳山麓の秘湯「信玄の隠し湯」ともいわれ、お湯は日本でも珍しい二酸化炭素冷鉱泉です。もちろんお風呂は発砲湯!宿の近くにある源泉では、豊富なお湯が苔むした中に湧き出ています。自然に囲まれたお宿で、心も身体もデトックス感を満喫してはいかがでしょう。

未舗装道路の先にある 秘湯の一軒宿

未舗装道路の先にある 秘湯の一軒宿

写真:きんぎょ 美歩

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唐沢鉱泉のある場所は八が岳の山麓、蓼科高原の別荘地から車で10分ほどの、奥蓼科エリアにあります。別荘地を外れ「この道であってるのかな…」など、ちょっと気になるような未舗装の砂利道を6Kmほど走ると、まさに秘湯の「唐沢鉱泉」があります。

唐沢鉱泉の標高は1,870m。北八ヶ岳の西天狗岳登山口に位置する高原の一軒宿で、「日本の秘湯を守る会」のお宿です。日本の秘湯というと、つい古民家風の建物を想像しがちですが、ロッジ風の外観はとってもおしゃれ。お風呂は、宿泊客はもちろんですが、天狗岳の登山者でも誰でも、立ち寄りで利用できます。

源泉を見に行こう!サプライズに出会えるかも?!

源泉を見に行こう!サプライズに出会えるかも?!

写真:きんぎょ 美歩

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唐沢鉱泉から渓流沿いに50mほど行くと、鉱泉の源泉の湧き出している場所があります。周囲は苔むしていて、ちょっとブルーがかった水中をよく見ると、ところどころに、ブクブクとお湯が噴き出しているのを確認できます。豊富な湯量の源泉の周辺は、深い緑とのコントラストがとても幻想的で、美しい雰囲気です。

宿のお話では、源泉が乳白色に変わることがあるそうです。普段は透明の湯船も、その時は乳白色になるとか。年に一度だけ6月頃ということですから、その頃を狙って行くのもいいですね。サプライズに出会えるかも!

気泡に包まれて浸かる発砲湯

気泡に包まれて浸かる発砲湯

写真:きんぎょ 美歩

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浴室には岩や草花に囲まれた木の浴槽がふたつあります。お湯は無色透明でちょっと青みがかっています加温された熱い湯と、加温が無いぬるめの湯船があり、ふたつの間にある小さな湯壺が源泉の冷鉱泉です。
特にオススメは、ぬるめの発砲湯。泡が身体中にまとわりつくような驚くほどの気泡に、デトックス効果の期待が膨らみますよ!

浴室に露天風呂はありませんが、大きな窓があり、開放感たっぷりです。他にも浴室にはうたせ湯やサウナもあります。もちろんお湯は飲用もできます。

木のテラスで夕涼み 美味しいお料理にも大満足

木のテラスで夕涼み 美味しいお料理にも大満足

写真:きんぎょ 美歩

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おしゃれなロッジ風の唐沢鉱泉の館内には、色とりどりの花々や自家製のドライフラワーが壁や天井にも飾られ、女将さんのおもてなしを感じることができます。また渓流に面した部屋には、長く繋がる木のテラスがあり、外の景色を眺めながらの夕涼みができます。
まさにリゾート気分で心のデトックスを満喫!ちなみに、寒い季節はお部屋にコタツも用意されていますよ。

夕飯は山菜料理を中心に、岩魚などの美味しいお料理が並び、宿の素朴な温かい接客に心が和みます。また、夕方も朝もセルフで楽しむことができる数種類のコーヒーが食堂に用意されています。これも嬉しい心遣いですね。

夏場の冷鉱泉 ヒヤッと感がたまらない!

唐沢鉱泉は源泉の温度が低いため、暑い夏場は、ちょっと冷やっとする源泉がお気に入りのリピーターも多いとか。ちなみに、毎年1月末から4月上旬あたりの寒い季節は、唐沢鉱泉は休館です。冬場は確認してからお出かけくださいね。

唐沢鉱泉周辺には、なめ滝やヒカリ苔の群生地等もありますので、お宿のイラストのマップを参考に訪れてみてはいかがでしょう。また、唐沢鉱泉のある蓼科高原一帯は、古くからリゾート地として有名な場所です。自然の中で自分だけの高原リゾートを、ぜひ満喫してください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/23−2015/09/24 訪問

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