雲海に温泉、大雪渓まで!大自然が満喫できる白馬周遊登山

雲海に温泉、大雪渓まで!大自然が満喫できる白馬周遊登山

更新日:2016/08/06 18:10

Saito Junsoのプロフィール写真 Saito Junso 旅ブロガー、トレッカー
長野県白馬村にある白馬三山はご存知でしょうか。白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の標高3,000m級の山々の総称で、日本最大級の雪渓があることで有名な山です。宿泊施設も充実しており山小屋やテント泊も楽しめます。
白馬三山にはこの他にも高山植物、晴れた日の雲海、そして夏季にしか営業しない秘湯など山の楽しみが凝縮された魅力ある山です。今回はマイカー利用で訪れやすい白馬三山とその魅力をご紹介します。

日本最大級の大雪渓に挑む!

日本最大級の大雪渓に挑む!

写真:Saito Junso

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長野県北西部にある白馬村。そこから眺めることができる雄大な山が北アルプスの白馬岳です。飛騨山脈北部に位置する白馬岳は標高2,932mの山で、杓子岳、白馬鑓ヶ岳とともに「白馬三山」と呼ばれています。

また白馬三山は、アルプスの中でも大雪渓を登れる山として大変人気となっています。この雪渓は「白馬大雪渓」と呼ばれ全長3.5km,高低差600mもあり、日本最大級の大きさを誇ります。

雪渓を登るには軽アイゼンが必要で麓の山小屋で販売されていますが、簡易的なものですので事前に登山靴に合ったものを用意することをお勧めします。

宿泊は山小屋でもテントでもOK!

宿泊は山小屋でもテントでもOK!

写真:Saito Junso

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白馬岳にはその山頂直下に「白馬山荘」があります。こちらも大雪渓同様日本最大級の大きな山小屋です。大きさもさることながら、山の上とは思えないほどの豪華な食事も人気の秘密です。

節約派にはテント泊がお勧めです。テントやシュラフ等を担いで登らなければなりませんが、大自然の中を薄い生地だけで過ごす夜はテント泊ならではの醍醐味です。カラフルなたくさんのテントが花のように咲く光景もテント泊の楽しみです。大雪渓を登り終えるともう体力はほとんどないと思いますので、ゆっくり体を休めましょう。

またシーズン初めには多くの高山植物が咲き乱れます。この高山植物を目当てに来る登山者も多くいます。

朝から感動!白馬の大雲海

朝から感動!白馬の大雲海

写真:Saito Junso

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山登りをする方なら見る機会の多い雲海ですが、ここ白馬三山でも美しい雲海が眺められます。山の朝は早いと思いますが、美しい日の出を見るために必ず早起きをして雲海を見ましょう。朝晩の温度差が大きくよく晴れた朝には、高確率で雲海が広がりますので天気予報のチェックはしておきたいです。

まさに海のように広がる雲、刻々と変わる雲の表情、そしてそのスケールの大きさにきっと驚嘆の声を上げるでしょう。山の楽しみのひとつですね。

アルプスの大自然に圧倒される!

アルプスの大自然に圧倒される!

写真:Saito Junso

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大雪渓や雲海の大自然も魅力的ですが、アルプスの山の持つ美しい姿もまたまた大きな山の魅力です。標高3,000mクラスの山々が並ぶ姿はアルプスならではの光景。初夏は残雪と新緑のコントラストが美しく、晩夏には紅葉した茶色や赤の木々が山を染めます。登山中聞こえてくるのは自分の歩く音と息の音。美味しい空気をたくさん吸って自然の中を歩く。自然を身体で感じることができる瞬間ではないでしょうか。

天候が良ければ他のアルプスや富士山も眺められます。雨だとせっかくの景色も見えないので、やはり天気予報をしっかりと確認して訪れたいですね。

アルプスの秘温「白馬鑓温泉」

アルプスの秘温「白馬鑓温泉」

写真:Saito Junso

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白馬三山のひとつ、白馬鑓ヶ岳の中腹に「白馬鑓温泉」があります。標高2,100mにあるこの温泉は「日本一の天然湧出量」を誇る天然温泉です。白馬鑓温泉小屋に併設するように造られているこの温泉は、小屋の営業期間である夏季のみ利用することができます。小屋自体も冬季の間は雪崩による損壊を防ぐためにすべて解体されます。つまり夏だけしか入れない秘湯なのです。

温泉は景観抜群で解放感たっぷりの混浴露天風呂と、壁で囲った女性専用風呂があります。夜間は露天風呂も時間によっては女性専用となりますので、女性でも楽しめる様に配慮されています。

そしてお勧めは早朝の露天風呂。嬉しいこと温泉に入りながら日の出が眺められるよう造られています。登山の疲れが吹き飛ぶ最高のひと時ですね。もちろん山小屋では冷えたビールも売っていますよ。

山の魅力が目いっぱい詰まった白馬登山

北アルプス白馬三山。その登山では雪渓に小屋やテントの宿泊、雲海に秘湯と山の楽しみが凝縮された魅力ある山です。シーズン初めの7月下旬から8月上旬頃までは高山植物も楽しめますし、まさに色々な人に愛されている山と言えるです。白馬三山は周遊コースを組めるので、マイカーが利用しやすいのも嬉しいですね。

今回は北アルプスの白馬三山を中心にご紹介しました。白馬三山は自然溢れる素晴らしい山です。行かれる際は登山の準備、そして山のマナーをしっかりと守って、北アルプスの中でもイチ押しの魅力満載の登山を楽しみましょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/07/17−2010/07/19 訪問

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