レマン湖の宝石!スイス随一の名城シヨン城を訪ねて

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レマン湖の宝石!スイス随一の名城シヨン城を訪ねて

レマン湖の宝石!スイス随一の名城シヨン城を訪ねて

更新日:2016/07/29 17:02

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト

スイス・レマン湖のほとり、モントルーの街を臨む対岸に建つシヨン城。このお城は、湖に浮かんだように見えるその幻想的な姿や、詩人バイロンにうたわれた牢獄、中世の生活様式が見られる数々の部屋など、随所に見どころがたくさん!また、日本語はじめ多言語パンフレット・オーディオガイドなどの設備が完備で、訪れる人に嬉しいサービスが満載の一大観光施設です。
スイス随一の名城と呼ばれるシヨン城をご紹介します!

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城塞、武器庫、そして牢獄…数奇な運命を辿ったシヨン城

城塞、武器庫、そして牢獄…数奇な運命を辿ったシヨン城

写真:橘 凛

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シヨン城は、古くは古代ローマ時代からその足跡を残す歴史を持つ古城です。湖に突き出した岩盤の上に建てられているため、まるで水の上に浮かんでいるようにも見え、レマン湖の建物の宝石と呼ばれています。

シヨン城は、長い歴史のなかで領主が度々変わり、その都度、用途の変更を余儀なくされてきました。砦が造られた当初のサヴォワ家の領地であった頃は、湖に突き出した形状は戦争において有利で、城塞、そして領主の夏の離宮として利用されました。

その後、城を占領したベルン軍は、シヨン城を要塞・武器庫・牢獄として利用しました。18世紀末に、スイス連邦ヴォー州の所有となり、現代ではスイスでも随一の観光地として多くの人に知られる名所となりました。

詩人バイロンにうたわれた牢獄

詩人バイロンにうたわれた牢獄

写真:橘 凛

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シヨン城を世界的に有名にたらしめたのが、ここ「ボニヴァールの牢獄」(写真参照)。イギリスの詩人バイロンが「シヨンの囚人」という抒情詩において、実在した政治囚ボニヴァールをイメージに描き、実際にボニヴァールが6年間も繋がれていたという、いわくつきの地下牢です。

地下牢は、縛っていた手錠と柱が無残に残されており、むき出しの岩肌が寒々しく、小さな窓の下には湖の冷たい波が打ち寄せます。この厳しい環境下で、スイスの長い冬を何度も耐え抜くつらさは…相当なものであったと案じられます。

日本語パンフレットも完備!探検気分でめぐるシヨン城

日本語パンフレットも完備!探検気分でめぐるシヨン城

写真:橘 凛

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シヨン城において特筆すべきは、非常に工夫された観光地だということです。パンフレットやオーディオガイド、公式ウェブサイトは多言語対応で、もちろん日本語版もあり、じっくりとシヨン城について学ぶことができます。

シヨン城は、鑑賞スポットごとにナンバーが振り分けられており、それに沿って周遊していくという仕組みになっています。ぱっと見のこじんまりとした外観とは裏腹に、城内部には44か所に及ぶ鑑賞スポットがあり、すべてにオーディオガイドの解説が付けられています。オーディオガイドを利用する際は、ある程度時間の余裕を見た方が良いでしょう。

城内は、保存状態の良い、歴代領主の食堂・寝室をはじめ、様々な調度品・武器や鎧など展示されていて、私達が想像する中世ヨーロッパの世界を見事に遺しています。お城の修復工事は、19世紀末から100年以上かけて現在も続けられているということです。
売店には、シヨン城のオリジナルラベルの地元ワインがありますので、お土産にいかがでしょうか?

モントルーからシヨン城へのアクセス

モントルーからシヨン城へのアクセス

写真:橘 凛

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三日月型のレマン湖において最も有名な街は西端のジュネーブですが、その反対側である東端にある街がモントルーです。写真は、シヨン城から見たモントルー市街の遠景です。
シヨン城はモントルーの町はずれにあり、湖岸の美しい花々が咲く遊歩道を歩いて辿り着くことができます。約30分の散歩の道中は、モントルー側の湖岸からもシヨン城を眺められ、ロマンチックな雰囲気です。

公共交通機関を使う場合は、バスがおすすめ。201系統のバスに乗り、バス停はシヨン城の目の前にあります。その他、鉄道や遊覧船でもアクセス可能です。
このあたりはレマン湖でも最も気候の良い土地と評判で、毎年夏にはモントルーでジャズフェスティバルが開催されています。

レマン湖の宝石・シヨン城をたずねて

シヨン城の魅力が伝わりましたか?
シヨン城では、プライベートのパーティ、仕事のセミナーや子供のお誕生日会の開催など、各種イベント予約を随時受付しています。

かつて城塞・夏の離宮・火薬庫・牢獄…と数奇の運命を辿ったお城が、現在は多くの人に愛され、利用されているという事実は、とても感慨深いものですね。
スイス旅行の際に、シヨン城への訪問はいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/25 訪問

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