朝からラーメン?!しかも2杯セット!藤枝「朝ラー」のすすめ

朝からラーメン?!しかも2杯セット!藤枝「朝ラー」のすすめ

更新日:2014/06/05 17:38

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
茶処として有名な静岡県藤枝市は、朝からラーメンを食べる「朝ラー」文化のある町。元々は茶業に携わる方々が、朝の取引後の朝食にラーメンを食べたのが始まりです。
朝から食べてももたれないあっさりした魚介系スープが中心であること、また温かいものと冷たいもの2種セットがあることなどが特徴で、志太地区に多いことから「志太系ラーメン」とも言われています。現在では藤枝近辺で20店舗ほど営業していますよ。

志太系ラーメン「藤枝朝ラーメン(温)」を食べてみよう

志太系ラーメン「藤枝朝ラーメン(温)」を食べてみよう

写真:しの

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藤枝朝ラーメン1杯目はやはり定番「温かいラーメン」ではないでしょうか?
朝からラーメンにふさわしく魚介系のさっぱりスープが主流です。

ラーメン激戦区にある「虎徹」は何と言っても営業時間が長く、曜日によっては24時間営業しているという、時間の限られた観光客には嬉しいお店。

こちらでの朝ラーメン(温)は昆布・鰹の利いた和風味です。なるほどこれだと朝からいけます。
スープの色が濃い目なのですが、和風スープのせいか、くどくは感じません。
味付けはしょっぱさと甘さがミックスしたもの。
トッピングはシンプルにしっかりした食感のチャーシュー、ネギ、シナチク、海苔です。
麺は、コシがあるというよりもっちり感を感じるもの。ストレート麺があっさりスープにマッチしています。

2杯目は「藤枝朝ラーメン(冷)」で決まり!

2杯目は「藤枝朝ラーメン(冷)」で決まり!

写真:しの

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そもそも2杯セットで注文する場合が多い藤枝朝ラーメン。お腹が減っていなくて1杯だけという方ももちろん大丈夫ですが、せっかく藤枝で「朝ラー」するならセットで温・冷を注文しましょう。

定番の温かいラーメンより特徴があるのが冷たいラーメン。
ガラスの器で涼しげに提供されるのも嬉しい一品です。

スープはやはり魚介系ですが、温ラーメンよりさらに和風味でそうめんつゆをラーメン用に少し濃くしたような味わいで珍しいタイプのラーメンです。
トッピングもチャーシュー、ネギ、海苔までは一般的ですが、紅生姜・ワサビをお好みで混ぜます。
このあたりがそうめんや冷やし中華などに少し近い印象です。
酸味はないですが、非常にさっぱりで夏にはとても嬉しいラーメンです。
麺は太めのストレート麺ですが、このさっぱりスープが意外にもからんで味は麺にちゃんと乗っています。

温と冷と是非セットで注文して食べ比べてみてくださいね。

■ご紹介したお店■
店名:虎徹
住所:静岡県藤枝市青木3-15-1 松浦第一ビル1F
電話番号:054-644-1781

ニューウェーブの朝ラーも続々登場

ニューウェーブの朝ラーも続々登場

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藤枝の朝ラーと言えば上記のようにあっさり魚介系のスープに温・冷のセット・・・なのですが、それだけではなく色んなタイプのラーメンも登場しています。

「らぁ麺屋まるみ 」ではフランス料理出身のオーナーが作る「海老塩らぁ麺」などを提供しています。
フランス料理では海老や魚を使ったダシを使う事があり、そのいい流れを汲んでいるスープであると言えます。新鮮で臭みのない甘海老が主体のスープはクセになること間違いなし。麺はちぢれ麺とストレート麺を好みで選ぶことができますよ。

スパイシーなものが好きな方にはカレーラーメンはいかが?

スパイシーなものが好きな方にはカレーラーメンはいかが?

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「らぁ麺屋まるみ 」は他にもカレーラーメンなどもあり、辛すぎないけどスパイシーな挽肉カレーがたっぷり載ったものもあるのでこれもオススメです。

尚、こちらのお店は元々フランス料理のお店だった為、外観もカフェかフレンチレストランといった感じのかわいらしいもの。女性も入りやすいのも魅力です。

■ご紹介したお店■
店名:らぁ麺屋まるみ
住所:静岡県藤枝市高洲53-17

最後に・・・

全国各地にご当地ラーメンは多いですが、食べ方や時間帯を限定しているご当地ラーメンは少ないのでは?
藤枝の地場産業に根付いた「朝ラー」という食文化は、朝からでも食べやすいようにと各店が工夫して人気を博しています。

新しい朝食のスタイル「藤枝朝ラーメン」を是非ご賞味下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/29 訪問

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